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保険#13: 「会社が社会保険に未加入の場合の罰則?」  <ー 会社が小さいと、ありえますね~

今回は「会社が社会保険に未加入の場合の罰則?」についてみていきましょう。

労働者が条件を満たしているにもかかわらず、会社が社会保険(社会保険、厚生年金など)に未加入の場合どうなるかについてみていきましょう。

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会社が社会保険に未加入の場合、法的な罰則が科せられます。具体的には、以下の通りです。

1. 刑事罰

  • 6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。(労働基準法第119条)

2. 行政罰

  • 未納保険料に加えて、延滞金を支払うことになります。

  • 過去2年間に遡及して、未納分の保険料を徴収されることがあります。

  • 強制加入命令を受ける可能性があります。強制加入命令に従わない場合は、10万円以下の過料が科せられます。(健康保険法第120条、国民健康保険法第122条、厚生年金保険法第134条)

3. その他の不利益

  • ハローワークに求人を出せないなどの不利益を受ける可能性があります。

  • 労働基準監督署から指導を受ける可能性があります。

  • 企業イメージが低下し、優秀な人材の獲得が難しくなる可能性があります。

社会保険未加入は、会社にとっても従業員にとっても大きなリスクとなります。 会社は、法令を遵守し、すべての従業員を社会保険に加入させることが重要です。

以下、社会保険未加入に関する相談窓口をご紹介します。

会社でも、社会保険に関し理解が浅い場合加入しないケースも考えられるので、その場合の根拠として参考になると思います。

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