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第二部が第一部を補完する『チェンソーマン』#120話

ネタバレあり。
こんなタイトルですが一部と絡めた考察はありません。
チェンソーマンを読んでいない人は読まないでね。






ナユタ最高。
本当ならアサの恋を応援したいはずなのにデンジ脊髄剣の恐怖があるせいでいまいち素直にアサの恋を応援することができない。

なんだか120話から急に複雑になったなという印象です。正直何を考察したらいいのかわからないくらいワケがわかってないのですが、とりあえず考察。

1、ナユタの勝利?

デンジがナユタに言った台詞、「一番大事なのはナユタだよ」について。
このデンジの台詞をポジティブに捉えている読者もいた。しかしぼくは「すげぇ言わされている感がハンパない」と思った。なぜそう思ったかというと、デンジくんは「自由」を象徴する少年だからである(第一部からずっとそう)そうでなければ「オレはオレんモンだ」なんて言えないだろう。
ナユタはデンジがふたつの条件を飲んだことをナユタの勝利(ピース、デンジの支配に成功した)だと思い込んでいるがそれは違う。デンジは(アサに嫌われるとわかっていても)自分を犠牲にして、そして自分の(モテるという)夢を犠牲にしてでもアサが解放されることを選んだからナユタに従った。
また、デンジはアサに「私と関わらない方がいいよ デンジ死ぬから」と言われているのに、ナユタに「出会う女全てに殺されそうになってんでしょ?この犬がそうじゃないってなんで思えるの?」と問われて「そうじゃない気がするから」と答えており、この言葉にはデンジのアサへの信頼と好意が滲み出ている。
たぶんデンジはデンジくんが思っているよりアサのことが好きだと思われる。
今後どう展開していくのかとても楽しみ。

2、トライアングルについて

正直全くわからないがとりあえず考察にならない考察。
ラブコメは出会い×ライバル出現×別れを無限ループするという印象。

2ー1、ラブコメトライアングル?

単純に考えれば
デンジ×ナユタ×アサ(ヨル)の三角関係だ。
ラブコメ的な説明をすると、アサとデンジの恋路を邪魔するのがナユタである。ナユタは「記憶を操作する」ことができる。そんなのアリかよ!思うくらいチートで超便利な能力だ。普通のラブコメならアサとデンジの関係を邪魔するだけのライバル的な立ち位置のはずのナユタだが、
ナユタの力が圧倒的すぎて、アサとデンジの関係が一瞬で崩壊してしまい、三角関係なのに三角関係にならないのがすごく斬新だなと思う。

3、吉田ヒロフミの登場について

アサヨルはナユタに記憶を操作されたことにより、デンジが好意を持っていないと判断した。人間の武器化という目的を達成しかけたアサヨルは振り出しに戻る。チェンソーマンだと思っていた伊勢海がチェンソーマンではないことが判明したのでチェンソーマンの手がかりもゼロ、武器化できそうな人間(デンジ)も可能性がなくなり、まさしく振り出しに戻ってしまった(ここからループが始まる?)ここでなんと吉田が登場する。
コケピーを殺してしまって学校に入りたくないと校門でうなだれていた(99話)アサの前に吉田が初登場したときと同じように、今回再び吉田はアサの前に現れる。
ここで最初の出会いと今回の出会いで違うのは“時間帯”である。初めて会ったのは“朝”だったのに対し、今回は夕暮れ時のほぼ“夜”であること、これは、今回は吉田が“ヨル”の存在を把握し、明らかに“ヨル”を意識して話しかけている、という暗喩だ。とにかくデンジ×アサ×ナユタのトライアングルを作った原因(アサとデンジを引き合わせた)とも思える吉田が何をたくらんでいるのか全く予想がつかない。またトライアングルを再構築するつもりか?

ループを思わせる吉田の登場が、第一部のループの再始動を示唆しているように思えてならない。
ナユタの登場も、ナユタが匂いの話をするのもデンジへの支配も、第一部のマキマさん初登場と同じである。

それにしても、もしデンジが毎日ナユタにアイスを食べさせるという条件を忘れたり、アサと再び仲良くしちゃったらどうなるんだろう…。

考察という考察になっていませんがこれが限界です。

読んでいただきありがとう。




最後に言わせてくれ。

吉田の泥棒猫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


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