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NISAの銘柄選定について

<まとめ>

  • とにかく手数料の安い商品を選ぶ

  • 本命はやはり米国株

  • 日本株や新興国株なども入れてみる

いざNISAを始めるといってもどれを買っていいか分からないですよね?同じ米国株でも様々な証券会社が似たような商品を出しているので、正直悩むと思います。

以前の記事に書きましたが、NISAには指数連動型のインデックス商品をオススメします。

そこでまず見るべきは手数料(管理費用)です。

たとえば300万円の投資信託を保有していて、手数料率が1%の場合、300万円×1%×110%(消費税10%)=3.3万円、手数料が0.1%の場合、300万円×0.1%×110%=0.3万円なので、年間で3万円も多く取られてしまいます。これは大きいですよね。手数料率は0.9%しか違わないので大差は感じないかもしれませんが、実額にすると結構な差になります。

また、手数料に加え、為替ヘッジがついていたり、インフラ案件に特化していたり、商品も調べきれないくらい多数あります。

個人的には為替は上にも下にも触れるので、ヘッジにより高い手数料を取られるのであれば、わざわざヘッジする必要はないかと思います。また、特定のテーマに絞るのも時流によって左右されるので、万遍なく市場をカバーしている商品(米国でいえばS&P500など)が良いと思います。

短期で売買するのであれば、上記は全てご自身のリスク選好に応じて選べばよいと思いますが、NISAの場合は5~10年かそれ以上のスパンで投資していくと思いますので、直球ど真ん中が結局一番安定した利益を得やすいと思います。

個人的には、三菱UFJの「eMaxシリーズ」は手数料が相対的に低いのでオススメです。あとは、聞きなれないかもしれませんが、ブラックロック(米国大手運用会社)という会社の「iシェアーズ」も同じく手数料が安いです。

では、もう少し具体的にどの商品が良いかというと、これはご自身の好みやリスク許容度にも関わるので、一概にどれが良いとは言い切れません。

ただ、最近ブームの米国株については、波はあるとは思いますが、他の国に比べると中長期的にやはり右肩上がりに上がっていくものと考えています。

何といっても軍需産業を梃子にしたテクノロジー関連の技術、人財力は他国を圧倒しています。また、中国などのように国の横やりが入りにくく、自由競争を許容しているのもテクノロジーの発展に大きく寄与しています。テクノロジーに限らず、様々な分野でトップ企業が多く、安定感は抜群です。

また、米国には世界各国から資金が集まっているので、株式市場のモーメンタムも他国市場にはない勢いがあります。

その他では、直近で強い動きを見せている日本株や、新興国株もこれから妙味があるかもしれません。他にも、ヨーロッパ株を組み込んでみたりしてもいいと思います。

特に新興国株は、もう少し先にドル安局面に入った場合(2024年かそれ以降)に、大きく跳ねる可能性があります。

ただ、どの国にもリスクはあります。例えば、米国はこれから不況が来る可能性があり、それにより株価が急落するかもしれません。同様に、日本も円高になった場合に、さらに株価が伸びるのかは誰にも分かりません。

新興国株も上がるときは急騰しますが、その分サイクルも早いので、ご自身が売ろうとしたときに下がっている可能性もあります。ヨーロッパ株もウクライナの火種は残っていますし、燃料高(原油、天然ガス)でさらに経済が苦しくなる可能性もあります。

なので、私はNISAに先進国70%、日本株15%、新興国株15%で投資しており、今のところポートフォリオを調整するつもりもありません。新興国株はそれほど利益が出ていないので、今後の伸びに期待しています(笑)。

みなさんも、ご自身のリスク選好に応じてポートフォリオを考えて見てください。

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