130 サイコロきっぷで出かけてみました①
旅好きのみなさんならご存じだと思いますが、JR西日本では7月19日から10月29日までどこに行くかわからない、サイコロで行き先を決める「サイコロきっぷ」なる商品が販売されています。
5000円(エントリー時に4500円、きっぷ受取時に500円)を支払ってサイトの中でサイコロを振り、出た目に書かれている行き先の切符を購入するというものです。
サイコロの目に書かれている行き先は以下の7つ。
① 東舞鶴
② 芦原温泉
③ 白浜
④ 餘部(あまるべ)
⑤ 倉敷
⑥ 尾道
⑦ 博多
なお、⑥尾道の目は6分の1の確率で⑦博多になります。つまり博多は36分の1の確率で出る当たり目です。
なお、サイコロきっぷは期間中2回まで購入可能で、仮に2回とも同じ目が出た場合には2回目は博多に変更可能となります。
さて、そんな行き先をサイコロに任せるという大泉洋さんもびっくりのこの切符。私も購入して試してみることにしました。
希望は尾道!でなければ倉敷!城崎に近い餘部でもいい!
…白浜でした~
和歌山県に行くのは今年実に4回目。去年も2回行っています。この頃なんだか和歌山づいてます。
ただ白浜は18年前に1度行ったきりだし、そのときも車でさっと寄っただけなので実質初訪問。これもご縁だし、夏が終わる今のうちに夏の似合う白浜に行ってみよう。
というわけでいざ出発! 和歌山への玄関口、大阪・天王寺駅から「くろしお」で白浜へ向かいます。乗車した「くろしお3号」は283系「オーシャンアロー」と呼ばれるタイプです。
サイコロきっぷはJR西日本のみどりの券売機などで発券したうえで乗車します。特急券もセットされた切符です。「くろしお」は全車指定席なのであらかじめ座席もネットでおさえておきましょう。
車窓からもきれいな太平洋が見えるようになってきました。白浜の美しい海への期待が高まります。この日、天気予報はずっと雨だったのですが、御覧のとおり「晴れ」。最近の私、晴れづいています。
2時間10分ほど電車に揺られ、終点白浜に到着しました。平日なんですが結構駅前は賑やか。思えば9月は学生はまだ夏休み。うちの息子も全国放浪中だっけ。
さっそくパンダがお出迎え。白浜といえば、パンダ。アドベンチャーワールドは7頭のパンダを飼育していて白浜の代表的な観光名所です。が、今回はスルー。
白浜駅は観光地となる臨海部からは離れているため、バスに乗ることが必須となります。バスは30分に1本程度はあるので便利。主要な観光名所をカバーします。
15分ほどバスに揺られて「白浜バスセンター」で下車して少し北へ歩いていくと見えるのが白浜のシンボル、円月島(えんげつとう)です。ここに沈む夕日は絶景で日本の夕日100選に選ばれています。
今回は夕方までいられないのが残念ですが、ふとみると円月島を眺められるところに足湯が。
わたしは足湯があると入りたくなってしまう性分。
なぜ足湯に入るのか? そこに足湯があるからです。
入浴中~ 少しぬるめの湯で、少し硫黄の香りがします。白浜のシンボルを見ながらの足湯。至福です。
円月島を見たあとは引き返して南に向かって歩いていきます。やってきたのは白良浜(しららはま)。白浜を代表する砂浜で海水浴場になっています。
この砂浜の特徴は何といってもその白さ。それではその驚きの白さ(洗剤のCMか?)をご覧に入れましょう。
おー… と思わず声が出てしまう驚きの白さ。近辺の山の花崗岩が海に流れて風化した際、岩に含まれていた石英が大きく崩れにくかったために白さが目立つ砂浜となったそうです。その後護岸工事のため砂の流入が少なくなってしまったことから、今の砂浜はオーストラリアから砂を輸入して人工的に作っています。
海も青く澄んでとてもきれいです。浜辺を歩きながら杉山清貴とか歌っちゃいますね(懐かしい)。今日は平日で海水浴客も少なめ。ゆっくりと海を眺めて優雅な時間を過ごすことができます。
や、ここにも足湯がありました、「つくもと足湯」。これは入らなければなりません。なぜ足湯に入るのか? そこに足湯があるからです。
この足湯もぬるめのいいお湯なんですが、海のほうに柵があるので海を臨むことはできません。風がある日は砂が飛んできてしまいますから仕方ないのかもしれませんね。
散策をしていたらお昼を過ぎてしまいました。ここでお昼をいただくのですが今回はここまで。次回、サイコロきっぷで行く白浜の旅の後編をお届けしたいと思います!
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