そうだ、わたし、別に受験するわけじゃないんだ。

専門学校を卒業したのだけど

わたしの学校は
願書を出せば入学できるところだった。

なので、
大学入試のことをよく分かっていない。

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2024年1月13日の今日、
ある大学の近くを通ったら

圧のある太い筆文字で
励まし風ひと言看板が
大量に貼られていた。

電信柱に。

とある予備校の名前が
書いてあって


こんなにたくさんあるけど
貼っていいものなのかな？
怒られないのかな？

と勝手な心配をしながら
運転していると

その中のひとつ
努力は実る
ということばに

うげっっっとなってしまった。

ああ～、
今日は入試とかそんな日なのかな？

と思いつつ、
もし自分が受験生だとしたら

この努力は実るを
目にしたとたん
心折れるかもなと思った。

たぶん自分なりに
頑張るし
頑張るんだけど

努力した自信って
もてないと思うから。

それはわたしが
向上心溢れる頑張りやさんだから
というわけではなくて

勉強しようとすると
頭の中でいろんな空想妄想が
広がってなかなか進まない。

だから
どんなに時間をかけても
勉強した！！という
気持ちになったことがない。

でも…

もしわたしが受験生だったら…

空想妄想に邪魔されながらも
自分なりに受験勉強を頑張って

受験当日を迎えて
よしっ！と
自分なりの気合いを入れて
入試会場に向かうんだろうな。

頑張れ！自分！

そしてそこで目にする


努力は実る

うっっげーーーー！！！

きっと他の人より
努力できてないんだろう。
同じ時間勉強してても
質が悪いだろう。

うっっわーーーーん。

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努力が足りてないんだと

ガクブルで試験する
自分がかわいそうになったところで

気付いたのだけど

そうだった

わたし
別に
受験生じゃなかった。

危ないあぶない、
空想妄想の中で
受験のプレッシャーに
押しつぶされるところだった。

もしもわたしのように
あの看板に
うっっとなった方がいたら

努力した自信がない方も
大丈夫。

正直、
あなたの頑張りは見てないので
受かるよと無責任なことは
言えないけれど
大丈夫。

と
なんの根拠もない
なんの励ましにもならない
大丈夫を伝えたい。

そう思った。