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レトロシリーズ

レトロな柄の缶を集めてみた

昭和レトロな水玉とお花のキャニスター缶


レトロ喫茶、レトロミュージック、レトロゲーム・・・


世の中にさまざまな「レトロ〇〇」が存在していますね。

私も、レトロ喫茶モチーフの雑貨を見つけるとすぐに買ってしまいます。
クリームソーダや、硬めのプリンア・ラ・モード柄などなど・・・

長きにわたりお茶缶を作ってきた鳥居製缶にも
「レトロ」をモチーフにした缶がありますのでご紹介したいと思います。

①「蘭字」缶

ひとつめは「蘭字缶」です。
蘭字とは、明治から昭和の時代にかけて使われた商品ラベルで、
主に輸出用の茶葉を入れる箱に貼られていました。

このデザインをイメージして作られたのが「蘭字缶」
インクの色合いがどこか懐かしい感じがしますよね。

こちらの缶は主に「お茶缶」として茶葉の保存につかわれる方が多いです。
200~250gほどの茶葉を入れることが出来るので
1度つめかえると1~2か月ほど新鮮な状態をキープすることが出来ます。

蘭字の詳細は・・・↓

【蘭字とは?】 お茶の輸出用に使われたラベルが起源。


歴史は、明治から昭和初期へとさかのぼります。

全国に広く知られていた駿河のお茶は、
欧米、特にアメリカに多く輸出されていました。
茶産地から、港のある横浜までお茶を運び
そこから海外へ届けていたのです。

輸出国の人々に「日本茶のイメージ」を伝えるために生まれたのが
「蘭字」


「産地・種類」を「絵・欧文」で表現したラベルを作成し、
茶葉を入れる箱にはっていました。

その後、お茶の産地 静岡(清水港)からアメリカへ、
直接日本茶の輸出が始まったのが明治39(1906)年。

当時は横浜で行われていた蘭字の制作を、静岡でも行うようになりました。

【蘭字の技術】 浮世絵の技術が使われている。


蘭字には浮世絵の技術が用いられ、木版に多色刷り

静岡にも伝わる木版技術を生かし、
静岡の浮世絵職人と横浜からの蘭字職人によって
静岡での蘭字制作が始まり、発展しました。

「蘭字」は静岡の地から海をこえ、海外の人々を魅了した文字なのです。

戦前に多く作られたものは、主に輸出用であったことから、

国内にはあまり現存しておらず、日本のグラフィックデザインの先駆けとして貴重な存在となっています。


②「型染」缶

ふたつめは型染。

【型染とは】 型紙を用いて染色する方法

インクの付く部分とつかない部分を区別する糊を用いて
1枚の紙を染め分けることで、カラフルで鮮やかな和紙を仕上げています。

京都の工房で1枚1枚丁寧に染められた和紙は
ザラザラとした質感と、あたたかみのある色合いがホッとさせてくれます。

昔ながらの和紙で、色々な雑貨につかわれている紙ですが
鳥居製缶ではあえて洋風の缶と組み合わせてみました*

金のつまみが付いた、「ベル」のような可愛らしい缶
職人の手で一つ一つ紙を貼り合わせています。

缶のゴールドと、紙のブラウンがぴったり馴染んだ素敵な仕上がりとなっています。

定番の茶葉の保存はもちろん、小さめのクッキーの保存もおすすめです。
あけるたびにワクワクさせてくれるレトロな型染め缶です。


③「水玉柄」缶

みっつめは水玉柄。
ドット柄という響きももちろん可愛いのですが、
「水玉柄」という響きが心をあたためてくれる感じがしませんか?✨

こちらの紙は友禅和紙で、1色1色を重ねて柄を表現しています。
ぱっと明るい赤と青の原色感が、これからの夏にぴったりです。

水玉柄を身に着けて夏祭りに行きたくなるような、元気の出る柄です🌼


ご紹介した3種はどれも温かみのあるデザインで
どれも現代の生活にもスッとなじんでくれるようなキャニスター缶たちです。

お気に入りの缶をぜひ見つけてみてくださいね☺


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▽Instagram
https://www.instagram.com/cantoriihouse/

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