ポエム

思い出し笑いってあるじゃないですか。
あまり一般的じゃないですけど思い出し怒りもあると思うんですよね。

昨日ふと、過去にあまりした事の無い怒りを覚えたので、この気持ちが残っているうちに書き残しておこうかなと。大人になった?のですぐに忘れてしまいそうで、それ自体は良い事なのだけど勿体ないとも思ったので。


小中学生の時のカードゲームの話をしたい。皆さんはどんな環境だっただろう。これを言うと年がバレるのだが、私は高校生の時に最高のカードゲームに出会った。それまでの経験からこれから書くような事にならないようにする術を身につけていた。これはまだそうなれなかった幼稚で不器用だった時代の話である。

カードゲームと言えるのか微妙なところだが、カードゲームと初めて触れたのはポケモンカードGBだった。

なぜゲームボーイカラーを持っていて、なぜポケモンカードGBを手に入れられたのかの記憶は無い。恐らくどちらも親戚の上の子に貰ったものだったのだろうと推測する。ゲームボーイカラーでやったゲームはこのゲームしか記憶にない。朝から晩までやってた。本当にめちゃくちゃ面白くて全く飽きなかった。

朝から晩までやってたのは親がいない時であり、当たり前と言えば当たり前だが、その後時間制限をつけられることになる。1日1時間だった気がするが、もちろんめちゃくちゃ不満を覚えた。今考えると、たった1時間で何が出来ると言うのか。カードゲームをやる時間としては短すぎた。アクションゲームにハマっていればちょうど良かったのかもしれない。現実のポケモンカードも確か数パックくらい買ってもらったが、ゲーム出来る相手がいないのでゲームの方がハマってた。

コンビニでゴロゴロあったのを買ってもらった記憶。今考えると恐ろしい。

小学生の時はデジモンカードを集めていた。これはちょっと友達の親が強くて無限に貰える環境だったのが大きい。今考えると許されて良いはずが無いことをしてもらっていた気がする。

貰っておいて言う話では無いが、デジモンカードはあまり面白くなかった。というか高校生になるまでカードゲームのルールブックを読んだことが無かったため、デジモンカードのルールは今でも全然分からない。そりゃ面白くないだろう。

アニメ効果もあり、いよいよ遊戯王カードに手を出す。最初に手にしたのは青眼の白龍伝説のパック。

コンビニで買ったパックだったと思うが、中身は表紙からは想像もつかない奇妙な3桁バニラと、そいつらを融合しろって書いてある3桁の融合モンスターだった。おおよそその2パックで、世の中を理解した気がした。

デュエルマスターズも面白かった。結局アニメやゲーム、マンガでルールを覚えてしまうゲームが強いって事だと思う。デュエルマスターズはコロコロコミックでの推しもあったことから、第1弾からカードゲームとして遊んでた。アストラルリーフの強さに気付くのはまだまだ先の話。遊vicに初めて行ったのもこの頃。

あとは学校で合法的にできるカードゲームとして、自作カードゲームも作ってた。もちろん例に漏れずカードパワーのインフレが止まらずゲーム的に面白いものでは無かったが、カードゲーム出来ていることが既に楽しかった。

この頃はもうビデオゲームはやっていなかった。お年玉を投じれば買えた気もするが、欲しいゲームの攻略本を買うことで大満足してた。かける時間も少ないし安い。右腕とか左腕とかゴブリンとか、カードも付いてくる。今でも実況動画で満足できるのはこの頃の経験が大きいかもしれない。


後で高騰してた

中学生になると同志が見つかるわけで、学校でデュエルマスターズや遊戯王を対人プレイするようになる。日常的に会う友達とカードゲームが出来るのが、めちゃくちゃ楽しかった。もちろんカードゲームは学校に持ってきてはいけない決まりだったので、俺の連ドラは先生に没収された。悪意ある?クラスメイトがわざわざ先生にいいつけて没収させに来るみたいな話も日常茶飯事だった。それでもカードゲームが面白すぎたので毎日カードゲームを遊んでいた。

ちなみに資金はデスノートの転売で作っていた。ブックオフは定額なので100円か250円で買えるが、当時のデスノート人気は凄まじく、近所の駿河屋系の古本屋は300円買取だった。なので近所のブックオフからデスノートを枯らして全部投げてた。320円で売るのは薄利多売もいい所だと思ったが、客寄せだったのかなとは思う。あとワンピースも強かった。在庫は持ちたくないので仕入れた日の帰り道には現金化してたので、家に持ち帰ったことは無い。

こういう生活をすると、部屋がカードで埋め尽くされてくる。これは別に現在でも変わっていないが。頭の中が埋め尽くされているのだから、現実も埋め尽くされているべきであろう。アトリエと呼んでいるが理解されたことは無い。


中学生の頃の部屋。いやーあの頃は部屋汚かったなぁ

こうなるとまた出てくるのが親である。父親は全てを理解していたような気がするので勉強だけやってれば文句を言われなかった記憶だが、母親の方はもう毎日大変である。「カードゲームは幼稚な趣味」「早く卒業して」「私の人生にカードゲームは一切要らないから全部捨てる」などなど。当たり前だが言い返した所で議論にはならない。

まぁつまりこういうやり取りがあと15年ほど続く訳だが、今回思い出し怒りになったのは最近の出来事が発端である。極最近になって、こういうやり取りが激減したのである。卒業しろとか捨てるからというセリフを言わなくなったのである。聞くと、「あんた凄いらしいじゃない」え?

基本的に全くメリットが無いのでカードゲームの話は一切してなかった。会社の上司にもカードゲームの素晴らしさを語る私も、家の中では一切してなかった。だからこの反応はとても意外である。

結論から言うと、自身のだらしなさが要因だったのだが、きっかけは賞状だったらしい。入賞すると賞状が貰えるが、とても嬉しい。嬉しいので絶対に捨てずに保管してるのだが、部屋に放置してるせいでその枚数が最近目立ってようで、たしかに結構賞状が至る所に落ちてたりする。それで気がついたらしい。別に隠すほどのものでも無いのだが、盾を含めるとまぁなかなか枚数あった。

これを聞いた時に持った感情は分かるだろうか。私はこれを聞いた時に、

「そんなんで評価を変える人間なのか。寂しいな」

と思った。

カードゲームの面白さは全く何も変わっていない。リチャードガーフィールドが夜に放った素晴らしいゲームだ。それに魅了され続けている人生だ。

その本質を理解せずに先入観だけで自分の論理を展開し、果てには実績あるから見方が変わりました?本当に神経を逆撫でするのが上手いなと思った。俺の実績に関係なくそこにカードゲームは確かに存在するのだから、それの本質を理解してから持論を展開しろって思った。


まぁ思っただけでさすがにこれを伝えたところでもうあとの祭りなので、ちょっとでも理解してくれたようで嬉しいよとは伝えましたが。こんだけ言ってますが良い人ではあるんです。頭が悪いだけで。多分相性も絶望的に良くない。


てことがあった上で、最近自分の人生を振り返ってみたんですよね。そしたらなんかこれまで我慢してきたことも頭に来るようになりまして。それが昨日。

単純にどうして学校でカードゲームやっちゃいけないんですかね。どうして没収され続けたんでしょう。告げ口したクラスメイトは何者なの?

ここでは書きませんが、カードゲームは私の人生に素晴らしい影響を与えています。後悔したことは1度もないどころか、社会人になって特にやってて良かったと思うことが増えました。

なのになんで、家では捨てろ卒業しろ、学校では教師の目を盗んでやらないといけなかったのか。鋼のメンタルと強い意志がないと辞めちゃわないこれ?そしたら全然違う人生になってるけどそれは幸せだったのだろうか。

当時はそんなこと考えもせず、外圧に耐えることだけしてたのだと思う。それが正しいと思ってたし、疑わなかった。高校生になってショップに出入りするようになってからは、家と学校がおかしくてそれ以外の所に人生があると思うようになった。

まぁ分かるんですけどね。感情はさておき学校というシステムの中でイレギュラーを認めるのは運営上のリスクがある。ないに超したことはないから排除するルールを作る。それが良いと思う結果として可能性を潰していることは、彼らからした些細な問題だ。そもそも学校という閉鎖社会で定年まで過ごそうという狂気に、カードゲームの素晴らしさが伝わるわけもない。ビデオゲームとかお化粧とか、あらゆる物事が当てはまると思う。

クラスメイトのことだって、最近まで全く考えなかったけど今改めて考えると、非常に滑稽だなって思う。他人の事を理解できず、自分の一時的な欲求の為に行動する。それは何にも生み出さないのに悲しい人間だなと最近になって評価し直した。


社会の変化だからというのは色んな意味で大人な回答だと思う。サブカルチャーやEスポーツ、LGBTQ等、最近になって理解されたことになっていることも多い。それ自体は良いこと。

でも社会の変化だから、つまりあの当時は仕方なかったよねってのは、仕方なかったことを反省して欲しい。だってサブカルチャーやLGBTQ自体は変わらずその時から存在していたのだから。社会が理解しないことで苦しんでいた時代が確かにあったのだ。社会が変化したから今ならOKではなく、これまで社会の方が間違っていたから社会が変わったということを良く理解して欲しい。


反省を踏まえてこれからに活かそう。

未来認められるかもしれない、他人の大事にしているものを、偏見に囚われず正しく評価していこう。

他人の無下にしているものから、本当の価値を見出していこう。









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