見出し画像

愛車風景を、さらにカッコ良く撮るコツとは?(動画リンクあり)

車を、もっと上手く撮影したい。

自分の車を写真撮影する人、特にマイカーを愛車と呼ぶ方達なら、こう思う人が多いのではないでしょうか?

では、車を撮影する時のポイントとは何か?

どうすれば、見た人の反応が良い車写真が撮れる様になるのか⁇

そんな疑問に、プロのカメラマンからアドバイスを貰えるオンラインイベントが、昨年末に開催されました。

それが、今回紹介するGAZOOモビこと主催「プロカメラマンが教えるカーライフ写真講座」です。

ありがたい事に、筆者はこのイベントにパネラーとして参加しました!

画像3

イベント内容としては、ユーザーが投稿したシチュエーション別の写真に対して「良かったポイント」「ここをもうちょっと気を付ければ、もっと良くなる」を、プロカメラマンである講師がコメントしてくれるという、なんとも貴重な機会。

また、講師の方が車を撮影する際にこだわるポイントや、構図を考える時のテクニックについても語られていたので、本記事で抜粋してご紹介します。

ぜひ皆さんも、本記事&リンク先動画の内容を実践してみたら、今以上にカッコいい車の写真が撮れるようになるかもっ!?

⚫︎「GAZOO モビこと」とは

画像21

https://community.gazoo.com

トヨタ自動車が運営する自動車webメディア「GAZOO.com」より派生したコミュニティサイト。「モビリティライフを、楽しもう。」をコンセプトに、2021年春にスタート。メーカー・車種問わず、幅広いユーザーのカーライフ投稿が見れます。(筆者もshingo.naka666として参加)

⚫︎イベント動画リンク(YouTube)

GAZOOモビこと主催「プロカメラマンが教えるカーライフ写真講座」

GAZOOモビこと主催「プロカメラマンが教えるカーライフ写真講座」



※記事内容・画像引用:トヨタ自動車株式会社 GAZOO編集部 GAZOOモビこと事務局

■講師紹介:雪岡直樹さん

このイベントで講師を務めてくれたのは、プロカメラマン・雪岡直樹さん。

画像1

新車・チューニングカーなどの撮影はもちろん、国内外問わずレース写真のカメラマンとしてもご活躍されております。また、各メディアにおいて記事も執筆される「カメライター」としても活動されています。

本イベントではユーザーの投稿写真に対して、プロ視点での鋭い指摘&とてもイメージしやすい具体的なアドバイスをしてくれました。

画像2

<講師を務めてくれた雪岡さん(写真右)>

■ズバリ!撮影でこだわるポイントとは⁇

イベント前半にて、雪岡さんが車を撮影する際、こだわるポイントについて語ってくれました。


それは「車をよく観察する事」です。


具体的には
・そのクルマが「カッコいい!」と思えるアングルはどこか?
・そのクルマのキャラクター性を表現するには、どう撮ればいいのか?

などを含めて、撮影前に車を良く見ながら構図を考えているとのことです。

画像4

<キャラクター性:例えば筆者の車はワゴンだから、ワゴンボディを強調した構図を考える>

また、構図を探る際は1枚で決め打ちせず、アングルを変えながら何枚も撮ってみることも大事だと語られていました。

複数撮った写真を冷静に見比べる事で、イメージと実物のすり合わせがしやすくなるのでしょうね。

画像5

実際に雪岡さんも、まずはスマホで構図を変えながら撮影を行い。良いロケーションが決まったら、一眼レフで本番写真を撮影するという手法を取る時もあるようです。

■車の印象を変える、基本テクニック2選

本イベントにて雪岡さんは、前項でご紹介した構図調整の考え方に加えて、車撮影に役立つ基本テクニックも2つ紹介してくれました。
その内容を、ミニカーを使用して本項で解説します。

① 視点角度を変えてみる。

画像6


一般的に人の目線は、車を見下ろす構図となるのが多いと思います。その視点角度を変えるだけで、車の見え方は大きく変わります。例えば、下から見上げる角度にすれば、車の迫力感が増す印象となりますね。 

画像7

<見下ろす視点:人の目線と同じ>

画像8


<平行の視点:奥行きのサイズ感が分かりやすい>

画像9


<見上げる視点:迫力が出る印象>

② 側面-正面の比率

画像10

写真に収める角度を決める際、ちなみに、カタログや雑誌の表紙では側面7:正面3(ナナサン)が多いらしいです。側面-正面(or後面)の比率を変えながらてみるのも、車の見え方に影響します。ちなみに、カタログや雑誌の表紙では側面7:正面3(ナナサン)が多いらしいです。

画像11

<側面6:正面4>

画像12

<側面7:正面3> 

画像13

<側面8:正面2>

■流石プロ、ありがたき鋭い指摘のラッシュ(汗)

画像18

記事冒頭で触れた通り。筆者は今回、実際に撮影した3枚の写真について直接アドバイスをいただけました。とても参考になる内容だったので、本稿でご紹介していきます。

・シチュエーション1:撮影地=福島県,撮影コンセプト=空と小富士と愛車の共演

画像14

◾️アドバイス内容

画像15

①左右の余白バランスを均等にする

②側面-正面比が8:2だけど、7:3にしても良いかも

③横の駐車スペースの水溜りが不用

④もう少し見上げる角度で撮影する事で、車前方の余白を無くす&空の範囲を広く取れる


・シチュエーション2:撮影地=栃木県,撮影コンセプト=秋空と愛車

画像16

◾️アドバイス内容

画像17

①電線が映らない方がいい⇒障害物は、なるべく写さない。電線がなければ、もっと空と山がハッキリ見える

②障害物を避けるロケーションを見つけるためには、車は全体ではなく、部分的に写っているだけでもいい(そのクルマの特徴が分かれば良い)


・シチュエーション3:撮影地=栃木県,撮影コンセプト=紅葉と峠と愛車

画像19

◾️アドバイス内容

画像20

○車は部分的にしか写さず、風景メインとしているのが良いポイント

①もうちょっと下から見上げる角度で撮影すれば、側溝が目立たなくなる&紅葉がもっと映える

■終わりに

いかがだったでしょうか?

筆者としても、自身が撮影した写真に対してプロ目線でのご指摘をいただけたり、他ユーザーさんの写真へのアドバイスなどでも新しい発見があったりなど。参考になる内容が盛りだくさんのイベントでした。

また、筆者は峠巡りが趣味なので、おのずと山の風景が多くなってしまいましたが。

他ユーザーさんの写真では、海沿いや工場地帯、はたまた霧の中でのショットなど。コミュニティサイトならではの様々シチュエーションでの愛車風景がイベント内では紹介されておりました。

もし気になった方は、リンク先動画もぜひチェックしてみる事をオススメします。

カッコいい写真と共に、愛車とのカーライフをエンジョイしていきましょうー♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?