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#18 目的と手段

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キャリアコンサルタントの笹井典子です。

今日、駅のホームで電車を待っていたら、白い杖を持った盲目の男性が歩いていました。
 駅員さんが 「大丈夫ですか?」 と声を掛けると 
「階段はどこですか?1番線に行きたいんですけど」 と言っています。 
すると、駅員さんが 「係りの者を呼んできます」 と言って、その場を離れてしまいました。
 目の前に、エレベーターありますけどε-(´∀`; ) 

 盲目の男性は自分の目の前に立っていたので 
「すぐそこにエレベーターありますよ」 と、声をかけたら 
「あー、エレベーターあったんだ^_^」 と、安堵の声。 
エレベーター前まで案内してる途中で、呼ばれた案内係りの駅員さんが来て 
「階段はこちらですよ!」 と別の方向に連れて行こうとするので

「1番線行くなら、エレベーターの方が楽ですよ」 と説明。
なんとか駅員さんにも分かってもらえ、駅員さんもエレベーターに乗って1番線まで案内していきました。

 「階段を探してる」とは言っていたけど
 盲目の男性の目的は違うホームに行くことであって 階段は手段です。

駅員さんにとっては、階段を案内することが目的になってしまったんだな(;´Д`A 
ちょっと考えれば分かりそうなものだけど 目的と手段の混同は日常の中にも潜んでいます。 
目標設定をする時に、目的と手段が入れ替わるという例はよくあります。 
 余暇を楽しむ為の貯金のはずが 
お金を貯めることに喜びを感じてしまい、使うことをやめてしまったり 

社会との関わりを持つ手段である仕事のはずが 
就職することが目的となってしまったり 

 目的と手段の見極め 俯瞰して自身を見ながら確認することもたいせつですね。


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。


Have a great career_weave!

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