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相続

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2023年12月の記事一覧

相続: 「遺留分侵害額請求」

相続: 「遺留分侵害額請求」

今回は「遺留分侵害額請求」について見て行きましょう。

一言では: 遺留分の請求です。

「遺留分侵害額請求」: 遺留分を侵害されている相続人が、遺留分を侵害している受遺者や受贈者に対してその侵害額を請求することを指します。

遺留分とは、法定相続人が最低限相続できることが保障されている相続分のことを指します。遺留分を有するのは、兄弟姉妹以外の法定相続人とされています。

遺留分侵害額請求権は、遺

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相続:  「贈与契約書」<ー  生前贈与の証明/対策にも有効

今回は「贈与契約書」についてコメントさせていただきます。

「贈与契約書」をちゃんとしていれば税務署からの生前贈与のに対するいちゃもんをかわせるとおもいます。

そもそも「贈与契約書」とは?

「贈与契約書」: 財産を贈与する(される)際に作成する契約書のことです。贈与は口約束でも成立しますが、口約束だけだと贈与の履行があったことを客観的に証明することができません。そのため、贈与契約書を作成してお

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相続: 「相続土地国庫帰属法 その2」 <ー 相続した、使わない土地処理の為の法律なのですが結局使えない? 困ったものです。

相続: 「相続土地国庫帰属法 その2」 <ー 相続した、使わない土地処理の為の法律なのですが結局使えない? 困ったものです。

今回は「相続土地国庫帰属法 その2」 について見て行きましょう。

ん~

「相続土地国庫帰属法」使わない土地を自動的に相続してしまった場合、国が買い取る為の法律なのですが、施行されてからなにも話を聞きません。

永遠と使わない土地の「固定資産税」を支払う?

困りますね、も~

「相続土地国庫帰属法」: ↓
相続: 「相続土地国庫帰属制度」 <ー  負の遺産となった土地をどうする?|ひなた (F

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相続: 「相続財産法人: 面倒を見てくれた赤の他人に相続は可能か?」

相続: 「相続財産法人: 面倒を見てくれた赤の他人に相続は可能か?」

今回は「相続財産法人: 面倒を見てくれた赤の他人に相続は可能か?」について見て行きましょう。

さて、タイトルは軽いのですが、中身は重そうです。

つまるところ、財産はあるものの独り身がゆえに、赤の他人が面倒を見てくれた場合、その方に財産分与ができるかと言うお話です。

回答: 法律的にはできるはず。

民法第951条
相続人のあることが明らかでないときは、相続財産は、法人とする。

第958条

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