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キャリアの棚卸しの目的

こんにちは。私は人材紹介会社『キャリエイブル-careerAble』の代表をしております下田由紀と申します。

4月から新年度を控え、多くの企業で組織改編、人事異動が行われて、運よく希望の部署に配属されたり、やりたい仕事に就ける人がいる一方で、運悪く「なぜ、自分がこの部署、、、」と怒りがこみ上げてくる人もいるのが事実です。

様々な背景があるので一概には言えないのですが、20代という若い頃は、仕事内容が異なる部署へ異動することは、悪いことばかりではないという考えです。社会人経験の浅い間は、自分自身の得意分野が何であるかを特定するのが難しいからです。色々な仕事に触れてみて、得意なこと、好きなこと、やりたいことを選別していきましょう。

しかし、30歳になったら、自分の得手不得手を把握し、どの領域で自分が生きていくかを真剣に考えて、そして、選ぶ決断をしましょう。考える、検討するばかりでなく、実際に選ぶのです。
何か物事を決める、選ぶ時、同時に何かを諦めることが必然となります。勇気がいりますが、それができる人とできない人では、40歳以降で大きく差が開いています。
40代では選んだ道を追求し高める時間なんだと思います。自ずと脂がのって「仕事が本当に面白い」とやりがいと充実感が増していると実感するはずです。

希望通りのキャリアが叶う人は本当に一握りなのですが、その人達は、優秀かどうかではなく、ちょっとした勇気がある人なのです。
その結果として、何らかの専門性を有する人ということで希少価値も出てきます。

最近「キャリアの棚卸しをしましょう」と耳にしますが、棚卸ししてオシマイではなく、今後、何の専門性を有していくのかを選ぶために棚卸しをして欲しいなぁと考えています。







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