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リストラ名簿に名前が載らないための3つのポイント

社畜や働かないおっさんにならないためには

最近企業が求めている人材のタイプとして、自走型、セルフスターターという言葉をよくききます。
指示待ち族ということばがあるように、上司の指示が出るまで仕事ができない。
思考停止をしているビジネスパーソンが増えているのが現実だろう。

もう1つはプロデューサー型、デレクター型ということを言われている。
縦割り作業で仕事をしていることが多いため、全体を統括できる人材が枯渇していると言われている。

詳細の仕事はできることになるが、全体を俯瞰の位置から見ることはなく、
人を巻き込むようなコミュニケーションが取れる人物が少ないということだろう。

5月のゴールデンウィーク明けや夏季休暇、年末年始休暇ということもあるので、ちょっとキャリアについて考える人も多いでしょう。

社会人人生において最初の3年間は非常に重要な時期であり、いろいろなスキルを身につけることで、社会人としての基礎体力を身につけることになります。

この基礎体力の差がのちのちのキャリアに対して大きな影響を与えてくることになります。
管理職の人であれば、新人の特徴をしっかりと把握した上で人材育成をしていくことを考えてください。

どうしても管理職は会社側、現場側の板挟みになってしまうことが多くあるので、チーム育成について考えられないという人もいるかもしれないが、コミュニケーションの取り方やタイミングによってはチーム力が上がっていくことになるので、ちょっとした気遣い、心遣いをしながら、部下との信頼関係を築いてください。

私が採用支援をさせて頂いた企業の経営者や現場の声を聞いた時に多かった、3つのスキルについてスポットライトをあてていきます。

1つ目は会議や研修など人が集まるところでは発言をする

中小企業の経営者さんの一言ですが、「会議にでているのであれば、何かを発言しなさい。発言をしないのであれば、出席する意味もない。」

日本人は会議好きとも言われています。
週に何回も会議というスケジュールを見ることになるでしょう。
また、結論のでない会議であったり問題を先送りされてしまうと、出席するのも面倒になる。

そのため、ほとんどの人が会議では発言をせずに、進行の流れに身を任せて、問題を起こさない様に無事に着地をしたいという心理が働いています。

しかしその経営者は、座って会議をしない、15分単位で設定をする、結論を出すということを浸透させていた。

中途採用で採用した社員や新卒社員には会議に参加をするときは必ず発言をするように伝えていた。

会議中にもコストが発生していることになり、そのコストがプラスになるかマイナスになるかということを考えると、どんなことでもいいので、質問やコメントをしてもらうほうが見方が変わったり、新鮮さがあるという。

同じメンバーでやっていると見方が一辺倒になってしまうのを防ぐのもある。
質問やコメントをしなかった場合、所属長から直接お叱りを受けるシステムになっており、それぐらいまで徹底していました。

発言をする、質問をする、コメントをすると事前にわかっていると、会議に集中できる様になります。

また、内容をしっかり理解することができるから、受け身になる会議ではなく攻めになる会議になるわけです。

有意義な質問やコメントにつながり、議論も活発化することになるからです。

新人のうちは書記係や議論の進行をやってみるのもオススメします。
書記係については、わかりやすくまとめなければならないので、より会議に集中をすることができる。

進行役もヘタでもいいのでいろいろな人から意見を言ってもらえるように場を作ることに集中すれば、事前にいろいろな資料を読み込んだり、調べたりすることになるのでより議題を理解することができるでしょう。

研修でも同じことがいえるのですが、コメントをしよう、質問をしようとすると内容の理解度が違います。

2つ目は自分の強みを徹底して伸ばす

「●●といえばAさん」と言われるぐらいまで、自分の専門領域を徹底して伸ばすこと。
よく会社の中に生き字引と呼ばれる人がいますね。

何でもそつなくこなすオールラウンダーを育成したがる日本企業ですが、これからグローバル化が進んでいくにつれて、スペシャリストが求められる時代になっています。

オールラウンダーとして平均点を取るよりも、スペシャリストとして1つの分野で秀でることがポイントになる時代です。

組織にはいろいろな人材が混合している状態で、どういう人材がいてどういう特徴を持っているのかということを観察し、徹底して傾聴をする管理職は希少な存在です。管理職は料理人に近い感覚を持っていないといけないと思います。

目の前にある仕事を徹底してやることによって色々なスキルを身につけることができます。

私は20代のうちはいろいろな仕事に挑戦をすることで、得意分野を見つけるようにしましょうと言っています。

前にもこのblogで書いていますが、ご指名社員になるということは社内ではかなり大きな影響力を持っています。

20代のうちは先輩社員から振られる仕事をどんどんこなすようにしましょう。

受注産業期ということを最近良くいいますが、この20代のうちの経験が大きくキャリアに影響をするからです。

社内で「●●といえばAさん」というぐらいのタグが付いたらなら、仕事はいろいろと回ってくる。

専門家、エキスパートとして認められる事はその人のキャリアにとってもプラスになります。

20代のうちは社内でいろいろな部署に移動をすることによって、自分自身を売り込む期間でもあります。

最近では転勤がないところがいいとか、こういうことをやりたいという人が増えていますが、チャレンジャーとしての覚悟がない人たちに限って、自分探しを何年も続けていることが多い。

先入観と思い込みを捨てることができれば、可能性は無限大にも広がる事になります。
人は言い訳マシーンでもあり、不安を覚えてしまうとそのエリアには足を踏み入れようとしません。
そうすることはリスクがあることを忘れないで下さい。
可能性をどんどん自分で潰しているのですから。
20代のうちはどんどんいろいろなことにチャレンジをしていきましょう。

3つ目は違う立場の視点で仕事を分解してみる

会社にとって正しいことは何なのか?自分が社長や上司だったらどうするのか?
現場を一番よくわかっているのはあなた自身です。
上司から言われたからではなく、あなた自信が考えぬいた上で、行動することや思うことを、上司と意見が違ったとしても、執念をもって提言をすること。

経営者、管理職、現場では見ている景色も違いますし、考え方も違います。
常に上の視点をもちながら、仕事を分解してみると意外といろいろなものの捉え方や、本質を見抜くことができるようになります。

どんな職種であっても人を巻き込んだり、人に巻き込まれたりしながら仕事をしていくことになります。
その人と立場に立って考えることも必要ですし、どういうように説得するのかもポイントになります。

伝え方、いい方、タイミングなどによっては信頼関係が強固になることもありますが、相手の立場に立っていない発言などをしてしまうと信頼関係が崩壊するので、日頃からのコミュニケーションがポイントになるでしょう。

この3つのスキルを身につけることで、どんな立場の人にも意見がいえるようになるので、それもひとつの武器になります。

日本人は肩書やネームバリューがあると怖気づく人がおおく、意見を伝えることが出来ない人が多い。
自分の意見を素直にいろいろな人に伝えられる事によって仕事の幅も広がっていきます。

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