見出し画像

夏と聞いて思い出した漫画をご紹介

記事に興味を持っていただき
ありがとうございます。

今回はこちらの企画に参加するため大急ぎで記事を書きました。本当にお恥ずかしい話なのですが企画の締め切り1時間前に気づいて書いたので残念ながら間に合いませんでしたが…。
ただ、せっかく書いたので記事は公開させていただきます。間に合わなくて本当にすみませんでした!

夏のおもいでということなので、ここはやはり私らしく漫画に関する思い出を書いてみます!

私が夏と聞いて思い出す特別な漫画は『電影少女』です。この漫画の内容はあまり夏と関係ないのですが、私がこの漫画を手に入れるために奔走した時期がまさしく夏でした。そのためこちらの記事では漫画のご紹介をしつつ私の夏の思い出についてもご紹介していきます。


あらすじ

恋愛に臆病な高校生・弄内洋太。片想いの相手が自分の親友を好きなことを知り落ち込む洋太は、その帰り道に奇妙なレンタルビデオ店“GOKURAKU”に入った。彼がそこで借りたビデオを再生すると突然、実物の女の子がテレビから飛び出してきた!!

アルより引用


作者・桂正和

ウイングマン』・『電影少女』・『I"s』など多数の人気作品をジャンプ系列で掲載されている集英社のレジェンド作家さんです。応募した作品が、あの鳥山明先生を発掘したことでも有名な鳥嶋和彦さんの目に止まり連載につながったそうです。

今回ご紹介する『電影少女』をきっかけに作風や絵柄が大きく変化しており、『電影少女』のヒットも相まって大きな転機となった作品でもあります。

とても絵が上手なことでも有名で『電影少女』以降の作品で描かれる女の子は当時の少年たちの淡い思い出となって現在でも語り継がれているようです。


夏の思い出

私がこの『電影少女』を知ったのは2018年の実写ドラマ化がきっかけでした。もともと私はドラマには疎いのですが、なぜかこの作品がとても気になったのです。

気づいたら『電影少女』について調べていて、漫画が原作だったことを知ります。そしてヒロインの画像を見たときに絵のうまさに衝撃を受け、

めちゃくちゃ読んでみたい!

と思い、購入を決意しました。

さっそく学校帰りに近所の本屋をハシゴして集英社の棚をくまなく見て回りましたが完結から20年以上経過した漫画はたとえ名作であってもなかなか手に入らないものでどこにも在庫はありませんでした…。

信じられないほど暑い夏の昼間に登下校の道のりよりもはるかに長い距離を自転車で走り回って本屋という本屋を全て回りました。それでも諦めない若かりし頃のパワフルな私は公共交通機関に乗り換えて捜索範囲を広げます。今まで行ったことのない本屋に行き、心の中で神様に祈りながら本棚を見ていくと…

そこには念願の『電影少女』が!


残念ながら全巻は揃っていませんでしたが感動のあまり泣きそうだったことを今でも覚えています。そして帰宅後、やはり信じる者は救われるのだと実感しながら足りない巻をAmazonで注文しました。

こうして炎天下の中『電影少女』を買いたい一心で自転車を漕ぎ続けて、最終的には電車とネット通販で解決できたことは良い夏の思い出です。


みどころ

『電影少女』の主人公 弄内洋太(もてうちようた)は恋愛ベタで”モテナイヨーダ”とからかわれていました。さえない主人公ですが洋太はとにかく優しくて、自分が失恋した直後に相手の恋を本気で応援してしまうような人間でした。

そんなモテないお人好しな洋太の前に現れたビデオガールの天野あいとの生活や次第に変化する周囲の関係性も相まってとにかく胸が苦しくなるような恋愛物語が続きます。

とても暖かくて切ない恋を15巻にわたって描かれていて、読んでいると学生時代の青春って人生においてとても大切な思い出で失恋一つとっても人生一つを大きく左右するくらいの出来事なんだなと思います。

今読むと少し古めかしい世界観とセリフも逆に新鮮に感じられますし、現代でも色あせない甘酸っぱい、時々ホロ苦いストーリーが楽しめます。なかなか単行本を手に入れるのは苦労するかもしれませんが桂正和先生の美麗な絵は永久保存版なので、ぜひご一読ください!


この記事が参加している募集

スキしてみて

マンガ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?