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身近なものから戦略的思考を身につける4つのポイント

戦略的思考を身につけるには

今日の環境において、戦略思考はリーダーや管理職が身に付けるべきスキルの一つになっています。

ビジネスにおいて一番避けるべき行為は、本当に達成したい目標が不明確なままで「大々的なキャンペーン」や主要な取り組みを始めることです。

戦略的な見通しを重視するのであれば、はっきりとしたターゲットを定めることが不可欠です。

「最大限の」成功を実現するためには、ターゲットを明確に設定して、その中で望ましい最終成果の形を示さなければなりません。

2001年公開のリメイク映画『オーシャンズ11』では、ジョージ・クルーニーとブラッド・ピット演じる二人がコーヒー店で大がかりな強盗の作戦を練るシーンがあります。クルーニーはまず、「すごく込み入ったプロジェクトで、しかも前代未聞の仕事だ」と切り出します。

続いて「やるにはタイミングと綿密な計画、そしてかなりの人手がいる」と言います。

そこでピットは「ターゲットは何だ」と問いかけます。

クルーニーがその答えを示します。

カジノ3カ所分の金を狙った強盗です。

場面が切り替わり、二人はあるオフィスでカジノの金庫室の設計図、つまりターゲットを眺めています。

ブラットピットは「これはこの世で一番侵入しにくい金庫室のようだ」と言い、戦略思考プロセスに入っていきます。

そして今回の戦略をやり遂げるには、最低でも6人以上の仲間、準備資金、カジノオーナーの個人的な敵が必要だと意見を述べます。

この映画と同じように、ビジネスのあらゆるレベルにおける戦略思考では、ターゲットを戦略的に精査し、先を読み、成功に必要となる要件や任務を予測しなければなりません。

企業における個人レベルの戦略思考では、ターゲットとする顧客や事業目標に到達するために、製品、プロセス、サービスの更新、改善、改良に向けて新たな方法を常時検討する必要があります。

ターゲットを設定する

ではどうやって適切なターゲットを設定すればよいのでしょうか。

次の基準でターゲットを設定すれば、適切な分野に時間と努力を集中できるようになります。

・Controllable(コントロールが可能な)
自分でコントロールでき、自分の能力の範囲内にあるか。

・Linked(関連性のある)
会社、部門、職場が求める目標や成果と一致し関連性があるか。

・Energizing(やる気にさせる)
あなたが追い求め、やり遂げたいと思える内容か。
やりがいがあり、楽しく、エキサイティング。

・Actionable (実施可能な)
行動計画を実施することができるか。
必要な資源がそろっているか。

・Results-Oriented (結果重視の)
トレードオフや投資は割に合っているか。
リスク・リターン比率はどれくらいか。

昔ながらの概念である戦略立案に新たなアプローチを使ってみましょう。

戦略ターゲット策定のためにこれらの基準を満たしていけば、今後生じる課題や障害への準備が万全になるでしょう。

『オーシャンズ11』のジョージ・クルーニーやブラッド・ピットのように、起こり得るあらゆる問題、課題、解決策をあらかじめ想定して戦略的に計画立案を行うのです。

戦略的思考を持つ人は、受け身で対応するのではなく、先を見越して考え行動します。

この点はあらゆる産業、様々な人、階層に当てはまります。

戦略的思考によって、自分の人生や仕事をコントロールできるようになるのです。

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