見出し画像

me:Riseキャリアコーチの志賀 文香です。(>>コーチ紹介インタビュー
ビジネスパーソンの方々のキャリアデザインのサポートに加え、組織開発と人材育成のパラレルワーカーをしています。

今日は「ビジネススキル」について書きたいと思います。日頃、さまざまな方のキャリアのお悩みをお伺いする中で、実はかなりの高頻度で話題に上がるのが「スキル」というワード。

「今の仕事では、何のスキルも身につかない感じがして不安…」
「本当は、もっとスキルの身につく仕事がしたい」
「どこに行っても活躍できる人になるため、スキルを身につけたい」等

多くのビジネスパーソンの方にとって、キャリアを考える上で、スキルというものは切っても切り離せないものですよね。

ただ、「スキル」と一口に言っても、そこでイメージしているものは人によって異なる場合も多く、実際に仕事で必要とされるスキルには、多種多様なものがあります。また、スキルを身につけたいと思う目的(スキルを得た先で何を実現したいのか)によって、当然ながらどんなスキルを強化すべきかも変わってきます。

そこで今日は、「ポータブルスキル」、つまり「どの仕事でも生かすことのできるスキル」に焦点をあて、そもそもどのような種類のスキルがあって、どんな身につけ方があるのかを、ご紹介したいと思います。

***

ポータブルスキルとは何か

ポータブルスキルとは、その言葉通り、業種や職種が変わっても通用する「持ち運び可能な能力」を定義する言葉として、厚生労働省が提唱しています。

画像1

出典:『厚生労働省』”ポータブルスキル”活用研修 講義者用テキスト

例えば、同業種、同職種での転職であれば、年齢が上がるほど、それまでの経験値を測る分かりやすい指標として「専門技術・専門知識」を重視されることが多いと思いますが、業種や職種を変えてのキャリアチェンジの場合には、どの仕事でも通用する「仕事のし方」や「人との関わり方」に関するスキルの重要度も増してきます。

つまり、「仕事のし方」や「人との関わり方」のポータブルスキルを高めることは、特定分野に限らず、さまざまな分野で活躍できる可能性が広がることにもつながりますので、自身のキャリアの選択肢を拡げる土台をつくることとも言い換えられると思います。

ポータブルスキルの中のどのスキルを磨けばよいか

図にもあるように、「仕事のし方」「人との関わり方」についてのスキルもさらに細分化されるので、どのスキルを強化すれば良いのだろうと、迷われる方もいらっしゃると思います。実際に「スキルを身につけなければとは思うものの、どこから着手すれば良いか分からない」といった声にも出会うことがあります。

もし、この先目指したい方向性が見えている場合には、自身の望むキャリアと現状のギャップから、必要となるスキル項目を考えていくのがおすすめです。

一方で、目指したい方向性がまだ見えていない場合には、各スキルにまつわる経験を思い起こしながら書き出してみる等、棚卸をして考える方法もあります。

◆磨くスキルの選び方◆
①「自身の望むキャリアと現状のギャップ」から考える
②「各スキルにまつわる経験の棚卸し」から考える
 (A)強みと認識している項目をさらに強化する
 (B)経験不足や弱みと認識している項目を補う

①も②も、もちろんセルフでも可能な方法ではありますが、現実的には一人でこういった時間を改まってとるのが難しかったり、煮詰まってしまうことも多かったりするので、コーチングセッションの中で一緒に壁打ちをしながら、整理させていただくことも多いです。

少し逸れますが、実はこのプロセスによって「自分では何も身についていないと思っていたけれど、そんなこともなかった」というケースにも出会うこともあります。自分の持っているスキルやその種には、なかなか気がつかない場合もあるんですよね。

なぜ気がつかないことが起きるのかというと、①そもそもビジネススキルにどのような種類のスキルがあるのかよく知らない、②自分の経験やスキルを振り返ったり、掘り下げる機会がない、ということが背景としてあるように感じます。

強化したいポータブルスキルをどう身につけるか

強化したいスキルが設定できたら、それを身につける方法を考えたいですね。いくつかの方法を挙げてみます。

◆ポータブルスキルを身につける方法◆
①転職をする
②ボランティア、副業、社外活動に取り組む
③書籍、セミナー、スクール等で学ぶ
④社内の有志プロジェクトに手を挙げる
⑤現業の取り組み方を変える

「①転職をする」は、当然ながらリスクも伴いますので、慎重に判断していきたいところです。また、転職希望者を受け入れる企業側の目線としても、スキルを身につけたいという動機のみでは、採用するメリットを感じにくいと思いますので、注意が必要です。

「②ボランティア、副業、社外活動に取り組む」については、今所属している会社の就業規則に反しない限りは、少ないリスクでチャレンジすることができる、有効な方法です。この方法は、機会を見つけるためのアクションが大事になりますが、社会人インターンシップの機会を提供しているサービスもありますので、参考までにリンクを貼っておきます。

■サンカク(運営:株式会社リクルート)

「③書籍、セミナー、スクール等で学ぶ」は、身につけたいスキルを学ぶのに、誰にでも平等に機会がひらかれているという意味で、有効な手段です。ただし、スキルとして得るには、別で実践の場を設けることは必要で、その学んだスキルを使っていくことこそが最も重要になるとも考えています。

me:Riseの運営会社である株式会社ルバートでは、社会人向けのビジネススキルを学ぶアカデミアを開校していますので、こちらも参考までに。

■rubatoアカデミア(運営:株式会社ルバート)

最後に、もし少しでも可能性があれば、「④社内の有志プロジェクトに手を挙げる」、「⑤現業の取り組み方を変える」について、一度検討してみるのは非常におすすめです。

少し視点を変えてみることで、現業でもスキルを習得する余地がまだあったと気がつくことがあります。また、上司や社内の信頼できる方に、自分のスキルについて考えていること、目指したいことをを共有するなど、コミュニケーションをとってみるのも良いと思います。

***

いかがでしたでしょうか。
お読みいただいた方にとって、キャリアの選択肢を拡げる土台づくりに役立てていただける部分があれば嬉しく思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


🔔オンラインキャリアコーチングサービスme:Riseでは、コーチによる無料カウンセリング(15分間)を実施しています!

2022年12月31日までの期間限定で、コーチとの1対1の体験コーチングセッションを特別価格60分間¥5,600でお受けいただけます。(通常45分間¥8,800税込)

・「いつかできたら…」「もしチャンスが来たら…」と受け身の人生を送っていることに不満
・やりたいことはあるけど、やり抜く力 GRITが弱くて、すぐ挫折しがち
・現状のキャリア、人生に何か変化を加えたい
・思い描く未来がありながらも、なかなか舵を切れない
・仕事も、人生もつまらないまま終わりたくない
と思っている方

プロのコーチが伴走してもらいながら、行動してみませんか?

🔔me:Riseのニュースレターで、キャリアデザインに関するコンテンツやキャンペーン・イベントのご案内、ニュースレター読者様限定のme:Rise主催セミナー割引などの最新情報をお届けしています。
ご希望の方は、ニュースレター登録(無料またはme:Riseのホームページ内の登録ボタンからご登録ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?