見出し画像

#42 続けるということ

おはこんにちこんばんは。
今日は…秋晴れ!☀️やっぱいいね、晴れの日。
秋の晴れた日は、ぼんやりと山に登りたくなります。
山に登りたくなる…というより、紅葉が見たくなる、の方が正しいかな
緑一色の山が、赤や黄色に顔色を変えていく様って
なんとも趣があると思いませんか。
たしかに都会にもイチョウ並木とかある、それも良い!
けれど、やっぱり赤だったり黄色だったり緑だったり
木によっては既に枯れていたり。
そんな季節の顔を見るのが大好きなんですねぇ僕は。
いとをかし。


昨日は現在開催されている

ショパン国際ピアノコンクールのことについて、感動冷めやらぬ感情を書きました。
今日はその続きというか、僕がガッツリピアノを弾き始めた頃のお話をば!



僕はいわゆる「英才教育」を受けていません。
ピアノをちゃんと先生について習い出したのは確か
13歳の頃。
小学生の頃(だったかな)に引っ越しをしまして、その時に
今は亡き祖母の家にあったアップライトピアノを引き取った。
なので、ガキンチョの頃からピアノを習っていた訳ではないです。


ピアニストになる人たちって、大多数の人が遅くとも
小学生
の時から始めてる人が、数多の壁を超え、
ずっと続けてピアニストになる。
カッコいいですよね、子供の頃から一つのことを極め続けるなんて並大抵の努力じゃ不可能。
ポテンシャルなんて子供の頃には判断できないので、一言で

「この人は天才だ!」

ていう言い方は僕はあんま好きじゃないです。
ただ一つ言えるのは、続けることの才能があった人だった
んじゃないかなと。


"やりたい!と思う人は星の数ほどいる
始める人は案外少ない
続けられる人はほんの僅か"


どんなに凄い人も初心者だった時期がある。
凄い理由は、どんなに辛くても続けたから、向き合ったから。
僕がピアノを続けていなければ、とっくに音楽辞めてます。
逆に言えば、僕がピアノを辞める時は音楽を辞める時です。
誰か「最近いつピアノ弾いた?」
俺「…、半年くらい前すかね…」

て言ったとしたら、レッドサインです。きっと。
まぁそんな未来見えませんけども。



随分話が逸れちゃいましたが😂
僕がピアノを本格的に弾きたいと思ったキッカケは

画像1

やっぱりね、のだめカンタービレです!
僕の中でこの作品に出会っていたか否かで
人生違ったんじゃね?
と思うくらいには、今でも大事な作品です。
僕がのだめに初めて触れたのは、確か月9ドラマ。
大のテレビっ子だったので、特に意識せず出会ったんですよね。


ガキンチョの頃からピアノ習ってはいませんでしたが、
祖母の家に行く度に、どうやら何かを弾いていたらしいです。
ほぼ記憶にないんですが、
CMのバックで流れている曲
なんかを勝手に弾いていたらしいです。(母曰く)

たぶん、この曲あたり…?
絶対ちゃんと弾いてなかったと思うんだけども、
メロディとベースライン
は弾いていたんでしょう。母びっくり。
誰も何も教えてなかったのに、勝手に息子が聴き馴染みのある曲を弾いていた。
そりゃビビるわな!と思います。

とは言え基礎も何も知らなかった子が、作編曲家になるなんて!



中学生の頃から先生について、レッスンに通い始めて。
のだめを日々見て。
俺もあの世界に行きたい!
と思った訳です。
今思い返すと小っ恥ずかしいですが、進路相談の頃に

「僕はコンセルヴァトワールに行きたいです」

ていう素っ頓狂なことを言ってました(笑)
コンセルヴァトワールってのは、パリの音楽学校です。
オクレール先生のいる、あの学校ですね。
藝大とかじゃない、日本とかじゃない。
いやはや…子供の思うことって、無尽蔵だと思います。


のだめって、当然音大の物語なので当然難曲めちゃ出てくるんですよね
恐らく、のだめで火が付いたのはこの曲なんじゃないかな。

ショパンのエチュードop.10-4
この曲、難しいです。
というか…すんごい弾き辛い!


やっぱり、のだめがピアノの原体験になっているので
難曲は憧れがあったし、今までも色々弾きてきた。
その上で、技術を追い求めた結果辿り着けたのはこの曲かなぁ

リストの超絶技巧練習曲第4番、マゼッパ
この曲は難しさのベクトルが尖ってるんだけども(笑)



えっと、言いたいのは、英才教育とかただの言葉っていうことで。
ショパンエチュードとか、リストの超絶とか、技術的には
至高の領域
と思われがち。
でも、続けてれば到達できる。
辞めなければ、技術は上がるし深みは出る。
音楽は見えない芸術だからこそ、精神的に追い込まれることの方が多いと思うんです。
でも、続けてると知らない景色が見えてくる。

「あの時弾いたなぁ!」

っていう過去の記憶だとしても、人生は軌跡だから、華です。



自分のことをどうこう言うつもりではないけど、
音楽をやっている人たちは、狂ってる。
でも。狂ってるからこそ、人の心を震わせられる。
いつの時代も、普通は普通じゃない。
目に見えない音楽が他の芸術に繋がったり、またその逆だったり、ね。


今日はこんなとこです!
では、また!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?