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仕事を辞めたいのに決断できない理由とは?

今の仕事を辞めたい、転職したい、起業したい、今度こそ自分のやりたいことで勝負したいなどなど、自分の仕事を考えるうえでこうしたいと思うことありますよね。決断するには本当に勇んが必要ですよね。今後の人生を考えると、大きな決断だからです。ではなぜ決断できないのか、その一つの考え方についてお話します。

すべての言動には理由がある。

私たちの思考、感情、行動など、すべての言動にはすべて理由があります。例えば、新しいことを始めるとき、買い物をするとき、仕事を選ぶときなど、人はそれぞれの基準に無意識に照らし合わせて決断しています。

それはつまり、人の言動はすべて「シックス・ヒューマンニーズ (人の6つの欲求)」を満たすためにあると言われています。これはコーチングの考え方でアンソニー・ロビンスという世界No 1のコーチが提唱した考え方ですが、人の行動を突き詰めていくと、6つの理由に当てはまるのです。それがシックス・ヒューマンニーズです。

その6つは以下のとおりです。

1. 安定感 (安心・安全):  安心したい、生存したいというニーズ

2. 不安定感(変化・刺激): ドキドキワクワク冒険したいというニーズ

3. 重要感 (自己重要感):人から認められたい、価値ある存在であり台東ニーズ

4. 愛とつながり: 愛されたい、つながりたいというニーズ         

5. 成長: もっと高いレベル、次のステップに進みたいというニーズ  

6. 貢献: 何かを与えたい、貢献したいというニーズ 

この6つの欲求は誰もが生まれながらにしてもっているものと言われています。

仕事を辞めたいのに辞められないとしたら、何が理由でしょうか?

生活のために今の安定した収入を失いたくない・維持したい。新しいことにチャレンジすることで失敗したくない、むしろ今のままでいた方が安心という安定感という欲求、でもチャレンジしたい気持ちもあるとしたら、変化・刺激の欲求もあるとしたら、安定感の欲求のほうが強いと言えるかもしれません。この二つは対局的な欲求なので、どちらをとるか決められず。本当は辞めたいのに、その一歩を踏み出せずといったジレンマに陥ってしまって、その状態から抜け出せずにいるのが現状ではないでしょうか。

私もそうでした。会社を辞めて独立したいと思っていましたが、会社で働いているということは毎月安定した収入があり、それをわざわざ捨ててまで新しいことにチャレンジする勇気が持てず、会社の仕事はそれなりに責任ある仕事ではあったものの、本当にやりたいこととは違っていて、単に責任感と義務感だけで働いて何年もうつうつとした日々を過ごしていました。

一方で、安定感・不安定感以外の4つの欲求に照らし合わせて、自分が本当にやりたい思っていることは何か、何を成し遂げたいと思っているのかを考えてみました。私の場合もっと高いレベルの自分を目指したい気持ち、自分だからこそできることで誰か私の助けを必要としている人の役に立ちたい、それが社会への貢献になることだと考えました。安定は根本的に大事な欲求であることは間違いありません、私の場合、新しいことにチャレンジするということも私自身の人生のスパイスになるほどワクワクすることであることに気づきました。

シックス・ヒューマンニーズから人生の設計図をつくる

いきなり会社を辞めるのは無謀と言えると思います。辞めたいと思っていて、将来やりたいことがあるなら、自分の望みは何か、自分は何を成し遂げたい欲求をもっているのかを考えてみてください。そのうえで人生の設計図をつくって、できることから一つずつ歩を進めていくことで、確実に望む未来へと近づける一歩が踏み出せるものと思います。



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