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読書感想文

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読んだ本の話
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#落合陽一

落合陽一「日本再興戦略」を読んで

落合陽一「日本再興戦略」を読んで

デジタル化した社会について、

このあたりを読んでいて連想したことは、ゲームのことです。
綾野つづみさんの記事に、ゲームでの経験が実際の経験に感じられることについて書かれていました。

私はゲーマーではありませんが、昔どうぶつの森にハマっていた頃は、そこらへんで見かけるパンジーやら雑草やら蝶にゲーム内と同じ感覚を抱いていたことがあり、それは他のプレイヤーも同様のことを言っていました。
私たちの脳は

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落合陽一「現代の魔法使い」

落合陽一「現代の魔法使い」

「これからの世界をつくる仲間たちへ」
落合陽一
2016年4月初版発行

約8年前の本である。
落合氏の本は書かれてから数年後に読むくらいが一般人には丁度良いかもしれない。そんなことを思っていたら、noteに同じことを言っている人がいた。

この本は、これから未来を作る若者に向けて書かれたものだ。コンピュータが浸透した世界で「魔法をかける人」になるか「魔法をかけられる人」のままになるか。
当然「魔

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未来のコドモ

未来のコドモ

しばらく落合陽一にはまり続ける。
「ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法」落合陽一×猪瀬直樹
2018年10月初版発行

コロナ東京オリンピック前夜といったあたり。では古いかというとそんなことはない。そんなに日本は変わらない。

この本の中で私に一番刺さったのは、限界集落についての話題で出てきたこの言葉だ。

私たち大人は、未来の人たちの機会を奪っていないだろうか。自問

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『過去を「巨視」して未来を考える』を読んで

『過去を「巨視」して未来を考える』を読んで

最近ハマっている落合陽一氏の本を読んでみた。

コロナ禍の2020年6月から2021年6月までに16回シリーズで放送されたNHK「ズームバック×オチアイ」という番組の内容を書籍化したものだ。
こんな番組が放映されていたことに全く気づかなかった。

コロナ禍の始まりを振り返ってみると、娘の大学の卒業式がなくなり、息子の大学の入学式がなくなり、そのまま全てオンライン授業になってせっかく入った大学に一歩

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