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就職活動で誤解しているベスト3とは!?

やりたいことがわからなくて当然!

2022年の新卒採用マーケットが本格化する前に、就職活動の勘違いについてちょっと話をしてみよう。

よく学生さんとのトークセッションで、「今やりたいことがわからないんですよ。どういう仕事をしたいのかもわかりません」

私はよく言うことがあります。

「アルバイトの経験で何の仕事をしたいかなどはわからなくて当たり前。わからないから目の前にある仕事をしながら、キャリアについて考え出しても遅くないよ。30歳~35歳になるぐらいまでに自分のキャリアを考えてください。」

「20代のうちは総合職として色々な部署を経験し、色々な人と仕事をすることで、自分がやりたい事、自分ができることがわかってくるから。」といつも話をしています。

自分が書いているキャリア地図と会社が書いているキャリア地図が一致すればいいのですが、たいていの場合、乖離してしまうことがほとんどです。

キャリアは目の前にある仕事をしていくうちに、自分がやりたいこと、できることがわかってきて、それに結果を残していくうちに、おっ!これだな!と思ったら、種になるんです。

学生のうちから将来の事がわからなくていいんです。
自分の感性に従って、ピンとくるものがあれば、業界業種、職種について調べてみるといいでしょう。

好奇心が最初の一歩になるわけです。
なんで?こんなことに興味があるのかな???から自己分析、業界分析、職種分析が始まるんです。

そこから始めた色々な分析がのちに、自分の言葉になって志望理由になったり、業界、職種を希望する理由になります。

そうやって分析を進めていくうちに、色々なことに興味を持つようになって、質問も表面的なものではなく、本質的な質問ができるようになる。

本屋さんに並んでいる就職赤本に書かれている薄っぺらい回答をすることがなくなるんです。
自分の言葉で伝えることによって言霊が入る。
言霊が入ったら、人の心も動かすことができるんです。

なかなか内定が取れず、焦ってしまうこともあるだろう。
否定されていることではなく、相性が合わなかったと考え、面接で失敗したと感じたなら、すぐに反省をしよう。

よく新卒の学生さんの面接をしていて気づくことがある。
それは、自分のことをアピールしようとしてしまい、相手のことを全く考えていない発言が多いということ。

また、予定調和を壊す質問をされた時に、動揺をしてしまい、自信喪失をしてしまったりする。

言葉がよくありませんが、演技をすると決めたら、どんなことがあったとしても、動揺をしてはいけません。
これは言動だけでなく、表情にも出やすいので注意しましょう。

緊張をしていて、頭が真っ白になることもあるだろう。
事前にシナリオを書いていて、こう聞かれたら、こういう風に答えないといけないと考えているからかもしれない。

コミュニケーションは一方通行ではなく、双方向で相手のことを思いやりながら、話をするという前提を忘れてしまっているんですね。

これは非常にもったいないし、冷静に客観的に自分を見ることができないと全く気がつかないという厄介者なんです。

信用できる人!?信用できない人!?その差って!?

よく私が研修で言っているのが、「あなたにとって信用できる人はどういう人ですか?」「また、あなたにとって信用できない人はどういう人ですか?」

面接官はあなたのことを信用できる人なのか、信用できない人としてみるのかで結果が変わります。

客観的に見ることができれば、面接の時に自分が話している内容や声のトーン面接官の表情やしぐさなどを分析してみてください。

あなたが一方的に話をしていませんか。
話を盛りすぎてしまって、穴が出ていませんか。
就職の赤本に書いてあるような薄っぺらい回答をしていませんか。
など、いろいろとチェックをしてみるといいでしょう。

特に一番わかりやすいのが、声のトーンとテンポです。
自信があることについては、はっきりと、リズムよく話をする人が多い。
自信がないことについては、歯切れが悪く、リズムも悪くなる人が多い。
そうすると、表情や視線が定まらなくなる。

面接官としては、おっ!話を盛っているな?と直感で感づいてしまいます。
そうすると、面接官はここだと言わんばかりに、
質問を集中砲火して、型にはめる。
または、面接を打ち切ってしまう。

露骨にわかる面接官が多いのは事実。
嘘は言ってはいけませんし、話を盛りすぎるのも要注意デス。

また、就職活動でやってはいけない3原則があるんです。
1:引きづらない
2:無理をしない
3:自分の生活のリズムを崩さない

不採用の連絡が来たからといって、引きづっていたら、チャンスも逃します。

時間管理も問われる就職活動

無理なスケジューリングはしないことを勧めます。
午前中1社、午後2社の3社程度の会社説明会と選考を受けるようにしましょう。
意外にも体力の消耗と判断力が低下してしまうからです。

就職活動中は学校の授業が週に2回とか、3限から始まったり、リズムが乱れがちになる。

生活のリズムが崩れてしまうと、午前中の面接に対応ができなくなってしまうとか、会社説明会で眠くなってしまったりします。

リズムが崩れることで、説明会や面接で自分の力を十二分に発揮をすることができなくなることもしばしばあります。

ちゃんと生活のリズムを整えて、夜更かしをしないようにしないといけません。

営業職はすべての職種の根幹にある

最近の学生さんの間では営業職を嫌う傾向が顕著に表れていることがあります。

新規開拓の飛び込みやテレアポなど、自分が拒否をされているようなイメージになったり、お客様からの呼び出しで休日がなくなったりとネガティブなイメージが強いからでしょうか。

そんなイメージを持っているのであれば、総合職での就職は諦めた方がいいでしょう。

なぜなら、営業職を経験することによって、人を巻き込む力、人に巻き込まれる力、コミュニケーション力、仮説力、政治力など、ビジネスパーソンに必要なスキルが身につきます。

営業職を経験すると、会社の仕事の全体が見えるのと、頭でっかちの堅物にならなくて済みます。

修羅場をくぐったり、失敗をすることで、色々なことを学ぶことができるのも、営業職の一つの魅力です。

営業職は花形の仕事なんです。
会社の売上を上げてくれる部署です。

そこでいろんなことを吸収してから、マーケティング、人事など、他の部署に進んでも遅くはありません。

キャリアはいつでも変えられますから。

営業職経験者が出世をしていることも多いんです。
コミュニケーション力がものを言いますし、結果を残していれば、出世をしても文句はいわれません。

また、20代のうちに色々な部署を経験しておくと30代でキャリアの選択ができるため、どんなことでもチャレンジをしてほしいと思います。

キャリアを考える方法としては、今から1年後、3年後、5年後、7年後、10年後で区分するやり方と、人生のターニングポイントにあわせて、
25歳、30歳、35歳で考えるパターンが有名ですが、私がお勧めするのは
今から2年後、35歳の時のキャリアを考えましょう。

昔のクライアントさんの口癖で、「3年先が読めたら、神様だよ。」
「こんだけビジネスのスピードが早くなっているのに、短期的には市場の流れが読めても、中長期的には全く読めない時代になったから。」
という言葉が裏付けになっている。

私も明日どうなるかわかならないという考え方がある。
もしかしたら、事故や天災にあうかもしれない。
あまり遠い未来を見据えてもその通りにはいかない。
それであれば、2つのポイントを重視してみた。

もう一度、言いますね。
2年後の通過地点と、35歳の時の通過地点。

エージェントから人事にキャリアチェンジしたのが、今からちょうど10年前。
35歳の時には、人事のエキスパートかゼネラリストと東日本大震災後に思いついた目標だった。

今はその通りになっているから不思議だ。
目の前にあることを必死でやって、結果を出してきた自信もあるし、色々な事にもチャレンジしてきて、たくさん失敗をしてきたからかもしれない。

ちょっとしたキャリア地図を持って、航海をしていれば、自ずとちゃんと設定した通過点をクリアできてしまうものではないだろうか。

目標がないというのであれば、自分の会社の中で出世をしている人を目標にしたり、有名人を目標にしてもいいと思う。

できない、やれない、無理という思考停止のリミッターをカットしてもらって、どんなことでも挑戦をするというスタイルを貫いてほしいと思う。

これができるできないで、キャリアの選択が変わってしまう。
上を目指すのか、専門性をしっかりと身につけるのか、only oneの存在を目指すのかと選択肢がたくさん出てくる。

私も20代のうちに支店長を経験したことから、人の痛み、気持ちがよくわかるようになったし、中途半端な覚悟では人を動かすことができないことを学んだ。

どういう風に説明をしたらいいのか、ロジックで淡々と話をしていくのが正解なのか、感情で熱をもって話をすることが正解なのかなど、商談、プレゼンについても学ぶことができた。

経験がキャリアに変わるので、色々なことにチャレンジをしながら、
これ!っていう直感が働いたことが適職かもしれない。

20代のうちは、キャリアがどうとかいう前に、目の前にある仕事に全力投球をして、社会人としての基礎体力を身につけてから、仕事の経験値をどんどん上げてほしい。

経験値が上がってきたところで、自分の適職はなんなのか、どういう時が一番輝いていたなど、キャリアについて考えても遅くはないから。

焦って1人前になろうと思っても、経験値の差が実力の差になる。

目標とする人に追いつくことはできるけど、追い越せる確率は限りなく低くなる。

人の成長スピードは個人差があり、努力をするかしないかでも、差がつく。

その差を埋めるためには、同年代が経験をしていないことを経験したり、
仕事に対して貪欲に何でもチャレンジをすること。

あとは、会社員ですけど、営業であれば目標数値があります。
経営者としての視点も営業職は身につけられます。
自分の目標数値をいつ達成するのか、達成するためのアプローチをどうするのか、週次、日次の行動をどうしたらいいのか、本当に考えて行動をする人が、目標達成へ一歩近づくことができるでしょう。

中長期的な視点も身につけられれば、もっと仕事が楽しくなってくるのは明確です。

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