保険#11: 「退職後の健康保険には、「健康保険任意継続」がありますがメリット、デメリットを教えてください」
今回は「退職後の健康保険には、「健康保険任意継続」がありますがメリット、デメリットを教えてください」について見て行きましょう。
さて?
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「健康保険任意継続」には以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット:
同じ給付内容:退職後も前職と同じ健康保険の給付内容を受けられます。
家族の扶養:家族をそのまま扶養に入れることができます。
保険料の節約:収入額によっては、国民健康保険よりも保険料を抑えられる可能性があります。
福利厚生の利用:退職後でも会社の保養所が利用できたり、人間ドックの受診補助を受けることができる場合があります。
デメリット:
保険料の全額自己負担:保険料は収入の有無に関わらず、全額自己負担となります。
継続期間の制限:任意継続の加入期間は最大2年間に限定されています。
自己都合での中途脱退の制限:任意継続は2年間継続し、保険料は収入の有無にかかわらず基本的に変わりません。途中で、国民健康保険に切り替えたい、家族の健康保険の扶養に入るといった理由で辞めることは原則できないので注意が必要です。
これらのメリットとデメリットを考慮に入れて、自身の状況に最も適した選択をすることが重要です。
Note: 2024年5月15日 追加事項
令和4年1月に改正により、健康保険任意継続被保険者の資格喪失事由が追加されました。 それにより、健保任意継続 任意で資格喪失が可能になりました。 改正前は、基本的に健康保険任意継続被保険を選択すると、基本的に2年縛りでした。
なお、退職後の健康保険制度ヘの加入は、3つの選択肢は変わりません。
退職後の健康保険
1.健康保険任意継続
2.国民健康保険
3. ご家族の健康保険(被扶養者)
から退職時に選択ができます。
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