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131 サイコロきっぷで出かけてみました②

さて、サイコロきっぷで出かけた南紀白浜の旅。後編のスタートです。

白良浜を歩いていたらお昼を過ぎていましたので、お昼ご飯を食べることにしました。

こちらのフィッシャーマンズワーフさん。新鮮なお魚も販売しながら中には飲食店もそろう施設です。

海を眺めながら食事をすることもできます。

わたしが頂いたのは「上海鮮丼」。ビールが減ってるようですが、食事が出てくるまでに少々お時間があって先に飲んでしまったからです。電車旅は酒を気兼ねなく飲めるのがいいですね。今日は平日。みんなが働いているときに昼から美味い海鮮を食べてビールを飲んでいると思うと食事がより一層おいしく感じられます(性格悪い)。白浜でとれた新鮮な鯛やマグロをいただきました。

何かの反対運動か?と思ったら温泉卵のお店でした。

さて、白浜の海岸を南に下っていきます。バスでも行けますが散歩と思って歩いていきましょう。徒歩20分で千畳敷というスポットに着きます。

千畳敷。こちらも夕日の名所のようです。

畳を千畳広げたように平たい板のような岩が広がるから千畳敷。1500万年前の地盤が波に洗われて現在の姿になりました。

なんか黄昏ている方がいます。風が吹いた日は怖そうですけど。ギター持って歌いたいです。

千畳敷からさらに10分ほど南に歩いていくと今度は断崖絶壁のスポット、三段壁(さんだんへき)に着きます。展望台の遊歩道は公園としてきれいに整備されています。ハイビスカスが南国感を出してくれていますね。

こちらが展望台から見た三段壁の景色。東尋坊と同じように柱状節理の切り立った崖になっています。あの崖の上も散策することはできますが、東尋坊のように先端まで行くことはできません。ちなみにここは恋人の聖地としてプロポーズの名所とされているようです。夕日の時間だと雰囲気あっていいのかな?

名前の由来ですがもともとは漁師が魚を見る台「見段(みだん)」といわれていたものが「三段(みだん)」に転じて三段壁となったそう。崖が三段になってるとかじゃなかったようです。

崖のほうに歩いていってみましょう。けっこう先の方はごつごつとして歩きにくい感じです。端の方は立ち入り禁止なので落ちることはないですが気をつけましょう。

それにしても白浜は白良浜のような穏やかな砂浜があると思えば、千畳敷のような波に現れた平板のような岩、そして三段壁の切り立った崖と徒歩30分圏内で変化に富んだ地形を見せてくれますね。

白浜はこのように変化に富んだ地形なので魚の研究にもってこいな場所。そういうこともありこの地に京都大学の研究所が建てられました。海洋生物学に造詣の深い昭和天皇も昭和4年と37年にこの地を訪ねたそうですよ。これにより白浜は全国に知名度を轟かせ、観光客が爆発的に増えたそうです。

さて、崖の観光を終えたところで…と、ここにも足湯。
足湯があったら入らなければなりません。
なぜ足湯に入るのか? そこに足湯があるからです。

足湯に入りながら太平洋を眺めます。思えば白良浜からここまでずっと歩いてきました。疲れた脚がほっと癒されます。

ここからは北に向け、もと来た道を戻っていきます。


たどり着いたのはKEY TERRACE HOTEL SEAMORE。白浜は有馬、道後と並ぶ日本三大古湯のひとつ。658年に斉明天皇が訪ねたこともあるとされ古くから温泉地として親しまれた場所です。それに入らないわけにはいきません。

このホテルでは13時から日帰り温泉客も1000円で入浴できます。

温泉の中は撮ることができませんが、大浴場から岩盤浴、海を間近に見ることができる露天風呂まで三階層になっています。まるであの三段壁をイメージしているかのようです。平日の真昼間だったので露天ぶろなどほぼ独占して楽しめました。

こんな休憩施設も充実しています。できればずっとここでゴロゴロしていたい… そんな気持ちになってしまいます。

さて、足湯があったら入らなければならない私が、ここを外すわけにはいきません。このホテルの名物「インフィニティ足湯」。「無限足湯」とはなんぞや?と思いますがとにかく入ってみましょう。

ホテルのロビーの向こうの扉を開ければ広々とした足湯が!無限に広がる海と一体化する足湯。まさにインフィニティです。

すこし曇り気味になった中、海の向こうだけ光に照らされています。あそこだけ晴れているんでしょう。こういった景色を眺めながらゆっくり足湯に浸かれるなんて何とも贅沢なひとときです。

恋人と来ても友達同士で来ても会話の弾む足湯です。
ちなみにこの足湯は宿泊者でなくても利用できます。しかも無料です。こんな素晴らしい場所を無料で提供してくれるホテルの懐の深さに敬服します。

そんなこんなで楽しんだサイコロきっぷでの白浜旅行。だんだん雲行きが怪しくなってきて、白浜駅に戻ってきたところで小雨が降り出しましたが旅の間は天気が持ちました。今年の私、やはり晴れ男でした。

さて、最近恒例になった「地ビールタイム」。白浜駅前でお土産に買った「ナギサビール」をいただきます。アメリカンホイートは苦みの少ないさっぱりしたビールでのみやすいですよ。

サイコロきっぷでおもいがけなくいくことになった白浜の旅。温泉も美しい海も楽しめる素晴らしい場所でした。まだパンダにも会ってませんし兄弟水族館など他にも見どころがあります。これはまた来なければなるまい。と思いつつ南国の地を後にしました。

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