ゆとりコンプレックスと絶望感
私には、ゆとりコンプレックスがある。
私が、小学生の時、ゆとり教育が始まった。当時、ゆとり教育について、大きな議論があり、ニュースでも連日大きな話題となっていたように記憶している。
私自身は、ゆとり教育に反対の意見であった。教科書の内容を3割削減すると言われたからである。
ゆとり教育には反対であったが、何もできなかった。
自分に何かできると思わなかった。
自分が嫌だと思う出来事が起きているのに、それを止めるために何もできないことに、無力感を感じた。
そして、絶望感を感じた。
もっと勉強したい。
もっと知識を頭に詰め込みたい。
いくら勉強しても、上の世代の人たちには、勝てない、追いつけない。
また、ゆとり教育が見直されて、学校での勉強量が増えたらしい。
羨ましい。
もっと学校で勉強したかった。
もっと勉強を教えて欲しかった。