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極貧の私が最低限の出費で独学のみ1年間でTOEIC915点を獲得するまでに実行したこと

巷では英語の勉強法販売とかコーチングとかがすごく高額で販売されていますね。

私はそれを否定するつもりはさらさらないですが、玉石混交のようです。

また、昨日投稿した通り私は借金まみれなのでお金がありません。
そのため1年前に勉強をし始めてから今まで最低限の出費のみで独学で英語学習をしてきました。
それでも中学生レベルの英語から1年後にはTOEICで915点を獲得することができました。

一方では何年間も勉強してもなかなかTOEICで900点以上を獲得できない人もたくさんいるようです。
その方たちの勉強方法を否定するつもりは毛頭ないのですが、私のやり方ともし違うところがあれば参考にしていただいたり、これから勉強を始める方ももし私のやり方を1つの方法として参考にしていただければと思い、ここに記録として残しておきます。

英語学習には順序がある?

勉強法というのはそれぞれが信じるやり方でやればいいと思うのですが、最低限守るべきルールというものがあると思っています。
例えば、
「私」「は」「英語」「を」「勉強」「しています」
という単語を知っていたとしても、
「私は英語を勉強しています」
という正しい日本語の順序に並べ替えるには”文法”の順序を知っている必要があります。
そうしなければ、
「英語は私をしています勉強」
のように意味をなさない文章になってしまうからです。

更に言うと、
「私」という単語を「わたし→watashi」というように正しく発音できなければ相手に伝わりません。

「私は英語を勉強しています」
という正しい文章を作れたとしても、
「あたしひうえいぎょほめんかうしてにみし」
と言っても伝わらないですよね?

これは極端な例なのですが、
要するに正しい”文法”に加えて正しい”発音”というのも重要ということです。

そこで私はまず勉強する順番を決めようと思いました。

そして、英語に限らず私が勉強する順番として重要視しているのは、
「勉強する範囲に限りがある単元から勉強する」
ということです。

勉強する範囲の小さい順に勉強を始める

先ほど勉強する項目の中で”文法”と”発音”という項目について述べましたが、その他には”単語”という項目もあると思います。
そこで、まず勉強する範囲の大きさについて確認して、そこから勉強する順序を決めるようにしました。

発音

発音は一番勉強量が少なくて済む単元だと思います。
母音と子音、その中での発音の仕方はYouTubeで検索すると無料で多くの動画があります。
リンキング(文と文を繋ぐことにより元の発音記号から変化するもの)を加えたとしてもたかが知れています。
(※実際に正しく発音できるようになるのは別問題です。あくまで知識としてです)

一方で発音記号を正しく知らないと単語学習の時に間違った発音で覚えてしまいますし、リンキングを知らないと文章を読み上げる時に間違った(もしくはネイティブにとって聞き取りづらい)発音で読むことになってしまうので、非常に重要な単元です。

よって一番最初に勉強する必要があります。

文法

文法は発音の次に勉強量が限られている単元です。
文法は英単語を正しく組み合わせるためのルールですが、あくまでルールなので無限にあるわけではありません。
野球やサッカーでもルールは無限にはないですよね?
無限にないからルールなのです(無限にあったらその競技が成り立ちません)。

学ぶことが限られている一方で文法を知らないと単語を正しく組み合わせることができませんので、発音の次に確実に抑えておく単元だと思っています。

単語

単語は勉強量に際限がありません。ほぼ無限といっても過言ではありません。
なぜならば言語というものは生き物で、今この時にも新しい単語や表現が生まれているからです。
日本語でも昔は使われていたけれども今は使われていない言葉や表現があり、逆に昔使われていなかったけれども今は使われている言葉が山ほどあります。
江戸時代の人に「英語の勉強ってムズくて超ヤバくね?」といっても伝わらないでしょう。

そして、単語学習というのは単純な暗記作業です。
暗記というのは1個ずつ丁寧に繰り返して覚えるよりも、ざっとでいいので何度も何度も繰り返していく方が効果的に長期記憶に定着しやすくなります。
これはエビングハウスの忘却曲線でも証明されています。

つまり、”膨大な時間がかかります”。
(※エビングハウスの忘却曲線について詳しく知りたい方はググってみてください。)

要するに単語から勉強し始めてしまうと間違った発音で覚えてしまう可能性が高くなり、なおかつ膨大な時間がかかり、結果が出るまでにも時間がかかり、伸び悩みやすくなる、そうしているうちに途中で勉強をするのが嫌になってしまう可能性が非常に高くなってしまいます。

私はよく言われる”単語さえ覚えれば英語は何とでもなる”という考え方には大反対派です。

そのため、私は勉強する量に限りがあるものから実施することとし、
つまりは、
<発音>→<文法>→<単語>
という順序で英語学習を進めることにしました。

実際の勉強方法

勉強する順序を決めた後は、実際に勉強する方法を決めていきました。
これから述べる勉強法はあくまで1例ですので、それぞれのやりやすい方法やテキストを使って勉強すればよいと思います。

発音

発音は主にYouTubeで勉強しました。
具体的にはYouTuberのだいじろーさんが発音の基礎をマスターできるような長尺動画を出されていましたのでそれを見ました。
また、AtsueigoのATSUさんも有料ではありますが、「発音マスタークラス」という格安の発音講座を出されていて、これも非常に評判が良いようです。
私はお金がないので無料のYouTubeを中心に学んだだけですが、体系的に学びたい方はこういった教材を使ってみるのも良いと思います。

ただし発音というのは英語の基礎の基礎の部分であり、ここはできる限り短期間(数週間~1か月以内)で完了させた方が良いと思っています。
深堀するのは英語力がもっともっとついてからで良いです。

なぜならばここは英語学習の入り口の中の入り口なので、ここで時間をかけすぎたり躓いてしまってやる気がなくなってしまったら元も子もないからです。

私はこの1年間は平均して1日3~5時間ほど勉強しましたが、発音に関しては2週間ほどでおおよその知識をマスターしました。
(※繰り返しますがそれと実際に流ちょうに発音できるかどうかはまた別のお話です)

文法

私は「真・英文法大全」という文法書を使用しました。
「エバーグリーン」という文法書を使用している方も多いようなのでそちらを本屋さんで手に取って見てみたのですが、中学英語レベルの知識しかない私には理解するのが難しすぎました。
一方で「真・英文法大全」は読んだだけで理解できると立ち読みの時点で感じ取ったため、こちらを購入しました。
ページ数が900ページほどあるのですが、読みやすいので実際にはそれほど苦痛ではありませんでした。

私は最初の1か月ほどで1周目を読み終わり、1周目はざっと読んだだけなので2周目からはじっくりと理解を深め、勉強開始から3か月ほどかけて10周ほどする頃にはだいたい各テーマについて説明できるくらいになりました。

ちなみに、
「読んで理解する」
ということと、
「自分で説明できるようになる」
というのは全くの別次元です。

自分で説明できるようになるくらいが文法書のいったんの卒業時期だなと思い、発音に2週間、文法に3か月、つまり3か月半後には単語学習に移行しました。

単語

単語学習は「DUO 3.0」というものを使用しました。
正直なところこれは何でもよいと思っているのですが、基礎的なものを使う方が良いと思っています。
なぜならば実際の英会話は基礎的な単語を組み合わせて行われていることが多く、そういった基礎的な単語をまず”能動語彙”レベルまで落とし込むことが大切だからです。
能動語彙とは見てその意味を理解できるだけでなく、実際に自分も使いこなすことができる単語のことです。
一方で見てその意味の理解はできるものの自分で自在に使うことまではできない単語のことを”受動”語彙と言います。

能動語彙にまで落とし込むためには非常に長い時間と繰り返しの学習が必要になります。
そのため、最初から難しすぎる英単語帳を使っても挫折してしまう可能性があると思います。

本屋さんで手に取ってみてせめて2割、3割くらいは何となく意味が分かる単語帳を使った方がハードルが下がります。

私はいま英検1級用の単語帳を使って勉強していますが、正直なところほとんどわかる単語が出てこないので、心が折れそうです(笑)

それでも私は今は英語学習が習慣化されていますし、確固たる目標もできているので、何とか継続できている感じです。

英語初級、中級者がいきなりそのような全く何の意味か分からないことしかわからない単語帳を使用してしまうと英語自体が嫌いになってしまったり、挫折してしまう可能性が高まってしまうと思います。

単語学習はだいたい6か月くらいかけて基礎的なものをマスターしました。

ちなみに私はDUO 3.0が終わった後は難しい単語も覚えようと思い、実践IELTS英単語3500にも取り組みました。
ただしここに出てくる単語はTOEICで出てくるような単語よりだいぶレベルが高い気がするので、そこまでやるかどうかは将来的な自分の目標次第だと思います。
(私は将来IELTSを受験しようと思っているので手を付けましたが)

それよりはSNSで多くの方が取り組まれている「金のフレーズ」の方がよいかもしれません。
私はTOEICで915点を取った後にこれをやり始めたのですが、正直なところTOEICを受験する前にやっておけばよかったと思いました。
なぜならば金のフレーズにはTOEICで頻出の単語ばかり取り上げられているからです。

TOEICは学習のモチベーションを保ったり、学習進度を測るために効果的な試験ですので、高得点を取っておくに越したことはありません。
その点で言うとTOEIC対策ともいえるこの単語帳はとても有用だと思います。

オンライン英会話はやった方がいいの?

文法を概ねマスターして単語力も能動語彙が増えてきた状態でオンライン英会話を開始するのは良いことだと思います。
理由としては机上でずっと勉強しているとどうしても刺激が少なかったり飽きやすくなりますので、実際に口に出して英語を話すというのは大きな刺激やモチベーションに繋がるためです。

ただしイーオンやGABAなどの現地の英会話スクールにはTOEIC 900未満のレベルの方が通うには否定的です。
なぜならば費用対効果が悪すぎるからです。
お金や時間がいくらでもある方であればよいのですが、これらの英会話スクールは年間で50万以上かかることが普通です。
TOEIC 900未満であればまだ日常会話でもまだまだ不十分くらいのレベルだと思いますので、オンライン英会話でまず英語を話すことに慣れることが先決だと思います。
オンライン英会話であれば移動時間もなく自宅でできますし、月会費も数千円から高くても1万5千円程度だと思いますので、コストパフォーマンスが高いと思います。

オンライン英会話を使用する際には受け身でやっているとただただ毎回同じような会話をして終わってしまうので、今日は「●●という単語を使うぞ」とか、「今日は仮定法を使って話すぞ」とか、必ずテーマをもって臨むとよいです。
そうするとより効果的に文法や単語、イディオムが記憶に定着しやすくなります。

個人的にはBizmatesかCamblyが良かったですが、Camblyは基本的にフィリピンの方とかではなくネイティブと話せる代わりに値段が高いです。
Bizmatesはフィリピンの方がメインでCamblyよりは少しお安いと思います。

なお、私はいまお金がなさ過ぎてオンライン英会話自体をストップしていますが、再開するのであれば安くて評判も良いネイティブキャンプにしようかなと検討しています。

資格試験(TOEIC、TOEFL、IELTS、英検など)は受験すべき?

私は資格試験は定期的に受験すべきだと思っています。
理由としては英語学習のモチベーションになるからです。

英語学習というのは終わりがない長い旅路です。
多くの人が挫折して勉強をやめてしまいます。

定期的にこういった試験を受けることによって自分の現在地の確認をすることができ、モチベーションに繋がります。

英語学習で一番大切なことは学習の習慣化とモチベーションを保つことといっても過言ではないと思っています。
また、学習の習慣化とモチベーションは密接に関係しています。

お金がかかることですので頻繁に受験する必要はないと思いますが、「●か月に1回受験する」もしくは「モチベーションが下がってきたら受験する」など、何か自分でトリガーを決めておいて受験することをおすすめします。

最後に、、、

私は依存症を回復したいというある種よこしまな理由から英語学習を開始しました。
一方でそのおかげで嫌いだった英語が好きになり、ひいては学習自体が好きになり、今は簿記など他の勉強にも繋がっています。

また、私はお金がなくていま毎日大変苦しい生活をしていますが、各種コミュニティにとても助けられています。

英語のコミュニティ、依存症のコミュニティ、リアルライフのコミュニティなどです。

人は一人では生きることができません。
私は日々皆さんに与えられて生かされていると感じています。

そこでお願いなのですが、もしよろしければ感想などをいただければ励みになります。

そして私も皆さんに何かを与えられるように、恩返しできるようになりたいと思っています。
おこがましいことではありますがこの投稿もその1つであり、自分の救済と社会貢献を兼ねているつもりです。

また、今回は色々な方から要望をいただいてこのような記事を書きましたが、もし他にも何か私の経験をお伝えできることであれば英語、依存症、どんなテーマでも構いませんのでご連絡ください。

私はこうやってアウトプットする事で心が救われていますし、私の経験をできる限り共有していきたいと思っています。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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