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時代とともに変わる価値観とモラル

最近よく言われていること

エージェント界隈では応募者が飛ぶということが増えています。
人事界隈では応募者が来ない、消えてしまうということが増えています。
応募する側からは時間とコストを考えると無駄という人が増えています。

なぜ、こうなってしまっているのかということを分解してみると、実に面白いことがわかりました。
ちょっとしたことだけど、心に余裕がない、信頼関係ができていないこと、自分が経験したことが正解と思い込んでいることがポイントになるんです。

例えば、ミドル層の管理職は「今どきの若者は何を考えているのかわからない」とぼやくと、若者も「ミドル層が考えていることがわからない」というでしょう。

これは簡単なことなのですが、コミュニケーションの不足と世代間の思い込み、決めつけがそうさせているということに気づいてください。

SNSの発展、スマホの普及に伴い、即レスを要求する人が多くなってきているのはわかりますが、24時間ぐらい待つ余裕もほしい。
即レスする=仕事ができる人のイメージが多いですが、仕事優先順位によっては即レスしない場合もあることも理解しましょう。

緊急性が高いのであれば電話をして、留守電にメールを送ったことと早急に連絡をとりたいという旨をメッセージを入れておくことも必要です。
留守電にメッセージがないということは重要ではないと判断をされてしまい、優先順位低いままのため返信も遅くなるかも知れません。

エージェントや人事の対応も悪い場合

仕事が忙しい、お金にならないと判断したとしても、いったことは守らないと信頼ができない人というイメージがついてしまうのは事実です。

・合否の判断が遅すぎる(理由もわからないし、謝罪もない)
・選考理由が曖昧すぎる
・◯◯日までに返信します。が納期を過ぎても返信がない
・面接が決まっていないのに、面接日程を押さえようとする
・メールを投げれば全部理解してくれるという考え
・突然連絡が取れなくなってしまった
・他社決定をしてしまったことを当日知る

応募者が悪い場合

・内定をもらったあと、関係しているエージェントにちゃんと連絡をしていない
・モチベーションが下がってしまったため、連絡が取れなくなってしまった
・並行している案件があって、連絡がないため優先順位が下がってしまった

理由はいろいろあるけれど、信頼関係がエージェントとできていないことが原因になる可能性もある。

処方箋として

まずは当たり前のことを馬鹿にせず、ちゃんとできるようになりましょう。
いったことはきちんと守る、納期を守る、小さなことから信頼関係を築き、腹を割って話せるような関係を作りましょう。

この場合は人として信用できないことがはっきりしています。
いったことをちゃんとできない人、約束を守れない人は信頼がマイナスになります。
ちゃんと自己管理できておらず、仕事をしている可能性が高いと判断をされても仕方ありません。

どうすればいいのかというとこの逆のことをすればいいんです。

応募確認の連絡をする際に、回答するのに余裕を持って設定をしておくことが必要になります。
社内の状況によって回答が遅くなることや、応募日時によっては連休が入ったりするケースもあるので、そこを加味したテンプレートを用意しておくことが必要です。

納期を切っておきながら、守れないというのは重大な過失です。
毎週ご連絡します。といいながら、連絡が来なくなると、この人信用できないという形になるでしょう。

また、面接日の前日に情報を送ってくるとか、応募者に対して考える時間を与えないというのはマイナスのイメージがあり、信用できなくなります。
忙しかったからということを言う人がほとんどですが、本当にこの仕事を決めたいと思うのであれば、そういう態度はとらないでしょう。

いったことはすぐに実行するのはもちろんですし、相手のことをちゃんと考えておくことは信頼関係を築く上で重要になります。

お金に目がくらんだエージェントになると、成功率が高そうな人には手厚く、そうでない人には薄くしていることも態度を見ているとよくわかります。

応募者の囲い込みができていないエージェントが増えており、フリーランスで拝金主義になっているエージェントも増えているのは事実。
面談時に違和感を感じたり、応募中に違和感を感じるケースも多々あります。

例えば、面接も決定していないのにスケジュールを押さえたり、悩んでいるにも関わらず、締切があるので決めてくださいとせっついたりすると逃げられるのは当たり前です。

ちょっとしたコミュニケーションのすれ違い、言い方一つで信頼関係がゼロよりマイナスまで落ちてしまうことがよくあります。
なんとなくやっているエージェントや人事は気持ちの変化、心境の変化に気づくことはありません。

電話やメール、SNSでは通じない部分もありますから、そういうときは顔を合わせて話をする機会を設けるようにしたほうがリスクは下がります。
メールやSNSでは文字だけですから、熱量、温度が伝わらず、いろいろな拡大解釈をされる可能性が高くなります。

WEB会議システムや直接顔を見ながら話をするとマイクロジェスチャーが出てくるから、微妙な変化をとってみることができるようになります。
応募者の話を聞くことに徹して、アドバイスや価値観の押しつけをしないことが求められます。

まとめ

・自分の時代は当たり前であったとしても、他人にはそのルールが適用されないこと。
・価値観の押しつけ、お説教、先入観で話をしないこと。
・いろいろな話を聞いて何がネックになっているのかをはっきりさせること
・何気ない一言で応募者が過剰反応をする可能性があるので、できるだけ対面で話をする習慣を。
・上から目線、売上のため、自分の保身のためのクロージングは絶対にしないように。
・クライアントのため、会社のためといいながら、自分の保身のために内定承諾や次のステップへ慎重にすすめる。
・寄り添うにもそれなりの覚悟が必要であり、生産性や効率性重視が信頼関係ができるとは限らない。
・期待が大きくなればなるほど、裏切られたときの反動は大きくなってしまう。
・時代が変われば、考え方やモラルが変わっていくもの。進化していくことが当たり前だと感じることが重要
・古い価値観、古いルールに縛られていると新しい時代への対応ができなくなってしまい、うまく時代に対応することができなくなってしまう。

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