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知らない間に!?リモハラしちゃっていませんか!?

リモートワークがはじまって2ヶ月が過ぎ…

3月下旬の緊急事態宣言をされてから2ヶ月が経とうとしていますが、リモートワークによる疲弊もさることながら、リモハラという新しいハラスメントの相談が増えています。

2020年6月にはパワハラ防止法が施行され、中小企業でも2022年には対象となるため、知らなかったでは済まされないことが管理職、人事、経営層には降り掛かってくることになります。

リモートワークだから関係ないし、会社の目がないからやりたい放題という管理職も一部であるとはいえ、いることによって炎上する可能性があるので、企業人事、経営層は特にリモハラについては注意をしておかないといけません。

内部通報制度を利用しても臭いものには蓋をされてしまうことがわかっているので、外部に相談をしたり、労働基準監督署などに相談をされた場合、内容いかんによっては業務が止まってしまう恐れがあったりするので、十分に理解をした上で運用をしていかなければなりません。

リモハラとは!?

大きく分けて3つあり、1つはプライバシーを侵害するケース、もう1つは職権乱用するケース、最後の1つはWEBカメラをずっとONにしておけというケース。

1:プライバシーを侵害するケース

独身の人に対して、バーチャルの壁紙や部屋の隅でプライバシーを出さないようにするため工夫をしているにも関わらず、部屋の中を見えるようにしてほしい、個別のチャットで話がしたいなど、周りの目がないことをいいことにゲスの極みともいえる上司や同僚がいるということ。

どんな家に住んでいて、どんな暮らしをしているのか気になる人が多いのはわかりますが、仕事上関係ないことまで要求をするのは全くのお門違い。
プライバシーまで土足で踏み込むような上司や同僚が多く、どういう対応をしていいのかわからず困るケースが増えています。

こういうマウンティングをしたい上司や同僚が多いのであれば、転職を視野に入れてもいいでしょう。
場合によってはプライバシー侵害の可能性もあるので、弁護士さんの無料相談会などを利用してもいいでしょう。

内部通報制度を利用してもいいですが、企業内でもみ消されてしまう可能性があるので、外部の人を使うことをオススメします。

2:職権乱用をするケース

リモート飲み、zoom飲みとも言われることです。
このご時世ですから、「明日の朝が早いんで…」「ちょっと用事がありまして…」と断りづらいことをチャンスととらえて、「午後8時から翌朝午前6時まで飲むぞ!」とか、長時間の飲み会に参加をさせられるケースが増えています。

そのため、暴飲暴食をしてしまうケースも多くなり、コロナ太りとか、アルコール依存症になるところでいくケースも少なくありません。
時間無制限一本勝負に巻き込まれた部下たちは、評価に影響が出るのではないかとビクビクしながら朝まで付き合っているケースもあり、寝落ちをしたらなぜ途中で落ちたんだと詰め寄られるケースも後を絶えない状況です。

飲みニケーションに誘いづらくても、自宅だからエンドレスで飲み会ができると勘違いしてしまった上司が行っているケースが多く、ある種のアルハラとリモハラのあわせ技一本のハラスメントです。

zoomであれば40分で一度切れることで落ちてもいいし、途中入場途中退席を認めておけばいいのですが、管理職の柔軟な発想がないため、昭和の古き悪しきパワーマネージメントが横行してしまいます。

3:WEBカメラをずっとONにしておけ

リモートワークになると成果主義になるため、仕事ができるできないというふるいわけが簡単にできてしまうもの。
管理職の定義を勘違いしていると、行動管理までする事になってしまう。
古き悪しき昭和のパワーマネージメントであり、常に監視することによって成果が上がると勘違いをしている管理職が9割いるということ。

それによってWEBカメラをずっとONにしておけというリモハラが流行ってしまうものである。
対面で仕事をしていれば常に監視をされているという意識があるため、パフォーマンスを発揮することができるようになると勘違いをしているからだ。

リモートワークはある程度の権限移譲と同時に仕事に対する自律性をもたせないと組織は疲弊してしまって崩壊をまねいてしまう。

心理的安全性確保するためにも雑談室を設けたりすることをオススメする。
常に上司の監視下で疲弊するのを防ぐのと同時に、息抜き、ガス抜きをする場所が必要になる。

リモートワークだから孤独な戦いと監視の戦いで精神的にも追い込んでいしまうケースもあるので、雑談室があることで安心して雑談をして、仕事の英気を養える場所であれば、パフォーマンスも上がっていくことになる。

リモートワークによってONとOFFの境目が曖昧になり、長時間労働になっているケースも多く、労務管理ができない状況に入っているため、疲弊した社員やハラスメントにあっている社員にアプローチができていないのが現状です。

便利になることはいいことですが、これをきっかけに今までと違うマネージメントをしていかないといけない時代です。
管理職の皆さんは常に新しいことに興味を持って、ドンドンアンテナを張り巡らせて、いいものはドンドン吸収して、自分なりに変化をさせてください。

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