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弱みを克服するための新しい視点:クリフトンストレングスの活用法

こんにちは。
me:Riseキャリアコーチの小平(こひら)です。(コーチ紹介インタビュー
 
みなさんには弱みや苦手な事ってありますか?
 
時折、コーチングのセッションでも、クライアントさんから苦手を克服したい!といったテーマがあがることがあります。
かく言う私も、自分の弱みや苦手には目をつぶりがちなのですが、当然あります。

弱みとどう向き合うか

私の場合ですが、
・パーティなど初対面の人が大勢いる場所で話しかけられない
・(1対1は問題ないが)プレゼンでとてつもなく緊張し普段どおりに話せない
・意見が対立しているような場面だと押し黙ってしまう
などです。
 
このような苦手や弱みを、なんとか克服せねば!ってなりがちですよね。
そんな時の解決法としては、
回数をこなす
関連図書を読んでみる
周りでうまくやっている人の真似をしてみる

などが一般的には考えられるかと思います。

クリフトンストレングスの考え方

私は今年、ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)を開発した米国Gallup社のGlobal Strengths Coach Courseという講座を受講し、この苦手や弱みに対する考え方に「なるほど!」と感じたことがあったので、今日はそのことを書きたいと思います。
 
まずクリフトンストレングスについてですが、自身がもっている「才能」を診断してくれるWebツールです。

「短所ではなく長所を伸ばすことにエネルギーを注いだ方が、人は何倍もの成長を手にすることができる」

という発見から発展したもので、自分の長所、つまり既に持っている才能にフォーカスしていこうよ!というのが基本にある考え方です。
というと、自身の短所、つまり弱みは無視してもいいってことのように思えますよね。

ですがこの講座では「弱みには対処する」ことが、強みを活かすと同様に重要とのことでした。 

本当にそれって「弱み」なの?

どう対処するかの前に、まず「弱み」をこのように定義しています。
 
弱み=成功の妨げになっていること
 
つまり、ただ単に人と比べて出来ないこと、苦手なこと、というわけではなく、それができないことで成功の妨げになっていれば「弱み」というわけです。
 
先ほどの私の例でみていきます。
 
・パーティなど初対面の人が大勢いる場所で話しかけられない
⇒ これが出来ないことが、私が成功するために(特に今のところは)必要ではない。
 
・(1対1は問題ないが)プレゼンでとてつもなく緊張し普段どおりに話せない
⇒ これは、今後の自分がやっていきたいことにかなり直結する話なので、対処すべき懸案。
 
・意見が対立しているような場面だと押し黙ってしまう
⇒ 今の仕事は、ひとりで遂行することがほとんどなので、そもそも意見が対立するような場面がない。つまり特に今は困っていない。
 
…という感じで、まずは対処すべきか否かを判断します。

クリフトンストレングス流 弱みへの対処の仕方

では、「対処すべき」となった時、とにかくベストを尽くすべく取り組むというのも出来なくはないですが、ここで学んだ最善の戦略は、
①自分の上位資質を使って対応する
②誰かに頼る
という方法です。
 
①についてですが、まず少し上位資質とは何か解説します。
クリフトンストレングスのテストを受けたことがある方は、自分に顕著に現れている才能が上位5つ結果として出てきます。

それらは自然と繰り返される自身の思考や感情、行動パターンです。
それらをうまく組み合わせて使うことで、無理なく弱みに対処するという考え方です。(34資質全てのレポートを出されている方の場合は、トップ10位までの資質を使って考えることができます。)
 
例えば、私の上位資質を使って「プレゼンが苦手」というケースをみていきましょう。
 
行動のアイデア(1)
「親密性」を使って、早めに会場入りして参加者ひとりひとりに挨拶しつつ事前に話すことで距離を縮めておく
 
行動のアイデア(2)
「学習欲」を使って参加者に事前アンケートに答えてもらってニーズを把握しておく
 
これらの行動をすることにより緊張が和らぎ、いつもと近い話し方ができるかもしれません。
このようなことは、世の中に溢れるプレゼン上手になるための本には当然書かれていないんです。
 
また、もしチームで取り組んでいる場合は、自分が得意でないところを強みとしている人に頼ってみる、つまり②の方法も有効です。
そもそも全てのことを自分でやらなくてはいけないというわけではないにも関わらず、自分で全てどうにかしようと考えがちです。
こうやってチームの誰かに頼ることによって、その人の活躍の場を作れるのも事実です。

まとめ

もし、成功の妨げになっている弱みがあるという場合は、
まずは一度クリフトンストレングスを受けて、自分の上位にある才能を認識することから始めてみるのはいかがでしょうか。
 
ちなみに、例としてあげた、私のプレゼン苦手克服に対する行動のアイデアは、me:Riseの同僚で、同じくGallup認定ストレングスコーチである重次さんにセッションをお願いして出てきたものです。
自分の上位資質をどう活用したらいいかが分からない場合は、コーチと一緒に考えてみるのもひとつの方法かもしれません。
 


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