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【キャリア図解 1】「大好きなことをやって生きよう!」ー一度きりの人生ー

 こんにちは。キャリアデザインラボ代表のミツモトヒトシ(国家資格キャリアコンサルタント)です。

 良い人生を送るためのヒントを図解する「キャリア図解」1冊目は本田健さんの「大好きなことをやって生きよう!」から気になった部分を図解し、考察していきます。

(記事 約4,000文字 すべて無料で閲覧可能です。)

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解説動画



はじめに

 本田健さんの本は数多く書店に並んでいますが、まず一発目にこの本を選びました。「一度きりの人生。せっかくなら大好きなことをやっていきたい。」おそらくすべての人が心の奥底ではそう思っているはずです。

 ただ、いつの間にか「現実的に厳しいよね。」という結論を出してしまっているということなのです。


【図解①②③】大好きなことをやると自分を好きになれる


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図解① 大好きなことをやるのに、いったい何歳まで待つ?

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「今の会社を辞めるのが何となく怖い。」

「そもそも自分が好きなことが何なのかよくわかっていない。」

「会社を引退した後に好きなことをやっていこう。」


 もしあなたがこのように思っているのであれば、引退後暇を持て余すことになります。また、好きかどうかわからない仕事を続けているうちにそれをやっている自分のことも嫌いになってしまうというのです。


図解② 大好きなことをやっていると未来はすばらしく感じられる

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 一方、本当に好きなことに出会ったときには情熱を抑えることが出来なくなります。


 この感覚、チクセントミハイの提唱する「フロー状態」に近いですね。「ランナーズハイ」や「ゾーンに入った」という言い方もします。


 没頭していたらいつの間にか時間が過ぎ去ってしまっていた、という経験。おそらくあなたにも思い当たるところはあると思います。

(私の場合は、執筆、作曲、ギター練習、歌っている時、旅行先や購入するものをネットで調べている時などが当てはまります。)


「フロー状態」から天職が見つかる

 言い換えると、自分の没頭する状態を振り返ってあげれば自分の好きなことが見つかる可能性が高いということになります。

 また、「才能は途中で開発される」つまり、没頭することで才能が見つかり、才能が育っていくわけです。

 自分の才能に合った何かを探すのではなく、継続しているうちに才能が開発されるという解釈がポイントですね。

(本田健さんの本は コチラ⇩)


「行動は成長のタネ」

 ちょっとでも面白そうだな、やってみたいなという入口を見つけたらまずそこに入って、その後継続し続けることができるかどうか。これが才能を開発するポイントということになります。

 何事もやってみないとわからないし、ある程度続けてみないと見えてこないこともありますよね。

 まずはあなたの目の前の景色において出来ること、やってみたいことにトライすることで世界は拓けていきます。

行動は成長のタネ

結局人生は「行動するorしない」この積み重ねで出来ているのです。あなたの目の前の環境において、行動することでしか自分の人生を変えることはできません。


図解③ 大好きなことをやるときのブレーキ

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 一度きりの人生とは言え、やはり金銭面や様々な面において失敗が怖いからこそ、本当にやりたいことがやれないという現実があります。家庭を持つとなおさらそうですよね・・。

 しかし、右図にあるように結局自分の人生の満足度を満たすには自分で判断して動くしかないのです。


 あなたがやりたいことをやるためにリスクを冒すことは、家族からすればデメリットの方が多い(安定した生活が失われるかもしれない)ので反対する可能性は高いでしょう。

 親も年功序列、終身雇用の時代で育ってきた価値観で発言しますから、相談したとしても自ずとその価値観に基づいた回答をするため、こちら側の意図や思いを理解してくれない可能性は高いのです。


 一度きりの人生で、自らが本当にやりたいことは何かを突き詰めて考え、家族や周囲の人を説得できるくらいにまで思いが高まっている状態。

 しっかりと自己分析を実施し、掘り下げて考えることであなたは何らかの方向に動き出すはずです。


【図解④⑤】大好きなことを探すヒント「転機」と「タイプ分け」

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図解④ 人生を大きく変える6つのタイミング

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 1度きりの人生とは言え、人生には様々な「転機」が訪れます。ただしこれらを「人生に変化を与える好機」だと捉えることも大切です。この「転機」をきっかけに大好きなことと出会う可能性もあるのです。


(参考)シュロスバーグの「転機」

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Nancy K. Schlossberg 

出典:https://www.transitionsthroughlife.com/

 キャリア理論家のシュロスバーグは「転機」を以下、3つに大別していま す。「予測していた転機」(Anticipatedtransitions)「予測していなかった転機」(Unanticipatedtransitions)「期待していたものが起こらなかった転機」(Non-eventtransitions)

 これらの「転機」を乗り越えるには、Situation(状況)、Self(自己)、Suports(支援)、Strategies(戦略)の4Sの点検が必要と述べています。

 状況を戦略的にポジティブにとらえられるように自己をコントロールする。そのための精神的支援も準備しておく。

 一度きりの人生における「転機」をポジティブに活用するために、頭の片隅に入れておきましょう。


図解⑤ 「大好きなこと」の7つの側面

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 「フロー状態=(没頭)」は大好きなことを見つける大きなヒントとなることを記述しました。この図で言うと「1.やっているだけで楽しくなること」「7.少しでも時間があればやってしまうこと」はフローのイメージです。

 その他の項目についても、一度思い浮かぶことをピックアップしてみましょう。どんな些細なことでも構いません。何らかの共通点が見いだせれば、大好きなことを探す大きなヒントとなるはずです。


【図解⑥⑦】自分への好奇心を持ち、具体的な夢を描く

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図解⑥ 夢がかなわない理由

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■質問 「あなたは一度きりの人生において、どうなりたいですか?」

 この質問に明確に答えられる人はそう多くはいないはずです。明確に答えられないということは夢はかなわないと思ってください。

 上の図解の左2つについて、言い方を換えると、明確に将来のありたい姿を描くと人は勝手にその方向に進むということになります。

 明確にありたい姿を描いて以降、あなたの夢に関係のある情報が勝手に耳に入るとともに、様々な行動を開始するようになるのです。(「引き寄せの法則」と言ったりもします。)


図解⑦ 大好きなことの見つけ方

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 「自己分析」と聞くと就職活動を思い出すかもしれません。たった一度きりの人生において、後悔なく過ごすには自分自身に好奇心をもつということがとても大切です。

 腹の底ではやりたいと思っていることがあったとしても様々なリスクを踏まえ、無意識のうちにやりたいことに気付かないふりをしてしまっている可能性があります。

 本当に自分らしくいられるのはどんな時なのか。いつ楽しいと感じているのか、自分はいつ楽しそうに見えるのか、これまでにやりたいと思っていたがやり過ごしていることはないのか。

 しっかり「自己分析」をすることで、自分自身のありたい姿を明確に描いていくことが大切です。


■ ここでクイズです! Q:この絵の中に人は何人いますか?

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正解は


21人です。


では、

もう一つ質問をします。

絵を見ずに答えてください。

英語が書かれた画像はいくつだったでしょうか?





正解は3つです。


 正解できましたか?出来てたらすごい!の一言なのですが・・もう一度絵をみれば一瞬で答えはわかるはずです。

 このように事前に意識すれば情報は瞬時に効率よく認識されるのですが、意識していなければ自分に無関係の情報として認知さえされません


 このクイズで体感していただいたように、意識が向けば様々な情報が入ってくるようになります。

 例えば、仕事に就くまでに全く興味の湧かなかった経済ニュースが頭に入ってくるようになったり、子供が生まれるとやけに幼児の事故のニュース等が気になったり等、日常においても意識の差によって情報のインプットが変わったという経験はないでしょうか。

 あなたのありたい姿を明確に描けば、その夢に関連するあらゆる情報があなたに流れ込んでくるのです。それだけ「自己分析」というものは大事だということです。


まとめ

 いかがでしたでしょうか。本田健さんの本「大好きなことをやって生きよう!」よりキャリアに関する部分を一部抜粋し、「キャリア図解」として考察していきました。


 何か無理に動こう、行動を起こそうとするよりも、自分が勝手に動き出したくなるくらいまできっちり自分を掘り下げるということが大切であること。

 ありたい姿の方向に動かなければ、たった一度きりの人生を有意義に過ごすことが出来ず、自分自身を嫌いにさえなってしまうという点がとても印象深いと感じました。

 本田健さん、良い気づきをありがとうございました。




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キャリアデザインラボ代表 ミツモトヒトシ(国家資格キャリアコンサルタント)記


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