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転職しようか迷われているあなたへ

<まとめ>

  • 今の職場で我慢しているなら転職を視野に

  • 転職活動は自分の成長機会

  • 自分のソフトスキルが活用できるなら業界は選ばない

アメリカの20代は30歳までに平均5社に転職している。

私はこの事実を知ったときに衝撃を受けました。

もう耳にタコかもしれませんが、これまでの日本は年功序列をベースに生涯1社に勤めあげるのが良しとされてきました。

これは高度経済成長期を前提とする雇用システムですが、経済が当時ほど成長していない現在の日本においては、既にこのシステムは限界にきていると思います。

また、入った会社に自分が合わない場合は、長い間我慢をし続けるのは苦痛以外の何もでもありませんし、これだけ色々な情報があふれている中で、興味の対象が変わらないというのもおかしな話です。

さらに、自分には能力があるのに全く給料が上がらなければモチベーションを保つのは至難の業です。

上記に限らず、現状を変えたいということであれば転職は1つの選択肢だと考えます。環境を変えることで好転する要素はたくさんあります。

私の場合は「海外で働きたい」という想いをもっていましたが、当時所属していた会社では一向に海外に行けそうもなかったので、思い切って転職し、今は念願叶って海外で働くことができています。

今、当時の転職活動を振り返ると様々なメリットがあったと考えています。

まず、自分の価値や能力を評価できることです。

転職活動では、自分の価値観を見つめなおしたり、エージェントと話したり、面接をしたりなどなど、自分と向き合いそれを他者にぶつける作業が発生します。

その文脈の中で、自分では気づかなかったけど「自分にはこんな市場価値や能力があったのか」であるとか、「こういう能力が今後必要だな」と自分のキャリアを棚卸することができます。

また、業界を絞らず色々と探索してみると、普段お付き合いのない方々との出会いや、他社・他業界について調べることで、自分の見識が一気に広がります。これは、私も想定していなかった副次効果で、転職後もそこで培った視野の広さ(特に会社や自分を客観視する力)がとても有効に働いていると感じています。

もちろん条件によっては、現在の会社よりも高い給料でオファーをもらう可能性もあります。

ここで大事な点は、活動を行った結果、必ずしも転職する必要はないということです。

自分の能力への気づきや他社を見たうえで、今働いている会社にいる方がメリットがあると思えば、残ればいいだけです。むしろ、お金を払うことなく自分を急成長させる良い機会と捉えることが重要です。

実際の転職先ですが、私の頃は「業界」X「ソフトスキル」が同じでなければ転職は失敗すると言われていました。例えば製薬会社Aで商品開発をやっていれば、転職先は製薬会社Bの商品開発と固定されていました。

また、年齢も35歳までと誰が決めたのか通説となっていました。

私が転職したのは33歳のときでしたので、当時はエージェントから「年齢からするとチャンスが少ない」であるとか、「同じ業界か、違う業界でも同じ商材を扱う会社がお勧めです」などと言われました。

一方で、私は「年齢は自分をきちんとアピールすればそれほど壁にならないはず」だし、「業界が完全に違ってもソフトスキルさえ合致していれば問題ない」のではないかという仮説を持って転職活動に臨みました。

実際、異業種を何社か受けましたが、特段そのあたりは問題にならず自分の仮説は正しかったと思いました。転職先は、まったくの異業種でしたが、学ぶことは多いものの、自分のソフトスキルを活用し、成果を出すことができています。

現在は、このような固定観念は薄れていると信じていますが、転職を検討している方は、周囲の意見に流されず、自分が合う業界や会社を探索し、納得感を持って活動できるように、まずは実際に行動してみることをお勧めします。応援しています!

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