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介護福祉士国試対策:生活支援技術①

▼過去問はラスト2週(の予定)です😊 今回はまたまた文字バリ多めです。ところどころで休憩しながら、または何日かに分けてゆっくり取り組んでくださいませ👍👍
▼さて、今回は『生活支援技術』です。この科目の半分は、いわゆる介護技術のことです(残り半分は家政学です)。さっそく出題基準をみましょう。

▼項目が、お、多すぎる・・・しかし、要は介護技術です。介護技術は、以下の項目に分類するとよいと思います。

  ①観察・バイタル
  ②食事介助(口腔ケアを含む)
  ③入浴介助(清拭・部分浴を含む)
  ④排泄介助
  ⑤整容介助
  ⑥衣服着脱介助
  ⑦移動介助
  ⑧移乗介助
  ⑨体位変換
  ⑩褥瘡の予防
  ⑪廃用性症候群の予防
  ⑫安楽・睡眠の介助
  ⑬服薬介助
  ⑭受診介助
  ⑮ターミナルケア
  ⑯福祉用具の活用

▼これらの分類は、実践経験がおありの方はすで身体で覚えておられると思うんです。このページでも、上の分類にしたがって問題の出題パターンを整理してみます👍👍
▼例によって、問題の解答はわざと示していません。見ているだけでは身につかないからです。きびしいようですが、面倒くさくても、いちいち調べて理解、暗記するようにしましょう。



1.観察・バイタルチェックをめぐる問題の出題パターン


(1)観察の内容を問う問題:
例)
下痢は脱水の原因となるので下痢の有無に留意する。(介護技術17-85-3)
例)脱水の確認方法の一つとして、腋下の湿り具合の観察がある。(介護技術17-85-4)
例)脱水の状態として正しいものを1つ選びなさい。(発達と老化の理解27-73)
  1 徐脈
  2 血圧の上昇
  3 皮膚緊張の増加
  4 めまい
  5 体重の増加
例)低栄養状態の指標として適切でないものを1つ選びなさい。(生活支援技術24-53)
  1 食事摂取量
  2 体格指数(BMI)
  3 体重減少率
  4 血清アルブミン酸
  5 血圧値
👉これらの問題は『こころとからだのしくみ』『発達と老化の理解』などの科目でも出題される可能性があります。

(2)バイタルの内容と測定方法のあり方を問う問題:
例)
バイタルサインとは、呼吸・体温・排泄・食事量・睡眠の状態をいう。(介護概論16-75-D)
例)体温は日内変動があり、その差は1℃以内で夕方より早朝の方が高い。(介護技術8-80-C)
例)体温は、口腔温は腋窩温よりも高く、直腸温より低い。(介護技術8-80-B)
例)高齢者の体温は小児より高い。(こころとからだのしくみ33-98-1)
例)片麻痺者の体温測定は健側で行う。(介護技術18-81-A)
例)成人では、安静時の呼吸数は1分間に15~20である。(介護技術4-75-4)
例)呼吸数の測定時は、あらかじめ測定を予告して行う。(介護概論16-76-B)
例)通常、脈拍測定に用いる部位は、手首に近い橈骨動脈である。(介護技術5-77-5)
例)血圧は、測定時の姿勢には影響されない。(介護技術18-81-D)
👉比較的古い例題をあげていますが、現在も出題されています。
👉これらの問題は『こころとからだのしくみ』などの科目でも出題される可能性があります。

2.食事介助をめぐる問題の出題パターン


(1)食事の意義や効能を問う問題:
例)
食事を自分で選んで食べることは、自己決定として重要な行為である。(介護概論10-71-D)
例)利用者の食習慣や嗜好への配慮が、食欲低下改善につながることがある。(介護技術18-84-A)

(2)食事時の適切な姿勢を問う問題:
例)
椅子に座った食事では、顎を上げてもらう。(生活支援技術32-45-1)
例)片麻痺者が臥位で食事するときは、麻痺側を下にして頭を少し低くする。(介護技術14-90-A)
例)テーブル上の食事では、片麻痺者は患側の上肢を膝の上にのせる。(生活支援技術35-88-2)
例)車いすの人がテーブル上で食事するときは、足をフットサポートから下ろして床につける。(生活支援技術35-88-1)
例)逆流性食道炎予防のため、食後すぐに仰臥位をとるように勧める。(生活支援技術35-89-5)
例)椅子に座って食事する場合、テーブルは肘がつき腕が自由に動かせるものを用意する。(生活支援技術32-45-2)

(3)食事介助の留意点を問う問題:
例)
食事では、主菜を食べ終えてから主食を食べてもらう。(生活支援技術26-49-4)
例)片麻痺者では、一口ごとに飲み込みを確認する。(生活支援技術31-45-5)
例)片麻痺者には、口の麻痺側にスプーンを入れる。(介護技術20-84-C)

(4)誤嚥の予防法と誤嚥時の対応のあり方を問う問題:
例)
誤嚥とは、食物が食道に詰まってしまうことである。(介護技術14-90-B)
例)咀嚼や嚥下が困難な人には、一口量を減らすなど工夫して、喉の動きを確認する。(介護技術17-90-C)
例)高齢者は嚥下反射の低下により、誤嚥性肺炎を起こしやすい。(形態別介護技術19-101-D)
例)食事中にむせた場合は、しっかりと咳を続けてもらう。(生活支援技術35-87-5)
例)嚥下機能が低下した利用者が飲み込むときは、頭部を後ろに傾ける。(生活支援技術24-51-1)
例)片麻痺者には、頭部を後屈させて介護する。(生活支援技術27-50-1)
例)はじめにお茶や汁物で口の中を湿らせてもらう。(生活支援技術26-49-3)
例)嚥下障害の人の食事の温度は体温と同程度にする。(生活支援技術27-50-3)
例)嚥下機能の低下した人への果汁はゼリー状にする。(家政学概論23-54-5)
例)嚥下機能の低下した人のおやつとして、最も適切なものを1つ選びなさい。(生活支援技術28-48)
  1 ラスク
  2 もなか
  3 焼き芋
  4 カステラ
  5 ゼリー
例)嚥下障害がある利用者に提供する飲食物として,最も適切なものを1つ選びなさい。(生活支援技術30-45)
  1 レモンジュース
  2 だんご
  3 プリン
  4 牛乳
  5 紅茶
👉これらの問題は『こころとからだのしくみ』『発達と老化の理解』などの科目でも出題される可能性があります。

(5)脱水予防・水分摂取のあり方を問う問題:
例)
脱水予防の食品として、適切でないものを1つ選びなさい。(生活支援技術24-52)
  1 スポーツドリンク
  2 みそ汁
  3 ビール
  4 すいか
  5 ヨーグルト
例)成人は1日500~800mℓ程度の水分摂取が必要である。(介護技術7再-73-B)
👉これらの問題は『こころとからだのしくみ』『発達と老化の理解』などの科目でも出題される可能性があります。

(6)口腔ケアの留意点を問う問題:
例)
片麻痺がある場合、食物残渣は健側に残りやすいので、健側の口腔清潔に注意する。(介護技術17-90-D)
例)うがいができる場合,歯磨き前にうがいをする。(生活支援技術33-38-1)
例)歯ブラシの毛は硬いものを勧める。(生活支援技術34-38-1)
例)寝たきりの全介助者への口腔ケアの留意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。(生活支援技術24-47)
  1 洗口剤を使用して、歯垢を除去する
  2 舌の汚れを取り除く
  3 義歯をつけたまま行う
  4 硬い毛の歯ブラシを使う
  5 仰臥位で行う
例)義歯を磨くときは、歯磨き粉を使わない。(生活支援技術25-44-2)
例)総義歯は毎食後に洗う。(生活支援技術35-84-2)
例)義歯は熱湯で洗浄する。(生活支援技術25-44-3)
例)総義歯は上あごから外す。(生活支援技術25-44-4)
例)総義歯は乾燥させて保管する。(生活支援技術35-84-5)
例)経管栄養者の口腔ケアでは、スポンジブラシは水を大量に含ませて使う。(生活支援技術34-40-1)
例)経管栄養が終わってすぐの口腔ケアは避ける。(生活支援技術26-44-3)
例)経管栄養者の上顎部は、口腔の奥から手前に向かって清拭する。(生活支援技術34-40-2)
👉口腔ケアは頻出です。

3.入浴介助をめぐる問題の出題パターン

👉疾病のある人の入浴の可否などは『介護福祉士国試対策:障害の理解』でとりあげています。

(1)入浴の効能と負担を問う問題:
例)
全身浴が半身浴よりも循環機能に負担がかかる理由として、正しいものを1つ選びなさい。(介護技術23-88)
  1 発汗作用
  2 温熱作用
  3 精神鎮静作用
  4 静水圧作用
  5 浮力作用
例)入浴による静水圧の直接的な作用として、最も適切なものを1つ選びなさい。(こころとからだのしくみ27-103)
  1 毛細血管の拡張
  2 関節への負担の軽減
  3 下肢のむくみの軽減
  4 体重による負担の軽減
  5 老廃物の排泄の促進
例)入浴(中温浴,38~41℃)の効果に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。(こころとからだのしくみ33-103)
  1 脳が興奮する
  2 筋肉が収縮する
  3 血圧が上昇する
  4 腎臓の働きを促進する
  5 腸の動きを抑制する
👉これらの問題は『こころとからだのしくみ』などの科目でも出題される可能性があります。

(2)入浴前の観察のあり方を問う問題:
例)
入浴前の血圧が平常時より高くても、自覚症状がなければ入浴を勧める。(生活支援技術29-51-1)
例)空腹時の入浴は避ける。(生活支援技術24-54-1)
例)食後すぐの入浴は消化によくない。(介護技術20-89-D)

(3)適切な湯温とその確認方法を問う問題:
例)
高齢者の入浴では、湯の温度は39℃を目安にする。(介護技術11-76-D)
例)シャワーの湯温は、介護福祉職よりも先に利用者が確認する。(生活支援技術34-48-1)
👉湯温の確認方法は頻出です。

(4)適切な入浴時間を問う問題:
例)
利用者の好みや習慣に配慮し、長湯は避けて入浴時間は15分ほどを目安にする。(介護技術16-89-B)
例)新陳代謝を抑えるために長く湯につかる。(生活支援技術24-54-4)

(5)入浴時の適切な姿勢を問う問題:
例)
湯に入ると、浮力のため身体が軽くなり、体位が不安定になる。(介護技術20-89-B)
例)片麻痺の場合、麻痺側から浴槽に入る。(生活支援技術24-54-3)
例)左片麻痺者が浴槽内から一部介助で立ち上がるときは、右手で手すりをつかんで前傾姿勢をとり、臀部を浮かしてもらう。(生活支援技術34-49-3)
例)右片麻痺で一部歩行できる場合、浴室内で介護職は利用者の左側に付き、腕と腰を支えながら一緒に移動する。(生活支援技術26-51-1)
例)ストレッチャータイプの特殊浴槽で背部を洗うときは,側臥位にする。(生活支援技術36-93-2)

(6)入浴後の留意点を問う問題:
例)
入浴後の水分摂取は控える。(こころとからだのしくみ31-104-5)
例)入浴後は、休息をとった後に身体の水分を拭く。(生活支援技術24-54-5)

(7)手浴・足浴の留意点を問う問題:
例)
手浴・足浴の時間は長いほど良い。(生活支援技術26-52-5)
例)四肢麻痺者の手浴は、仰臥位で行う。(生活支援技術33-46-1)
例)四肢麻痺者の手浴は、手関節を支えながら洗う。(生活支援技術33-46-3)
例)足浴は、安眠への効果がある。(介護技術13-81-B)
例)ベッド上の足浴では、両足を一度に持ち上げてすすぐ。(生活支援技術31-47-5)
例)椅座位の足浴では、足底が足浴用容器の底面に付いていることを確認する。(生活支援技術36-92-3)

(8)入浴関連器具の適切な操作方法を問う問題:
例)
入浴の移乗台は、浴槽よりも高く設定する。(生活支援技術34-50-2)
例)入浴用介助ベルトは,利用者の腰部を真上に持ち上げて使う。(生活支援技術35-105-2)

(10)清拭の留意点を問う問題:
例)
両下肢は末梢から中枢に向かって拭く。(生活支援技術32-48-4)
例)目のまわりは目尻から目頭に向かって拭く。(生活支援技術32-48-1)
例)清拭に使うタオルに使う湯の温度は55℃前後がよい。(介護技術13-82-D)
例)おむつ交換時の陰部洗浄ではぬるま湯を使う。(生活支援技術27-53-3)
例)女性の陰部清拭は肛門から恥骨の方向に拭く。(生活支援技術24-56-3)
例)女性の陰部洗浄後は,蒸しタオルで水分を拭く。(生活支援技術35-95-5)

4.排泄介助をめぐる問題の出題パターン


(1)排泄時の適切な姿勢を問う問題:
例)
便座に座って足底を床につけた前傾姿勢は,腹圧を高めるのに有効である。(生活支援技術30-49-5)
例)排便時は、外肛門括約筋を意識的に弛緩させる。(こころとからだのしくみ31-105-5)

(2)便秘とその対処方法の内容を問う問題:
例)
便秘の高齢者には、散歩をするように勧める。(生活支援技術34-51-3)
例)胃・結腸反射を利用した生理的排便の促しとして、起床後に冷水を飲んでもらう。(生活支援技術35-93-2)
例)市販ディスポーザブルグリセリン浣腸器の浣腸液は39~40℃に温める。(生活支援技術36-96-1)
例)腹部マッサージは,下行結腸,横行結腸,上行結腸の順に行うことが有効である。(生活支援技術30-49-4)
👉便秘については『こころとからだのしくみ』や『発達と老化の理解』でも出題される可能性があります。

(3)失禁への対応のあり方を問う問題:
例)
便失禁改善のため、便意がはっきりしない人には朝食後に時間を決めてトイレへ誘導する。(生活支援技術35-94-3)
例)機能性尿失禁の場合、骨盤底筋群を鍛える体操が効果的である。(生活支援技術27-54-1)
例)機能性尿失禁の場合は早めのトイレ誘導を行う。(生活支援技術27-54-5)
例)高齢者は一般的に夜間頻尿の傾向があるので、夕食時の飲水を制限する。(介護技術15-88-D)
👉尿失禁の種類については『介護福祉士国試対策:こころとからだのしくみ』でとりあげています。

(4)おむつの使用方法の留意点を問う問題:
例)
尿失禁が繰り返される場合は、おむつの使用を原則とする。(介護技術14-87-A)
例)右片麻痺者のおむつ交換時は、右側臥位にする時間をできるだけ減らす。(介護技術15-88-A)
例)腹部とおむつとの間には、指2本程度の余裕を作る。(生活支援技術25-53-4)
例)おむつ交換時に、紙おむつの腹部のテープは、上のテープと下のテープを平行に止める。(生活支援技術27-53-4)
例)交換したおむつは、汚れを内側に丸めて片付ける。(生活支援技術24-56-4)

(5)排泄用具の適切な使用方法を問う問題:
例)
立位に一部介助が必要な車いす利用者の便座の高さは、利用者の膝よりも低くなるように調整する。(生活支援技術33-50-1)
例)ポータブルトイレの中の排泄物は、一日分をまとめて片づける。(生活支援技術28-55-5)
例)ポータブルトイレは小型で軽いものを選ぶ。(介護技術21-83-5)
例)男性がベッド上で差し込み便器を使用する場合、尿器を同時に準備する。(生活支援技術24-55-4)
例)差し込み便器に排便をする場合、利用者の身体状況に合わせてベッドの頭側を上げる。(介護技術21-83-3)
例)ベッド上で差し込み便器を使用する場合は、仙骨部を便器のふちに当てて固定する。(生活支援技術24-55-3)
例)ベッド上で差し込み便器を使用する場合は、便器の中にトイレットペーパーを敷く。(生活支援技術24-55-2)

5.整容をめぐる問題の出題パターン


(1)整髪の留意点を問う問題:
例)
整髪しやすいように頭髪は短くする。(生活支援技術24-46-3)
例)高齢者には、整髪料の使用は避ける。(生活支援技術28-44-1)

(2)洗髪の留意点を問う問題:
例)
寝たきり高齢者にケリーパッドを用いてベッド上で後頭部を洗う時は、頭部を前屈させる。(生活支援技術31-48-3)
例)ベッド上で洗髪するときは,頭頂部から生え際に向かって洗う。(生活支援技術35-90-3)
例)洗髪では、爪を立ててマッサージしながら洗う。(生活支援技術25-48-3)
例)洗髪では、すすぎ湯を流す前にシャンプーの泡を取り除く。(生活支援技術25-48-4)
例)ドライヤーの温風は,頭皮に直接当てる。(生活支援技術35-90-5)

(3)爪切りの留意点を問う問題:
例)
高齢者の爪は,入浴の前に切る。(生活支援技術36-86-1)
例)爪は少しずつ切る。(生活支援技術28-44-3)
例)爪の先端の白い部分を1㎜ぐらい残して切る。(生活支援技術29-39-4)
例)爪白癬の予防には、足指を石けんでよく洗い、水分を拭き取り、よく乾燥させる。(介護技術20-91-5)

(4)耳掃除の留意点を問う問題:
例)
耳掃除は中耳まで行う。(生活支援技術24-46-4)
例)耳垢が固い時はピンセットで除去する。(生活支援技術28-44-4)
例)乾燥した耳垢は綿棒で湿らせてから取る。(生活支援技術25-51-2)

(5)ひげそりの留意点を問う問題:
例)
ひげは乾燥させてから剃る。(生活支援技術24-46-5)
例)電気かみそりは、皮膚に対して直角に当てる。(生活支援技術27-44-3)

6.衣服着脱の介助をめぐる問題の出題パターン


(1)衣服着脱の意義を問う問題:
例)
高齢者の衣服は、生活リズムを保つために昼と夜で衣服を変えるように勧める。(生活支援技術28-45-3)

(2)片麻痺者の衣服着脱の留意点を問う問題:
例)
臥床状態の左片麻痺者が前開きの上着をベッド上で交換するときの記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。(生活支援技術35-86)
  1 介護福祉職は利用者の左側に立つ
  2 新しい上着は利用者の右側に置く
  3 脱ぐときは,着ている上着の左上肢の肩口を広げておく
  4 左側の袖を脱ぎ,脱いだ上着は丸めて,からだの下に入れる
  5 利用者を左側臥位にし,脱いだ上着を引き出す
例)片麻痺者が着脱できる衣服として、ウエストをひもで結ぶスラックスを勧める。(生活支援技術27-56-5)
例)左片麻痺の場合は左半身から脱ぐように勧める。(生活支援技術28-45-2)
例)片麻痺がある場合、ズボンは健側からはく。(介護技術19-86-A)
👉脱健着患の原則ですね。

(3)衣類の選び方の留意点を問う問題:
例)
高齢者には、季節に関係なく保温性より通気性を重視した衣類を勧める。(生活支援技術28-45-5)
例)保温効果を高めるため、衣類の間に薄手の衣類を重ねて着るよう勧める。(生活支援技術30-40-1)
例)片麻痺の高齢者には、支援者が着脱させやすい前開きの上着を勧める。(生活支援技術28-45-1)
例)高齢者の靴は,先端部に0.5~1cmの余裕があるものを勧める。(生活支援技術36-98-5)

7.歩行介助をめぐる問題の出題パターン


(1)車いすの安全操作を問う問題:
例)
ブレーキが利きやすいように空気圧を下げる。(介護の基本27-29-2)
例)短時間の停止の場合はブレーキはかけなくてもよい。(介護技術17-84-C)
例)足がフットサポート(フットレスト)にのっていることを確認する。(生活支援技術24-48-1)

(2)車いすで段差や傾斜を通過する方法を問う問題:
例)
段差を下がるときは後ろ向きで後輪から下りる。(生活支援技術30-42-2)
例)段差を上がるときは、前向きでティッピングレバーを踏んでキャスターを上げ、段に乗せてから後輪を押し上げる。(介護技術9-78-C)
例)砂利道を通るときは、キャスターを上げた状態で操作する。(介護技術15-90-B)
例)エスカレーターを下る場合は、前方が見やすいように車いすを前方に向け、後方から支える。(介護技術15-90-C)
例)急な上り坂では,両腕の力で素早く進む。(生活支援技術30-42-3)
例)急な下り坂では,前向きで進む。(生活支援技術30-42-4)
例)踏切を渡るときは,前輪を上げて駆動輪でレールを越える。(生活支援技術33-41-3)
👉これらの問題では、シチュエーションがおおむねパターン化されており、砂利道走行、踏切通過、上り/下り段差、急な上り坂/下り坂、上り/下りエスカレーター、が頻出です。

(3)片麻痺者に適した車いすの設定を問う問題:
例)
片麻痺者の肘当ての高さは、介助用グリップの高さと同じにする。(障害の理解25-89-3)
例)片麻痺者の座面の高さは、健側足底部が床に着くように設定する。(障害の理解25-89-5)

(4)片麻痺者のつえ歩行の方法を問う問題:
例)
片麻痺者のつえ歩行では、健側上肢のつえ、麻痺側下肢、健側下肢の順に前に進む。(リハビリテーション論14-26-1)
例)右片麻痺者の二動作歩行では、つえと左足を同時に出す。(生活支援技術24-50-3)
例)右利きの人が右片麻痺になった場合、つえは左手に持つ。(リハビリテーション論13-22-D)
例)右片麻痺者が階段を上るときは、つえ、左足、右足の順で上る。(生活支援技術24-50-5)
例)T字つえで歩行する左片麻痺者が,20cm幅の溝をまたぐときの介護方法として,最も適切なものを1つ選びなさい。(生活支援技術35-83)
  1 つえは,左手に持ちかえてもらう
  2 つえは,溝の手前に突いてもらう
  3 溝は,右足からまたいでもらう
  4 遠い方向を見てもらう
  5 またいだ後は,両足をそろえてもらう
👉二動作歩行、三動作歩行のそれぞれのプロセスを調べておきましょう。

(5)片麻痺者の歩行介助の留意点を問う問題:
例)
右片麻痺者が手すりを利用して階段昇降する場合、手すりが利用者の右側になるように声をかける。(生活支援技術32-43-1)
例)片麻痺者が階段を降りるときは、麻痺側下肢から一段降ろし、次に健側下肢を同じ段に降ろす。(リハビリテーション論19-24-C)
例)片麻痺者が階段を上がるときは、まず麻痺側下肢を一段昇らせ、次に健側下肢を同じ段に上げる。(リハビリテーション論14-26-5)
例)片麻痺で歩行が不安定な場合、麻痺側に立って歩行介助を行う。(形態別介護技術20-103-B)
👉階段の上り下りについては、手すりがあるかないかで解答が変わってくるので要注意です。

8.移乗介助をめぐる問題の出題パターン

👉移乗に関する問題は、ベッド⇔車いす、車いす→自動車のシチュエーションが多いです。

(1)ベッドから車いすへの移乗方法の留意点を問う問題:
例)
スライディングボードによるベッドから車いすへの移乗時は、ベッドを車いすの座面より少し高くする。(生活支援技術34-41-2)
例)片麻痺者がベッドから車いすに移乗する場合、車いすを健側の斜め前に置く。(リハビリテーション論14-26-3)
例)片麻痺者がベッドから車いすに移乗する場合、介護者は前方から近づき、健側の上下肢の機能を最大限生かして介助する。(形態別介護技術7-90-A)
例)右片麻痺者が仰臥位から車いすに移乗する場合、車いすは必ずブレーキをかけておく。(介護技術8-78-5)

(2)車いすからベッドへの移乗方法の留意点を問う問題:
例)
車いすからベッドへ移乗する際は、介護者は利用者の骨盤を両手で支え、膝折れを防ぐ。(介護概論9-67-D)

(3)車いすから自動車への移乗方法の留意点を問う問題:
例)
車いすから乗用車へ移乗する場合は、患側から座席に移るようにする。(介護技術17-84-A)

9.体位変換をめぐる問題の出題パターン


(1)座位への変換方法の留意点を問う問題:
例)
ベッド上で座位にする際、背上げ機能よりも先に膝上げ機能を使用することで安定した座位を確保できる。(介護技術19-82-B)
例)端座位では、足底面を床につける。(介護技術22-84-4)

(2)端座位から立位への変換方法の留意点を問う問題:
例)
右片麻痺者がベッドから立位になる時は、利用者の右膝に手を当て、立ち上がりを補助する。(生活支援技術27-46-1)
例)立ち上がった時に,利用者の右膝の裏が伸びていることを確認する。(生活支援技術30-41-5)
例)端座位の左片麻痺者の立ち上がりでは、立ち上がる前に深く座り直すように促す。(生活支援技術30-41-2)
例)端座位から立位にする場合は、上半身を前に傾斜させると体重移動がスムーズになり、立ち上がりやすい。(介護技術15-91-B)
例)端座位の左片麻痺者の立ち上がりの介助では、利用者の右側に立つ。(生活支援技術30-41-1)

(3)仰臥位から側臥位への変換方法の留意点を問う問題:
例)
側臥位にする場合、両膝を軽く屈曲位にし、上側の下肢を前方に出して両膝の間に枕を挟むと安定する。(介護技術10-81-5)
例)仰臥位から側臥位にするときは、体の下になる方の上腕を敷き込まないように注意する。(介護技術11-74-B)
例)右片麻痺者を仰臥位から左側臥位にする場合の方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。(生活支援技術29-45)
  1 左側へ水平に移動する
  2 両下肢は体幹に沿わせて置く
  3 両下肢は伸ばす
  4 枕を左側に寄せる
  5 肩と膝を同時に倒す

(4)仰臥位から端座位への変換方法の留意点を問う問題:
例)
右片麻痺者を仰臥位から端座位にする場合、利用者の頸部と大腿部を抱え、臀部を支点に回転させて起こす。(介護技術20-82-C)
例)端座位にするときは、足底全体を床に接地させる。その際に、股・膝・足関節を直角に保つと安定する。(形態別介護技術15-107-C)

10.褥瘡ケアをめぐる問題の出題パターン


(1)褥瘡の危険因子を問う問題:
例)
褥瘡は同一部位の長時間の圧迫による血行障害が原因である。(医学一般20-63-A)
例)褥瘡のできやすい条件に関して、誤っているものを一つ選びなさい。(医学一般9-54)
  1 栄養障害
  2 感覚障害
  3 循環障害
  4 皮膚の汚染
  5 平衡機能障害

(2)褥瘡好発部位を問う問題:
例)
褥瘡のできやすい部位のうち、誤っているものを1つ選びなさい。(医学一般7-53)
  1 仙骨部
  2 後頭部
  3 踵骨部
  4 肩甲骨部
  5 腹部
例)褥瘡の発生部位として、最も頻度の高いものを1つ選びなさい。(発達と老化の理解27-74)
  1 大転子部
  2 肩甲骨周辺
  3 仙骨部
  4 踵部
  5 肘関節
👉図を見ながら理解するとよいでしょう。
👉これらの問題は『こころとからだのしくみ』『発達と老化の理解』などの科目でも出題される可能性があります。

(3)適切な褥瘡予防法を問う問題:
例)
栄養状態を悪化させないことが褥瘡予防につながる。(介護技術19-89-D)
例)褥瘡予防のため、6時間おきに体位変換を行う。(医学一般20-63-D)
例)褥瘡予防のため、側臥位で両膝が接触しないようにする。(形態別介護技術23-102-3)
例)褥瘡予防のクッションは、高密度ウレタンや発泡スチロール粒子を使う。(形態別介護技術10-99-C)

11.廃用性症候群をめぐる問題の出題パターン

👉「廃用症候群」「廃用症候群」どちらでもOKです。

(1)廃用性症候群の症状を問う問題:
例)
長期臥床により生じる症状として誤っているものを1つ選びなさい。(医学一般19-61)
  1 沈下性肺炎
  2 静脈血栓症
  3 高血圧症
  4 関節拘縮
  5 褥瘡
例)寝たきり高齢者に起こりやすい状態として正しいものを1つ選びなさい。(形態別介護技術22-102)
  1 血圧上昇
  2 体温上昇
  3 骨密度増加
  4 食欲増進
  5 抑うつ
例)廃用症候群として、正しいものを1つ選びなさい。(こころとからだのしくみ27-100)
  1 筋肥大
  2 高血圧
  3 頻脈
  4 褥瘡
  5 躁病
👉この問題形式で出題されることが多いです。主なものを必ず調べておきましょう。
👉これらの問題は『こころとからだのしくみ』『発達と老化の理解』でも出題される可能性があります。

(2)廃用性症候群の予防方法を問う問題:
例)
廃用症候群予防のため、安静を保ち臥位で過ごしてもらう。(生活支援技術29-48-1)
例)寝たきり者は活動能力が低下しているので、安静を保ち体力回復を待つ。(形態別介護技術19-103-A)
例)寝たきり状態が続くと関節拘縮につながるので、積極的に手足を動かす。(形態別介護技術20-102-C)

12.安楽・睡眠の介助をめぐる問題の出題パターン


(1)安楽な姿勢全般に関する問題:
例)
安楽な体位でも、長時間同一体位を続けることは苦痛の原因となる。(介護技術16-90-A)
例)起座位は、心臓疾患の人にとって安楽な姿勢である。(介護技術13-81-C)

(2)マッサージの効能を問う問題:
例)
マッサージによるスキンシップは、精神的安らぎを与える効果がある。(介護技術10-85-D)
例)マッサージは、新陳代謝を促進する。(介護技術10-85-A)
👉最近は出題されていません。

(3)温あん法・冷あん法の効能とリスクを問う問題:
例)
温罨法は交感神経を刺激する。(介護技術23-89-3)
例)電気毛布を長時間使うと、脱水症状を起こすことがある。(介護技術14-86-B)
例)カイロは、やけどの危険もなく安全なので長時間使用できる。(介護技術16-90-C)
例)湯たんぽは,皮膚に直接触れないようにする。(生活支援技術33-56-2)
例)電気アンカや湯たんぽで保温するときは、表面温度を50℃以上に保つ。(介護技術13-81-A)
例)発熱時に氷嚢や氷枕で頭部を冷却するのは、体温を下げるためである。(介護技術14-86-A)
👉温あん法では低温やけどのリスクに要注意です。
👉冷あん法に解熱効果はありません❗❗

(4)睡眠を促す介護のあり方を問う問題:
例)安眠のため、日中は適度な疲労が得られる運動をするように勧める。(生活支援技術27-58-3)
例)昼夜逆転した利用者には、眠くなるまでテレビを見て過ごすよう促す。(生活支援技術30-56-5)
例)概日リズム回復のため、起床後はカーテンを開け、日光を浴びるように勧める。(生活支援技術29-59-2)
例)昼夜逆転した利用者には、寝る直前に熱いお風呂に入るように促す。(生活支援技術30-56-4)
👉睡眠障害の原因などは『介護福祉士国試対策:こころとからだのしくみ』でとりあげています。

(5)睡眠導入剤の作用と副作用を問う問題:
例)
睡眠薬を服薬している高齢者に、服用後1時間は起きておくよう伝えた。(生活支援技術32-58-2)
例)睡眠薬は依存性が生じにくい。(こころとからだのしくみ35-28-1)
例)睡眠薬は翌朝まで作用が残ることがある。(こころとからだのしくみ35-28-2)
例)睡眠薬は、アルコールと一緒に飲んでも効果は変わらない。(こころとからだのしくみ35-28-4)
👉これらの問題は『こころとからだのしくみ』でも出題される可能性があります。

13.服薬介助をめぐる問題の出題パターン


(1)服薬介助の留意点を問う問題:
例)
食間薬は食事の最中に飲む。(介護概論22-77-4)
例)鉄剤を服用する場合、お茶は薬の効果を減らすので用いない方がよい。(介護技術7再-74-B)
例)カプセル剤が飲みにくい場合は、中の薬剤を出して飲む。(介護技術19-90-A)
例)座薬は、冷蔵庫で保管する。(介護技術19-90-B)
例)解熱のための座薬は、とがっていない方から挿入する。(生活支援技術32-52-3)
例)点眼薬は、容器の先がまつ毛に触れずに点眼する。(介護の基本24-27-5)
例)貼付剤(血管拡張剤)は毎日同じ部位に貼る。(介護概論22-77-5)
例)舌下錠は噛み砕いて飲む。(介護概論22-77-1)
例)飲みにくい散剤はオブラートに包む。(介護概論22-77-3)
例)朝、薬を飲み忘れたので昼に2回分の内服を勧める。(介護の基本24-27-2)
例)服用できずに残った薬は,介護福祉士の判断で処分する。(介護の基本36-73-2)

14.受診介助をめぐる問題の出題パターン


(1)受診介助時の留意点を問う問題:
例)
受診に同伴する際は、利用者が円滑に診療を受けられるよう援助する。(介護概論10-67-C)
例)受診時、利用者の日常生活の状況や病気の経過、現在の状態などを書いたメモを持参するとよい。(介護技術10-80-B)
👉ほとんどが常識問題です。最近は出題されていません。

15.ターミナルケアをめぐる問題の出題パターン

👉ターミナルケアの問題は『こころとからだのしくみ』『発達と老化の理解』などの科目でも出題される可能性があります。

(1)安楽死、尊厳死とは何かを問う問題:
例)
尊厳死とは、薬物等を用いて意図的に死期を早めて死に至ることである。(こころとからだのしくみ29-108-1)
例)積極的安楽死とは、自然な状態で死に至ることである。(こころとからだのしくみ29-108-2)

(2)キューブラー・ロスによる死の受容過程の内容を問う問題:
例)
キューブラー・ロスが示した終末期にある人の心理の過程として、正しいものを1つ選びなさい。(こころとからだのしくみ24-108)
  1 悲観
  2 怒り
  3 卑屈
  4 悟り
  5 平安
例)キューブラ―・ロスが提唱した死の受容過程における「取り引き」に該当するものとして,適切なものを1つ選びなさい。(発達と老化の理解30-70)
  1 死ぬのはなぜ自分なのかと怒る
  2 自分が死ぬことはないと思う
  3 辛い治療を我慢して受けるので助けてほしいと願う
  4 安らかな気持ちで死を受け入れる
  5 もう助からないと思って絶望する
👉あまり出題実績はありませんが、基本中の基本です。プロセスを調べておきましょう。

(3)事前の意思確認の必要性・重要性を問う問題:
例)
施設でのターミナルケアでは、入所後に意思が変わっても、入所時の意思を優先する。(生活支援技術31-58-2)
例)終末期に自分が望むケアをあらかじめ書面に示しておくことを表す用語として、正しいものを1つ選びなさい。(こころとからだのしくみ32-107)
  1 ターミナルケア
  2 インフォームドコンセント
  3 リビングウィル
  4 デスカンファレンス
  5 グリーフケア

(4)苦痛緩和のあり方を問う問題:
例)
緩和ケアとは身体的苦痛を取り除くことである。(生活支援技術29-60-2)
例)臨終期の人への介護では安楽な体位を保持する。(生活支援技術27-60-4)
例)終末期ケアで息苦しさを訴えたときは,半座位にする。(生活支援技術35-102-2)

(5)終末期における食事・入浴・排泄介助の留意点を問う問題:
例)
死期が近づいて食事量が減少したときは,高カロリーの食事を用意する。(生活支援技術33-59-1)
例)終末期は身体的苦痛を伴うので、清拭は行わない。(介護技術7再-78-C)
例)死期が近づいて全身倦怠感が強いときは,全身清拭から部分清拭に切り替える。(生活支援技術33-59-3)
例)終末期における便秘予防のため、下剤を用いて直腸を定期的に刺激する。(生活支援技術31-59-3)

(6)家族支援の必要性・重要性を問う問題:
例)
終末期には、家族が利用者とかかわる時間を多く取れるようにする。(介護概論21-75-4)
例)利用者の家族には、面会を控えるように伝える。(生活支援技術34-59-2)

(7)臨終時の状態を問う問題:
例)
死亡直前にみられる身体の変化として、正しいものを1つ選びなさい。(こころとからだのしくみ26-107)
  1 筋肉の硬直
  2 皮膚の死斑
  3 尿量の減少
  4 関節の硬直
  5 角膜の混濁
例)死が近づいているときの身体の変化として,最も適切なものを1つ選びなさい。(こころとからだのしくみ35-30)
  1 瞳孔の縮小
  2 筋肉の硬直
  3 発汗
  4 結膜の充血
  5 喘鳴
👉これらの問題は『こころとからだのしくみ』でも出題される可能性があります。

(8)死後の処置のあり方を問う問題:
例)
死後の処置は、家族には見せない。(生活支援技術25-60-4)
例)義歯を外す。(生活支援技術34-60-3)

(9)グリーフケアの内容を問う問題:
例)
家族の悲嘆に対するケアは、終末期ケアとともに行う。(生活支援技術29-60-1)
例)利用者の死後は,気分を切り替えるように家族を励ます。(生活支援技術35-103-4)
👉グリーフケアの内容は近年も出題されています。意味や内容を調べておきましょう。

(10)デスカンファレンスの内容を問う問題:
例)高齢者施設で利用者の死後に行うデスカンファレンスに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。(生活支援技術33-60)
  1 ボランティアに参加を求める
  2 ケアを振り返り,悲しみを共有する
  3 利用者の死亡直後に行う
  4 個人の責任や反省点を追及する
  5 自分の感情は抑える
例)デスカンファレンスでは、亡くなった利用者の事例を振り返り,今後の介護に活用する。(生活支援技術36-103-4)
👉これも近年頻出です。意味や内容を調べておきましょう。

16.福祉用具をめぐる問題の出題パターン


(1)福祉用具の目的・意義を問う問題:
例)
福祉用具使用の目的には、介護者の介護負担の軽減も含まれている。(介護技術19-82-C)

(2)品目別にみた福祉用具の特徴や使用方法を問う問題:
例)
四脚杖よりT字杖の方が安定している。(生活支援技術24-49-5)
例)T字つえは、肘関節の屈曲が30度程度になるよう長さを調整する。(介護技術23-85-4)
例)松葉づえは、腋窩で体重を支える。(介護技術23-85-1)
例)ロフストランド・クラッチは、握力の弱い人に適している。(生活支援技術25-45-1)
例)歩行器は、杖に比べて安定性がある。(生活支援技術26-47-1)
例)交互型四脚歩行器は、片麻痺者に適している。(生活支援技術25-45-5)
例)手動車いすや電動車いすは、日本工業規格(JIS)により標準寸法や品質の規格が制定されている。(家政学概論15-55-D)
例)短下肢装具は、膝関節の動きを制御するものである。(リハビリテーション論20-25-3)
👉さまざまな福祉用具の使用法を問う問題があります。種類に応じた使い方を、図を見ながら理解しておきましょう。

▼これで『生活支援技術』の半分は終わりです。休憩なさってくださいませ🍵🍵🍵

⭐⭐⭐次回は『生活支援技術』②です。よい週末を⭐⭐⭐

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