転職先で確実に活躍する方法(後編)
転職しても、1年以内に退職する人が高い割合でいます。
※転職して3年以内に退職する人が約5割。特に1年以内が最も多い
主な理由は、
・転職先に馴染めなかった
・思ったより活躍できなかった
というもの
逆に、これを克服することで、転職で叶えたかったことを実現でき、
そこまで出来て「転職が成功した」と言えます。
間違っても、
「条件の良い内定を取ること=転職成功」と勘違いしてはいけません。
転職した「後」が、転職で一番重要です
読んでる人の中には、
・転職先で活躍できなくても、適当に、ほどほどに働けたらOK
・意識高く、キャリア形成なんて考えてない
という方も多いかもしれません。
しかし、そのような方でも、転職先である程度活躍出来ないと、
・居心地が悪くなる
・昇給が遅くなる→転職組は、生え抜き社員より昇進&昇給が基本遅い
・すぐに転職を検討したくなる→転職活動は面倒ですよね?
このような可能性が高くなります。
それを理解しておいてください
さて、前置きが長くなりましたが、
前編では、転職してから活躍するため、
「入社してから、3か月以内にやること」を解説してきました。
今回は、
「入社3か月経過後、1年以内にやること」を説明していきます
※なるべく、前編を読んでから、下に進んでください。
一応、前編の簡単な復習をすると、
・入社1週目:周囲に対し、あなたの良い第一印象を持たせる行動を実施
・入社1か月目:小さな成果を出す
・入社3か月目:目標設定した成果を出す
という内容でした。
箇条書きにすると、当然の行動に思えますが、実行できている人はかなり少ないです。(誰も教えれくれないため、知らなくて当然)
特に押さえてほしいポイントは、
・1週目や1か月目という「期間」を意識して、行動すること
・小さな成果でOKなので、新しい環境の中でも、「成果を出し続ける」こと
これをクリアーできれば、新しい環境であっても、周囲とコミュニケーションを取りながら、本来のあなたの能力を発揮でき、小さな成果も出すことできます。
そして、それは「自信」に繋がります。
「ふーん」と軽く流す人も多いと思いますが、かなり重要なので、
転職を控えている人、転職したばかりの人は意識してみてください。
次からが今回の本編です
入社3か月経過後は、キャリア組ならではの成果を出す
入社して、3か月経過すると、ある程度環境には慣れてくるはずです。
その中で、成果を出すためには、3つのことを心掛けてください。
①1年以内における、あなたの役割・目標を定量的・定性的に上司とすり合わせする
②求められる期待・役割に対し、少し上回る成果を出すことに拘る
③業務上、改善すべきポイントを少しだけ指摘する
順に説明していきます
①1年以内における、あなたの役割・目標を定量的・定性的に上司とすり合わせする
少しづつでも、成果を出すことが大切と説明してきましたが、
入社してから、役割や目標値が曖昧なまま、時間が流れてしまうと、成果を出しずらくなります。
その結果、あなたを採用して「価値があった!」と認識もされにくくなってしまいます。
仮に、高い意欲を持って入社をしても、具体的な成果を出せたのか、自分でわかりずらくなり、それが自信喪失に繋がり、早期退職に繋がってしまいます。
今までの会社で成果を出していた人ほど、急に成果を出せなくなると、
この喪失感が結構辛く感じるのですが、このパターンは悪い王道です。
本当に多いので、目標とそれに対する成功基準を上司と明確にしておきましょう。
②期待や役割を対して、少し上回る成果を出すことに拘る
長く同じ会社に勤めていると、与えられた業務だけをこなしていくことに慣れていきます。
それは中途入社組も同じです。
最初の3か月間は、やる気に満ち溢れているため、自分から成果を出そうと頑張ったり、与えられた役割を達成しようと必死になるのですが、
慣れてきたころから、少しづつ、モチベーションは下がります。
しかし、中途入社組は、新卒から働いているプロパー社員よりも、厳しく評価される傾向にあります。
そのため、
「少し」でいいので、求められた期待・役割を超えた成果を出すことにとにかく拘ってください。
例えば、「データを集めておいておくれ」と依頼されたら、
①データを集め
②簡単にデータをまとめ、要点を箇条書きにしておく
こんなイメージです。
あくまで参考ですが、
「①」頼んだことに対し
「②」のことまでやってくれると、自然と評価は上がります。
仮に、的外れであっても、前向きな姿勢は必ず、良い評価に繋がるので、意識するようにして下さい。
③業務上、改善すべきポイントを少しだけ指摘する
中途入社をした皆さんには、中途入社ならではの価値を発揮することが求められています。
それは、
「前職の経験から、改善すべきポイントを指摘し、業務に活かす」
ということです。
皆さんも、入社した時の面談で、
「前職の経験を活かして、どんどん改善点を指摘してくれ!」と言われているはずです。
実際、これはとても重要なのですが、
タイミングと頻度は注意が必要です。
前編の解説でも、入社したての時期、つまりは、あまり成果を発揮しておらず、新しい会社のルールも、正しく把握していない中で、
「前の会社と比べるとここを改善した方がいい!」と指摘しすぎると、逆に鼻につくという話をしました。
そのため、入社してから周囲と信頼関係を構築し、ルールも理解した、
タイミング(入社3か月目以降)で、改善すべきポイントかつ、現実的に改善できるポイントがあれば、「少し」、提案するようにして下さい。
例えば、ITシステムを大きく変えるといったような、費用が大きく嵩む提案をしても、現実的ではないので、すぐに改善できるような内容を提案をするよう行動してください。
番外編:入社して、1年経過後
入社した最初の一年間は、とにかく成果を出し、周囲から認められ、あなたの新しい居場所を作ることに専念してきました。
ここまで来ると、転職して最も辛い時期は乗り超えているはずです。
そのため、1年経過したタイミングからは、
あなたの「ありたい姿」や「高めたい市場価値」といったキャリアの見直しを必ず行って下さい。
これを読んで、
・面倒だな
・転職してから順調で、今は転職するつもりも無いのに、何のため?
と思った方もいるはずです。
しかし、あなたは、ありたい姿に近づくため、目的を持って
「今の会社に転職」をしているはずです。
※「ありたい姿」がない場合でも、転職をきっかけに考えてみてください。将来「ありたい姿」という目標がないと、次の行動が出来ません。漠然とした姿でOKです。
転職をして、キャリアを形成していくには、
「業務で実績を積む→成長する→市場価値を高める」ことが必要となります
しかし、入社して1年間は、新しい会社に慣れることが精一杯で、業務についても、前職と同じようなことをしている場合が多く、
冷静に見つめなおすと、実際は「成長」できていない場合が多いです。
なので、一年経過という節目で、自分のキャリアを再確認する必要があるわけです。
以上、長くなりましたが、
転職することが、「ゴール」ではありません。転職「後」が重要です。
しかし、今の日本では、「転職すること」だけが先行し、それが
目的になってしまっています。
また、転職エージェントも、転職するまでは積極的に支援してくれますが、その先のことは、何も支援してくれません。
エージェントにとっては、ある意味、皆さんが1年以内に離職してくれた方が、再度、転職支援の機会が生まれる=儲ける機会が創出される
とも言えます。
そのため、周囲に惑わされず、自分で転職した「後」のことも考える力を身につけるよう、意識し、行動してみてください。
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