27、「へばりつく」二階堂彰彦さんの巻
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27、「へばりつく」二階堂彰彦さんの巻

かしのたかひと

リクルートからダイエーに出向して始まった福岡ドームプロジェクトは、
東正任さん、2つ上の先輩・二階堂彰彦さん、そして僕という3人でスタート。

東さんは、前章で書いた通りの「とんでもなくスゴい人」なのだが、
兄にあたる二階堂さんからも違った意味で勉強させてもらった。

二階堂さんの特筆すべき点は「人との距離を詰めるのが抜群に上手い」こと。

ドームプロジェクトの社長であり、中内功CEOの次男である中内正さんと、
どうやって密なリレーションを作るかは我々プロジェクトの命運を握るといっても過言ではない。

とにかく足繁く通う。
仕事以外も含めていろんな話題を提供する。
ついには「最近、少し運動不足で太った」という中内正さんに、
早朝のジョギングを提案し、朝6時から福岡ドーム周辺を一緒に走ることに。

一緒に走った後は、ドーム前に設置されている3on3のバスケコートで数ゲーム。

その後、ホークスのシャワールームで汗を流し、そのまま社長室で朝食をとる。

この毎朝6時から8時までの眠くて、寒くて、しんどかった時間が
どれだけ仕事環境をやりやすくしてくれたかわからない。

この濃密な時間の中の雑談がきっかけで、ラスベガスで話題のシルクドソレイユ公演を中内正さんと一緒に観にいくことになり、それが後の「アレグリア福岡ドーム公演」に繋がる。

さらに、「コンサートやスポーツイベントは直接契約して福岡に誘致しましょう」と提案したことで、僕のニューヨーク赴任が決まっていく。

すべては、二階堂さんの「へばりつく」距離感を学んだおかげで、
僕の進路は大きく変化していった。

その二階堂さん、リクルート退社後は
ACIDMAN(当時)やGLIM SPANKY などをマネジメントする
音楽事務所を経営している。

どうやって、そういうアーティストを見つけて、
マネジメントするまでに至るのか?

きっと、類稀なる「距離感の詰め」を存分に活かしているからできるのだと思う。


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かしのたかひと

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かしのたかひと
リクルート、福岡ドーム、メディアファクトリーを経て、映画プロデューサー、ベンチャー経営者、政治家、作家に。