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「影響力を持ちたい」という言葉に共感したのである。

週末は、サイエンスコミュニケーターとして活動をしている。
「影響力を持ちたい」というのは、この活動で出会った人の言葉である。

この言葉に共感した。
私は、かれこれ10年以上、サイエンスコミュニケーターとしての活動を続けている。
週末に、である。
この活動は、本業ではない。

教員になるという道もあった。
でも、ならなかった。
その理由は、学校で習った理科と、実際の生活との関係をたくさんの人に知ってもらいたいと思ったから。
学校ではないところで、科学と人とを繋ぎたいと思ったから。
限られた人数とじっくり向き合うのではなく、より多くの人が、自ら考えるきっかけになりたいと思ったから。

私にとって、「影響力を持ちたい」とは、そういうことだ。
局所的な大きなインパクトではない。
日本中、世界中、たくさんの人に出会って、その人に、科学のタネをまく。
自分の生活を、科学の視点で捉える、考える、分かる。
楽しい!面白い!という喜びを感じてほしい。

必ずしも芽が出るわけではない。
求められないこともあるかもしれない。
喜ばれないこともあるかもしれない。
それでも、これからもずっと喜びを生み出す、科学のタネを蒔き続けていきたい。

そろそろ、これを本業にしたい。
どう実現させようか。

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