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退職をする際の3つのルールとは!?

スマートな会社の辞め方

人事にとって一番忙しい時期というのが実はあるんです。
夏、冬のボーナス直前と2月、3月と8月、9月は退職面談の連続になり、通常の時よりもいろいろと動き回っているケースが多くなります。

ボーナス支給直後に辞めたい、年度が変わるから辞めたいというのがほとんどです。
ここでスマートに会社をやめられるかどうかで、今後のキャリアを左右することもあります。
仕事ができる人というのは去り際もスマートにする傾向がある。

一方では逃げるように転職を急ぐあまりに去り際が汚い人もいる。
上司との人間関係や労働環境が悪いから、転職する際にいい加減に引き継ぎをおこなう人もいる。
そういう人は転職先でも成功することはないだろう。
最低限のことはちゃんとしないといけないからだ。
最後までちゃんと周囲に気を配ることが必要になるから。

立つ鳥跡を濁さずという言葉があるように、個人の評判につながる

立つ鳥跡を濁さずとは昔から言われていることですが、今でも通用することになります。
もちろん道徳的にどうこういう問題ではなく、ちゃんとした理由がそこにはある。

まず、中途半端に引き継ぎをしてしまったり、上司と喧嘩をしたからといって中途半端なことをすると
人材市場価値がマイナスになる可能性が高くなる。

年収が600万円を超えるマネージャークラス以上になると、マイナス材料と、悪評になるから気をつけなければならない。

「あー◯◯さん、以前の会社で酷い辞め方をしたらしいよ」
「そういえば、いろいろな噂を聞いているけど、知っている?」というように、噂が噂を呼んでしまって、真偽の程は分からないまでもマイナス評価につながってしまいます。

また、勤務地も業種も違うから安心安全ということは全くありません。
最近では減ったとはいえ、会社によっては身元調査をする会社があります。
前職の職場にコンタクトを取って、評価や退職理由を確認するケースもありますし、それを外部のコンサルタント会社や外部の人材を使っておこなうこともあるので、最後の最後まで注意をする必要があります。

普通であれば些細なトラブルについてはお茶を濁すことが常識ではあるが、よっぽどなことをしてしまうと、評価を下げることにつながる可能性がある。

人のことなので、リベンジされてしまうこともあるということを気をつけておきましょう。

さらに跡を濁しまくってきた人は次の会社でも活躍する確率はほぼゼロです。

企業は外部から高額を支払うことによって採用をしているわけですから、期待値ゼロということになると、試用期間で雇い止めということもあります。

ひとつの極端な例にはなりますが、営業職であればすぐに取引をしてもらえる企業をどれ位かかえているのか、どういう人脈を持っているのかということをみながら、すぐに活躍できるかどうかを判断することになる。

優秀で実力も顔もきく人材を採用したことによって、いろいろな会社とのコラボレーションができたり、新規開拓がどんどんと進んだりというケースも多くあります。

この反対に退職時のトラブルを抱えることによって、出禁になってしまったりするケースも少なくないのが現状です。

最後のひと言が組織にとってのカンフル剤

転職をするということはその組織での最後の仕掛けどころになります。
今までは顔色を気にしてしまっていえなかったことや、いつも変えたほうがいいと思っていたことをまとめて伝えるチャンスです。

そこにはもちろん問題解決をすることまで含めてやらなければなりません。
業務改善のことについてはなかなかいうことができませんが、こういう時にいっておくことによって、出戻り社員になれるチャンスもあるでしょう。

これから辞める組織にとっても「◯◯さんは本当に良い人材であった」と再評価されることもありますし、自分自身のキャリアにとってもこのことがきっかけとなって、幅が広がる可能性もあります。

私の知り合いに新卒から10年以上勤めた会社を去る際に、人員計画から採用に関するプロセス、予算策定など細かい業務改善について提案をしたそうです。

そうすることによって業務プロセスをみなおすことになり、より生産性が上がっていったということを聞いています。

組織の中にいると何かを言おうとするとしがらみがあり、抵抗勢力がいる。
そうすると縦割り業務になりお互いが睨み合う形になり、無駄があることを知っているけど、言えない環境がそこにはあります。

常に業務について前向きに考えていた結果がカンフル剤になるということもある。いうのはただですが、いわないのは悪になるケースもあります。

退職の申し出をいうタイミング

まず、ちくしょう〜転職だと思った瞬間に考えてほしいことがある。
半年先を見据えて自力勝負をすることをおすすめする。
結論からいうと、賞与査定が終わるタイミングで退職を申し出て、ボーナスが出るまで在籍をしておくことを忘れないで下さい。

ボーナスが支給される月の締め日までは在籍をしておかないといけない。
その前に退職をしてしまうと、もらえるものももらえないことになるから。そうすると、ローンの返済などお金に余裕がなくなってしまうから、くれぐれも慎重にやらなければいけないこと。

ボーナス査定の前に退職相談をしてしまうと、報復評価ということもある。
辞める人間に対して高評価するわけがなく、評価を著しく落とすことがある。

そうすると、ボーナスをもらうことを考えていても予定外の低さに驚くことになる。

だからボーナス査定が終了した段階で退職の申し込みをする必要がある。

ゴールが見えてきたら、次は引き継ぎをやる期間を考える。
最低でも1ヶ月程度かかるので、そこをしっかりと考慮することになる。
そして転職活動を考えると、更に3ヶ月ぐらい前には行動をしなければいけない。
自己分析や自分のスキルを棚卸しをするにであれば更に1ヶ月は必要です。

ちくしょう〜転職だと思った時から、半年先ぐらい先、1年ぐらい先を見据えて、転職活動をしていかなければならないだろう。
ボーナス査定が終了するのは、支給の1ヶ月前には大概終わっているので、
そのタイミングで転職する先を決められるように前倒しする必要があります。

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