面接官がチェックしている5つのポイント
まだまだ間に合う面接対策
選考開始から間もない時期ではありますが、人事や経営層がどういうところを見ているのかということは、面接対策の赤本や就職サイトのノウハウには書いていません。
エントリーシートのことについていろいろな情報があふれていますが、面接対策については全く情報がでていない状況です。
当たり前のことをバカにせず、ちゃんとできる事ができれば、就職活動で内々定を獲得することができるでしょう。
意外に基本的なことであるのですが、面接の時はアピール合戦、金太郎飴のようなノウハウ本から切り取ったような回答が多くあります。
そうすると、印象に残らないだけではなく、ボーダーラインになった時、どんな学生だったか印象に残っていたほうがポイントアップして、滑り込みで内々定が出る確率がグッと高くなります。
受付嬢がいる企業であれば、ボーダーラインの学生については、受付嬢が合否を決めるといっても過言でありません。
学生に接する人たちから印象をきたりすることはよくありますから。
次の5つのステップを読んだ後、自分の面接について改善できる点があったら、すぐにでも修正をしていくことがポイントになります。
短期決戦ということになり、先輩方のやり方は通用しません。
ちょっとでも気になる点があれば、すぐに修正する能力がないと、
10月1日の内定式には参加ができないかもしれません。
早期に内定を獲得して、卒論、卒業旅行と残された学生時間を有効に使いましょう。
1stステップ:業界、会社を絞り込め
先輩たちから50社、100社受けて当たり前だということを聞いているかもしれません。
しかし、短期決戦で面接が組まれている企業がほとんどです。
1ヶ月で3回の面接を行う企業もザラにありますから、就職活動中の学生たちはカフェで電話やメールをチェックして、スケジュール帳に予定を書き込んでいたりします。
エントリーシートにこの会社にどうしても入りたいんですという熱意を感じるけど、当社で何をしたいのか、どんなスキルを持っているから活躍出来そうだというところまで、書けていない学生も多くいると、IT業界の人事役員はいっていました。
また、作文、小論文や課題を与える企業もあります。
手書きのものを提出するように指定してくる会社もいまだにあります。
文字はヘタでもいいんです。読んでもらう人の立場に立って、わかりやすい文字で書いてもらえればそれでいいというのは、老舗企業の人事部長さん。
文字を見るということはその人のおもいやりなどがわかるとおっしゃっていました。
業界のこと、会社のことを理解するためには、ホームページのIR情報を見たり、転職口コミサイトを見たり、その会社の人を探して直接話しを聞いたりすることが必要になります。
2ndステップ:体験、経験の棚卸し
社会にでると理不尽なことや不公平なことは当たり前になります。
面接では成功体験、失敗体験というのは鉄板の質問ですから、そこからどうやって成功したのか、どういうことをしてしまったから失敗したとか、具体的に採用した後にそのエピソードからイメージができるかどうかがポイントというメーカーの人事役員もいらっしゃいました。
成功体験よりも失敗談を聞くケースが多くあり、そこで何を学び、何ができるようになったのかということをきちんと語れるようにしていないといけません。
面接官も角度を変えて何度も質問をしてくることがあるので、
中途半端な棚卸ししかできていないと、対応できないのがこの質問です。
自分という人間がどういう人間ということをプレゼンするための質問でもあります。
そんなに失敗談なんかないよっていう人もいるかもしれませんが、気づいていないだけですから、いろいろなことを思い出してみてください。
そこから学んだことは何だったのかを思い出してみましょう。
3rdステップ:話は3分から5分でまとめること
これを守れていない学生さんが多くいます。
文字に書き起こす事はありませんが、しゃべるスピードや共感性があるかなど、社会人の人たちを対象に模擬面接をしてもらうと、時間感覚を身につけることができる。
自分が考えたエピソードを書き起こしているのであれば、それを元に原稿よみをしてみるといいでしょう。
3分間で話ができるのは1000文字前後と言われていますので、ニュースを読んでいるアナウンサーのスピードぐらいで話せるようにしましょう。
バラエティー番組のネタ番組であれば、4分から5分で1ネタになりますから、どれぐらいの早さで、どういう話し方をすればいいのかを研究してみてください。
1次面接はグループ面接であることが多く、持ち時間は限られているのが現状です。
個別面接の場合でも制限時間が限られているので、話をまとめる必要があります。
とある企業の人事部長は、話がまとめられないのは総合職として失格です。
特に5分以上話をするということは、一方的に自分の言いたいことを言っている確率が高く、
話がまとまらずに何をいいたいのかわからないということが多いといいます。
プレゼンテーション能力がない学生にとっては、1次面接を突破することは難しいでしょう。
そうならないためには、3分から5分で話をまとめるための練習をする必要があります。
学生同士でも構いませんし、大人を巻き込んでやってもいいでしょう。
キャリアセンターの先生やハローワークなどの模擬面接を利用するのもいい。
内定を獲得することが出来る学生の特徴として、きちんとツカミ、本ネタ、オチというように話に筋道がしっかりとしています。
そして論理的にきちんと整理をしながら話ができる人が特徴です。
ツッコまれてしまうと論理的になることができなくなる学生は不採用になると食料品メーカーの人事課長ははっきりと言い切っていました。
4thポイント:自然な会話を心がけろ
就職面接をしているとよくあるのが、就職の赤本、就職サイトに載っている内容をそのまま言う学生が多くいます。
面接官はフレーム構造がわかっているので、それをいった瞬間に減点対象になることがあります。
面接官の間では金太郎飴の回答が出る度に、ツッコミを入れるために何度も角度を変えて質問をします。
とあるIT企業の人事部長から聞いたことがあるのが、面接の赤本や就職サイトに載っていることを答える学生がほとんどですが、面接を1日やると意外と印象に残っていないことが多いんです。
私達も学生に100点満点の回答を求めている事はありませんから、自分の言葉でしっかりと伝えることができる学生の方が印象に残っています。
そのことに気づいていない学生が毎年8割から9割いるから困りますけど…個別面接ではコミュニケーション力と臨機応変さを見ることができます。
予定調和をぶち壊すことによって、用意していないとボロボロになる学生もいます。
サービス業の人事マネージャーは、会話のセンスがない学生は不採用にします。と言いはります。
サービス業の基本はコミュニケーション力ですから、話を最後まで聞かない学生、聞いていないことまで話をする学生、質問の趣旨をしっかりと読み取れない学生などについては、お客様に対しても同じ対応をされますから、企業ブランドのイメージダウンにもつながるといいます。
そのとおりだなっと思うところが非常に多くあります。
最近の若手ビジネスマンは、売り込もうとして必死なのはわかりますが、相手のニーズ、シーズを嗅ぎ分ける能力が低いと思う人が増えたのも、こういう採用基準を持っていない企業なんだなって思うようになりました。
5thポイント:引き出しはたくさんある方が勝つ
2次面接、3次面接と進んでいくうちに、この会社の面接はもらったと思う学生さんもいるかもしれませんが、
どこで大どんでん返しがあるかはわかりませんから、最後まで気を抜かないようにしてください。
面接が進むに連れて、落選率が下がっていくのは確かですが、100%内々定を獲得できる保証はありません。
同じネタを話しをしたとしても、面接官によって角度が違うので評価も違います。
例えば、スポーツで日本代表候補になったことがある学生がいたとしましょう。
その学生について1次面接では高評価でしたが、2次面接では低評価になることがあります。
理由は2次面接の面接官がそのスポーツで日本代表で活躍して、世界選抜で活躍していたことがあったからです。
代表候補と代表では雲泥の差があるにも関わらず、学生はそのことに気づかずに永遠と話をしたそうです。
同じネタを話すのか、違うネタを話すのかは、面接官の雰囲気や言動、反応を見ながら考えましょう。
面接官について事前の情報が入ることができるのであれば、情報収集をすることをオススメします。
同じネタで切り口を複数持っていることは有利になります。
圧迫面接にも対応ができますし、予定調和を壊されてた面接にも対応ができます。
また、面接官によっては次回の面接に対してアドバイスをしてくれるケースがあります。
建材メーカーの人事部長は、最終面接の社長の特徴と共感するポイントについて、面接を通して話してもらったエピソードからアドバイスをしているそうです。
人事部長から聞いたことは、その学生がほしいと思うからこそ、通過する方法を教える。
競合他社があるときなどは、やんわりと除外するように話の方向を持っていく。そういうことをしていると、お互いに信頼関係が出来上がるので、クロージングの時にもしっかりと話をすることができるので、 内定承諾率が80%を超えるという驚異的な数値をたたき出すことができる。
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