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ジャンプ+主催 ミリオンタッグを実況 #2 Part.2

記事に興味を持っていただき
ありがとうございます。

こちらの記事は前回の続きです。
Part.1はこちら。


前回の記事から実況しているのは
こちらの動画です。


第一課題・4ページ漫画のご紹介

第一課題として出された4ページ漫画が
ジャンプ+の公式Twitterなどで公開されたので
そちらのご紹介と合わせて
審査員の方々からのコメントなども
まとめていきます。

ちなみに第一課題の審査をされたのは
少年ジャンプ+ 編集長 細野修平さん
少年ジャンプ+ 副編集長 籾山悠太さん
そしてゲスト審査員として
YouTuber はじめしゃちょーさん
の3名です。

ではここから各タッグの作品を
順番に見ていきましょう!

TAG NO.1 藤田直樹×林士平

アイデア出しに苦戦していた藤田さんでしたが、
捻出したのは意外にも恋愛漫画でした。


はじめしゃちょーさんのコメント

いい意味で4ページに留まっておらず、
先が気になる。
女の子が前髪をイジる仕草が愛おしい。

細野さんのコメント

最後の落とし方がとても良く、
後の展開を想像させられる。
たった4ページなのに
女の子が愛おしく感じられてスゴイ。


ネガティブ発言が多く
出遅れてしまった藤田さんでしたが、
林さん曰く「漫画がうまい」という評価通り
他の候補者とは一味違う漫画を描き上げました。

4ページという制限に対して
うまくまとめるのではなく、
あえて必要な情報すら削ぎ落として
読者に想像の余地を与えてくれました。

蕎麦屋の女の子は
男の子が想いを寄せる相手だったのか?
女の子と顔を合わせたときに
どんなリアクションをしたのか?
とても想像が膨らみますね!


TAG NO.2 押石和佳×玉田純一

どのタッグよりもテーマ決めが早かった
押石さんが得意のアクションを封じて
挑戦したロボットと少女の物語です。


細野さんのコメント

紫陽花やかたつむりなど
世界観の描き方がうまい。
ちょっと女の子の感情の揺れ幅が極端。

籾山さんのコメント

絵にすごい個性がある

はじめしゃちょーさんのコメント

女の子の表情から伝わってくる
迫力がヤバい。


第一課題開始早々に決めていた
ロボットをテーマにした感動漫画を
完璧に描き上げた押石さんタッグ。

テーマからしてありきたりな漫画にならないか
心配していましたが全くの杞憂でしたね。
一見薄情に見えた女の子との家族愛が
伝わってくるストーリーでした。

居なくなって大切さに気づいたのかと思いきや
初めから女の子にとってはロボットの存在が
かけがえのない家族であって、
役目が果たせなくなっても大切にする
優しさの裏返しだったことには驚きました。


TAG NO.3 夏井とし×岡本拓也

最年少同士のタッグ。
夏井さんが描いたのは
シュールなサスペンス漫画。


はじめしゃちょーさんのコメント

最初はめちゃくちゃ面白くて笑っていたのに
最後にバシーッとひっくり返された。

籾山さんのコメント

4ページ漫画のお題としてこれ以上ない。

細野さんのコメント

4ページとしての完成度は高い。


どんな漫画を描くか打ち合わせしていた時に
夏井さんから提案していた
しょーもないダイイングメッセージを
題材として描かれています。

序盤から終始緊迫した状況なのに
ツッコまずにはいられないほど
くだらないダイイングメッセージの数々。

そこから4ページ目に至る急展開は
かなり衝撃的でした。

1ページ目の2コマ目には
4ページ目に繋がる仕掛けも施されており、
天性の構図と評される夏井さんの才能が
遺憾無く発揮されています。


TAG NO.4ぎざねこ×李光朗

宣言通りぎざねこさんのフェチ全開で
可愛い女の子を描きまくった漫画です。


はじめしゃちょーさんのコメント

これはすごかった…
4ページ目でひっくり返る感じが素晴らしい。

細野さんのコメント

2ページ目の可愛い女の子や
最終ページには描きたい絵を描いていて
ぎざねこさんの性癖をブチ込んできてる。


とにかくぎざねこさんは
可愛い女の子に可愛い衣装を着せて、
さらにはそれをブチ壊すのが
大好きだと伝わってきました。

ブレずに自分の描きたいものを
全力で描き上げつつ、
お話としても面白くなるように
大どんでん返しを用意しているのが
とても凄くて衝撃的でした。

こんなオーディション番組として
大々的に取り上げられているのに
女の子の着せ替えやセンシティブな表現を
恐れずに扱って、話題性に偏らずに
確かな面白さを表現できるのが本当に凄いです。


TAG NO.5 早志ねま×ハタケヤマ

アシスタントの仕事で出遅れてしまい
他の方よりもかなり厳しいスケジュールの中
ギリギリまで粘って完成させた
早志さんの力作です。


籾山さんのコメント

カラーでびっくりさせて
演出で説得力を持たせているのが特徴的。

はじめしゃちょーさんのコメント

4日間でこんなの作れるのが恐ろしい。


今回唯一カラーページを仕上げた早志さんの
漫画に対する真摯さと熱意が伝わってきます。

ライブ会場のサイリウムが
卒業メンバーのイメージカラーで染まっていて
いかに輝かしいアイドルだったか分かります。

ただ綺麗なカラーを見せて
驚かせるだけではなく、
色によって効果的な表現をしています。

また、カラーページ以外にも
残されたメンバーの心情がとても印象的で
このタッグだからこそ出せた強みだと思います。


TAG NO.6 七志満・大石ススム×浅井友輔

バクマン。コンビによる王道ホラー漫画です。
作画担当、大石さんの実体験をもとに
描かれているそうです。


籾山さんのコメント

怖がっている表情にすごく雰囲気が出ている。

はじめしゃちょーさんのコメント

目が霞んでいる感じから
めっちゃビビっていることが伝わる。

細野さんのコメント

ホラーはハードルが上がってしまい
難しいのに真正面から取り組んでいる。


4ページ漫画の描き方に
苦戦していたとは思えないほど
完成度の高いホラー漫画でした。

人物のリアクションが散りばめられていたり、
あえて吹き出しを書かなかったり、
夜の階段やドアといった
誰しも子供の頃に恐怖を覚えた場所を使って
恐怖演出をたくさん盛り込んでいます。

これは担当編集・浅井さんの研究と
アドバイスを的確に活かすため
七志さん、大石さんが重ねた
努力の賜物だと思います。

季節が夏ということも意識した
テーマ選びなのかなと思いますが、
難しいホラーをたった4日間で
ほぼ漫画経験がない2人が描いたなんて
とても凄いです。


結果発表〜!(25:10〜)

以上で第一課題4ページ漫画の紹介が
全て終わりました。

どうですか?
皆さんのイチオシ漫画はありましたか?

一応本記事は動画を見た方向けに
書いているつもりなのですが、
念のため順位については記載いたしません。

もし動画を見ていない方がいれば
ぜひ動画で結果を確認してください。


順位については1位から3位までを決定し、
その審査基準は
驚き描きたいものへの熱意だそうです。

本当に誰が1位になってもおかしくない
ハイレベルな戦いだと思います。

そして1位になった人には特別なご褒美が!
なんとあの
チェンソーマン』の作者 藤本タツキ先生から
アドバイスを貰える権利です!

なんて豪華なご褒美なんだろう…!
次回の動画には藤本先生も登場します。
ますます見逃せないですね。


そしてそして、
続く第二課題のお題も発表されました。

読み切りネーム+キャラ絵

ということで
ジャンプ+の読み切りの場合
ページ数は明確には決まっていないようですが
平均で60ページほどあります。
そのネームと、キャラ絵と呼ばれる
登場人物のイメージイラストを描きます。

期限は3週間です。
前回の課題では4ページのネームに
約1日かけていたので単純計算で
60ページなら約2週間かかる計算になります。

ただし、60ページともなれば
リテイクや修正も多くなることが予想されるので
やはり期限的に厳しい課題となりそうです。

きっと候補者の方々は今回の結果を糧にして
さらに面白い漫画を描いてきてくれるので
次回の動画もとっても楽しみですね!


今回もさらに長くなってしまってすみません…
なぜだか記事を書くたびに
どんどん文字数が増えていってます。

それだけ私の熱量が上がっているということ
なのですが、できれば文字数以外にも
還元できるように頑張ります…!

大変長くなりましたが
最後まで読んでいただきありがとうございます。

次回の動画は明日18時に
YouTubeのジャンプチャンネルで公開されます!
ぜひご覧ください!


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