駐在妻インターン生ってどんな人?【第5期vol.3 島貫さやかさん(アメリカ・トーランス在住)】
2022年4月より第5期インターンが始まりました。第4期から継続の1名を含め、韓国、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、アメリカと世界中から集まった駐在妻。第3弾は、2020年7月からアメリカ西海岸のトーランス在住、島貫さやか(しまぬき さやか)さんのご紹介です。
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コロナ渦で始まったアメリカ生活
━━コロナ直後に帯同開始とのことで苦労もあったのでは?
帯同開始から2年程経過した今、毎日どのように過ごしていますか?
はい、アメリカでもコロナの影響で人になかなか会えず、渡航直後は辛い時期もありました。そんな中で助けられたのが、台湾系アメリカ人のお隣さんとの出会いです。タウンハウスと呼ばれる集合住宅に住んでいるのですが、中庭があってお隣さんとはよく顔を合わせるんです。植物の苗を頂いたり、お料理のレシピを教えてもらったり。その方の影響で、ズンバも始めました!こちらではとてもメジャーなダンスエクササイズで、街中でもズンズン♪というリズムがどこからか聞こえてくるくらいです!
帯同して1年後の2021年夏から、子供達の学校の対面授業がようやく通常時間で再開し、そこから少しずつ習い事を始めたり、人に会うことができるようになりました。今は、ズンバの他にもフラダンス、ヨガ、英語、友人とのランチやお茶・・・子供たちが学校に行っている間は、ほとんど家にいません(笑)。
ライフイベントと自身のキャリア形成
━━さやかさんは離職と再就職を経験されていますね。出産に伴う離職後、アイデンティティクライシスに陥ったと聞きました。
そうなんです。新卒で入社した会社で、以前からの夢であった念願のケミスト(化学者)になることができ、ラボ(研究所)での仕事が大好きでした。結婚後も、当然のように大好きな仕事を続けていけると思っていましたが、出産を控え、勤務地の都合により離れて住んでいた夫と同居するため、やむなく離職しました。
離職後は、育児に専念する一方で、自分自身が学生時代に学んだことや社会人として積んできた経験が活かせないという現実に直面し、アイデンティティクライシスに陥りました。やっぱり外に出て働きたい!という思いを強くし、第二子出産後に再就職しました。
子供達を預けながら働くのは大変でしたが、周りの方の助けを借りながら、「働くって楽しい!ラボ大好き!」とやりがいを感じていました。一方、時間的な制約がある中で、自分のやりたい仕事を思い切りできないジレンマも感じていました。
━━見事再就職を果たし新しい職場での仕事が軌道に乗ってきた頃、アメリカへの駐在帯同の話が出て、どう感じましたか?
夫の駐在期間が5年予定と少し長めだったので、家族揃って行くということはすぐに決めました。しかし上司には「私、なんでいつも辞めなきゃいけないんでしょうか~」と切り出したくらい、仕事は辞めたくありませんでした。たまたまその上司が海外駐在経験者で、「海外での生活を経験してみると世界が変わるよ。日本帰国後に、人生の選択肢が増えるよ!」とポジティブなアドバイスをしてくださり、決心がつきました。
私は本当に周りの方に恵まれているんです。たくさんの人との出会いを通じて、帯同期間に自分自身の経験を誰かに還元したいという気持ちも持つようになりました。それがCAREER MARKインターン応募動機のひとつにもなっています。
CAREER MARKでのインターンを始めてみて
━━インターンを始めようと思ったきっかけは?
コロナの制約が少なくなってきた時期から、「もっと地元の人と交流してみたい」「英語を使って何かをしてみたい」と思い、様々な習い事に挑戦してきました。更にしばらくして、もっと違うベクトルで挑戦をしたいという気持ちが沸き、「アメリカで仕事をしてみたい」と思うようになりました。
ただ、子供達の学校との兼ね合いで時間的制約があり、求職活動に難しさを感じていた時に、リロ・リダック社のセミナーでCAREER MARKのことを知りました。求めていると縁が舞い込むものですね!
━━実際にインターンを始めてみていかがですか?
楽しいです!!他のインターン生の意見を聞いたり、仕事の進め方を見たりする中で、勉強になることばかりです。私は5期生ですが、過去4期まで実績があるということは、同じようにキャリアについて考えている駐在妻が多くいるんだ、という安心感もありました。
同期のインターン生は、働きたいという思いが共通点としてあるのでとても話しやすいですし、すでにみんなのことが大好きです!日本帰国後にいつかみんなで集まれたらと思うと、楽しみでなりません。
今後挑戦してみたいこと
━━残りの帯同期間、どのように過ごしたいですか?
アメリカで働いてみたいという気持ちは引き続き持っています。化学メーカーでの経験を活かせる「ラボケミスト」「分析スペシャリスト」などのキーワードで求人を探していますが、時間的制約もあるので、条件に合う求人は簡単には見つかりません。慣れない海外生活で現地校と補習校を頑張っている子供達のことを思うと、更にアフタースクールにいれて働くことは今は考えていません。就業に関しては、ふんわりとアンテナをはっている状態です。
最近では、そもそも働くことってもっと自由で良いのでは?と考えるようにもなりました。今までは企業に所属し、毎日出社して、フルタイムで全力で働くことが当たり前と考えていました。しかし、今は日々の生活を第一に考えながら、もっと柔軟な働き方も良いのではないかと考えています。
帰国後の働き方についてはまだまだ模索中ですが、少し‘’助走期間‘’が欲しいなと考えています。CAREER MARKインターンは、助走期間の第一歩です。帯同期間が、今後の働き方の選択肢を増やす期間になれば良いと思っています。
あとがき
これまでライフイベントの度に、柔軟に、でも自分の好きなことを大切に、乗り越えてきたさやかさん。終始笑顔で、周りの人への感謝の気持ちを口にしながら語る姿が印象的でした!今後アメリカで就業するチャンスは巡ってくるのかな、帰国後はどんな働き方を選択するのかな・・・私のほうこそ、いつか日本で再会して、近況を報告しあえるのが楽しみです!
インタビュー・文:
CAREER MARK 第5期インターン 宮本美保子 (韓国在住)
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