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心はいつだってマーブル模様。

気付いた時には
【表の自分】と【裏の自分】を
『同じ』にしておかなければならないと
思っていた。

発する言葉・表情と同じことを
心の中でも思っていなければならないと。

それができない自分は未熟者で半端者。
そう、思っていた。


幼い頃から私は
心の領域を母に侵食されていた。

心の内を母に見透かされそうな気がして
いつも怯えていた。

言葉や表情と異なった自分の思いを
責められそうで。

だからこそ
【外】と【内】を統一しておかなければと
思っていたのかもしれない。


内と外を統一するために
感情を制御し続けた。

その時々でふわりふわりと浮かぶ感情を
一生懸命に押さえつけて。

【外】に出ているものと
異なる感情が浮かんでいたら
それらを押し殺して無きものとしてきた。


それは私にとって
自衛行為でもあったのかもしれない。

押し殺してきた感情たちは
侵されたくない『本来の私』の領域で、
それを必死に守るために
心の奥底に
小さく小さく封じ込めていたのかも。


心理学を学んできた今、思うこと。

『心はいつだってマーブル模様』

いつだって、100%で何かを思うことはない。
いつだって、裏腹な思いが混ざっている。

好きの中には
嫌いだったり許せないこともあって。

愛してるの中にも
面倒くさいとか鬱陶しいと思うことがあって。

大嫌いの中にも
信頼や尊敬する思いがあって。

嬉しいの中にも
不安とか怒りとか悲しいがあって。

悲しいの中にも
ほっとしたとか喜びとかがあったりして。

一つの感情が100%になることはなくて
いつだって
いくつもの感情が
マーブル模様のように合わさっていて。

それでいい。


相反する感情を見つけると
「ダメ」って思いがちなんだけど
ダメなことなんか一つもなくて。

だって
心の中は
いつだって
どこまでも自由でいいのだから。


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