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エリートと非エリートその差!?ってなんだろう!?

ビジネスで成功している人の共通点とは

人材ビジネスや人事の仕事をしているといろいろな人とお会いします。
大きく分けて2つのタイプの人がいます。
1つはビジネス上でもプライベートでもワンランク上の人。
もう1つは成長することが止まってしまった人。

ワンランク上を目指そうとしている人はふえていますが、しかし周りの環境に流されてしまい、成長しているようで止まっている人が9割います。

面接の場でキャリアアップしたいんですとか、もっとでっかい仕事がしたいんですというように、夢見る少年、少女のようにこたえてきますが、本当にワンランク上に上がれるのは1割いないでしょう。

ワンランク上を目指している人というのは、そういうことを語ろうともしませんし、自慢をすることもありませんし、謙虚で常に自分としっかりと向き合っているから、目の前の仕事に対して全力投球をして圧倒的なスキルを身につけることをしています。

エリート人材ほど、自慢はしない

巷でよくある光景です。みなさんも目にしたことはありませんか?
「いや〜でっかい仕事を任されて、プレゼン資料を作るのに徹夜しちゃったよ」とか、「先月なんて、休日返上しなきゃいけない状況だったし、残業も100時間オーバーしちゃって、産業医との面談をやらされることになっちゃったよ」とか、居酒屋やカフェで聞いたことありませんか?

ソーシャルネットでも忙しいアピールをする人が嫌われるという現象が起きていますが、まさにその通りだと思います。

昔とある方がいっていたのは、東京の夜景は残業しているビジネスパーソンが作っているという言葉があった。

確かに長時間労働をしながら、残業代で年収をキープしているという人もいたのは事実。

しかし、2010年を過ぎてからは、過労死の問題やワークライフバランスということで、残業に関してはかなり規制をされてきているのが現状である。

エリートが気にするのは給与明細の額ではなく、自分のパフォーマンスである。
巷では「エリートはストイックださし、アスリートみたいに自分を追い込むのが好きだから」という人もいるだろう。
しかし、それは全く違うということに気づいていないからだ。

賃金と労働時間が比例をしていないという事実である。
ある会社で経験をしたことだが、アルバイトの評価で時給を上げるという話をした際に、とある管理職が暴言をはいて問題になった事があった。

「◯◯さんの時給を上げるの?なんで?俺なんか時給換算したら、アルバイト以下だよ。それなのに必死になって仕事をしているのに、給料も評価もあがらないって、どういうこと?」

ホワイトカラーで時間管理をすることは現在の労働法制の矛盾点でもあり、
時間外手当が矛盾したシステムであるということに気づいているからである。

わかり易い例としてこういう会社があった。
評価は、自分の等級号棒と同じ人3人と上司と統括マネージャーの5人で評価をする。

評価がCであれば現状維持となり、AやBになると等級や号棒があがる。
評価がDになると、現状より給与が下がり、評価Eを通年で4回取ると人事異動か退職かの選択になる。

Eを1年間とりつづけるというのは自分の仕事があっていないのか、その人に対して指導をしてきたけども改善がなかったということ意味していることである。

評価Eのものを出さないように、管理職たちは必死に指導教育をするようになる。
なぜなら、彼らの評価もそれで決まってしまうことになるからだ。
いわゆる管理が行き届いていないということで自動降格の対象になるからだ。

春闘でベアアップ、ベースアップということをいわれていますが、基本給を底上げするということは経営を圧迫することになるので、できるだけそういうことに対して、ボーナスでトータルアップという交渉が続く。

なぜなら、終身雇用、年功序列の賃金制度が崩壊しているにもかかわらず、いまだに基本給アップを労使交渉で勝ち取ろうとしているのは、時代遅れになりつつあることを認識しなければならないだろう。

シンプルに会社を守るためには、基本給を抑えながらも利益を出す。
そうすると仕事量が増えてしまうことになり、結果長時間労働につながっている。

いまだにあるのが、長時間労働をすることで自己評価を上げるという勘違い。
自分のスキルアップの時間が無くなってしまうのだから、それで給与を上げてくれ、昇格させてくれというのはお門違いの時代になっている。

賃金をアップさせる方法はいたってシンプルである。
せこせこして、残業をしているよりも、差別化できるモノを手に入れることだろう。

今で言えば英語と第二外国語だろう。
英語が使えれば、選択肢は2倍になる。英語が使えれば外資系企業へ転職も可能だし、場合によっては海外で働くという選択肢も出てくるからだ。

第二外国語を習得することができれば、さらに広がっていくことになる。
メジャーな語学ではなくてもいいから2つの語学を習得すれば4倍に確率は広がっていく。

昭和ノスタルジーにひたる経営者なら、長時間労働をして会社への愛社精神を示せば、気に入ってくれるケースも有るだろうが、グローバル化が進んでいるため、ワークライフバランスを重視した働き方になっていくだろう。

パフォーマンスが出せない人というのは、転職市場に流れ込んでくる時代になりかけている。

また、資格を取ればその仕事につけるというのは間違いである。
自分のやってきたことに関連付けて資格を取得していくことが必要とされている時代。

エリートたちはリストラを歓迎する

リクルートでは35歳定年制を設けているという話をよく聞くことがある。
なぜなら、企業には一定の新陳代謝が必要であると考えると、60歳や65歳の定年制度というのは合っていないからである。

バブル景気以降、リーマンショック以降にはなるが、多くの企業でリストラや早期退職が敢行された。

それは終身雇用、年功序列が当たり前の時代であり、不測の事態を予想していなかったからだろう。

経済はずっと右肩上がりで失速をすることがないと思われていたからである。

しかし、経済が破綻すると企業がリストラや早期退職をおこなうようになる。

それは生産性の低い人を採用していくことが会社に取って負担が大きいということ。

そして、パフォーマンスが低い人達もそうすることによって会社を維持しようと必死だったからだ。

会社が倒産するとなると、大きなニュースになるだけではなく、関係各所に迷惑をかけることになってしまうからである。

倒産件数が90年台後半から2010年ぐらいまで増え続けていたのは、会社を守ろうとしていたけど守り切れない企業がおおかったということになる。

エリートたちはリストラや早期退職によって新陳代謝がされることをしっかり理解している。

これからの時代は個人の時代になっているからこそ、この考え方は重要である。

自分より仕事のできる部下が出てきた時は、そいつにポジションを譲る。
そうならないようにするのであれば、自分が必死になってアドバンテージを守るしかないのだから。

自分がおかれているポジションをしっかりと見つめなおすことをしながら、何をやらなければならないのか、どうしたら抜け出すことができるのかをしっかり考えている。

それがわかったら、あとはがむしゃらにやるだけというのもわかっている。

エリートは俯瞰の位置から全体を見る

会社説明会で話をしていると、「リストラをしない会社の特徴を教えて下さい」とか、「人に優しい会社について教えて下さい」とかいう学生さんが増えたように思える。

はっきりいうと、こういう質問をしてくる学生をチェックしておいて、エントリーシートを提出した際に、お祈りメールを送るようにしている。

理由としては社畜になりたいんですということを公言しているようなものであり、戦わずして楽をして稼ぎたいという人が多いからである。

社会に出れば、同僚、先輩、後輩を蹴落としてでも上に上がるという覚悟がないと、成功するチャンスや成長するチャンスを失ってしまうことになるだろう。

20代のうちはギラギラして、てっぺんを目指しますというぐらいの意気込みがある学生がいい。

または、レギュラーを取りに行きますので、先輩たち待っていてくださいぐらいの気持ちがあるといい。

これから組織のじだいではなく、個人の時代ですから、パフォーマンスを残せない人はどんどん立場がなくなるでしょう。

それだけ、プロスポーツ選手のようにパフォーマンスが残せないのであれば、会社を去る覚悟をもっていないといけないということだ。

エリートは常に俯瞰の位置から現状を分析している。
半径5メートルの中でいきているように見えることが多いのですが、そこは鳥瞰図をしっかり見て、自分のキャリア地図と羅針盤を持って、自分が進むべき道を確実に歩んでいる人がほとんどですから。

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