ネガティブな感情は本当に悪なの?

ポジティブな感情は良いことで、
ネガティブな感情は悪いこと。

という風潮。ありますよね。

つねにポジティブでいるためにはどうすればよいのか?!という情報が各種SNSで飛び交っているかと思います。

幸福至上主義が蔓延してます。

個人的には、不安傾向が強かったりするからこそ、事前にリスクを察知して事故が起こらないように計画を立てて進めることができるだろうし、怒りの感情があるからこそ自分の大切にしている何かを守ることができるのだろうから、ネガティビティも絶対悪ではないよなぁと思っていました。

そんな中、こんな本があったので、読んでみました。

ネガティブ感情も、ポジティブ感情も、要するに使い方次第だぜ!
ネガティブが悪だという考えが自分を不幸にしちゃうよ!というような話でした。

本書によると、人は自分の感情がどう変化するのかについて、正確に予想することは難しいそうです。
特に、ポジティブな予定については、実際に感じる感情よりもよりポジティブになれるだろうと予測し、ネガティブな予定については、実際に感じる感情よりもよりネガティブになってしまうだろうと予測してしまう傾向にあるそうです。

つまり、ポジティブ側にもネガティブ側にも過剰に予測を立ててしまうみたいです。

なので、●●をやったら自分は幸福を感じれるはず!と期待を膨らませて●●をやったとしても、その大きな期待は満たされることがあまりないようで、そのギャップによって逆にネガティブを感じるようになってしまうのだと。

冷静になって自分の人生を振り返ると、
ポジティブな出来事も楽しかったけれども、
大いにネガティブな大変だったり苦労したり、泣くほど辛かったような出来事も楽しかったなぁと思います。

常にポジティブであろうとするのは、不可能だし(ある種ADHD的な傾向があったらできるかも)、そうするよりも、ネガティビティを受け入れて上手に活用していけるほうが楽だろうなと思います。

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