東北芸術工科大学美術科東京選抜展の萩中茉優の展示
萩中茉優さんの展示は球体関節人形と版画作品を提示していた。
二体の球体関節人形が木の椅子に座って向き合っている。頭部は鳥であり、奥の人形は足が鳥のようにかぎ爪がある。問答をしているかのような向き合い方、人型をしているが、その頭部から人とは遠い存在に見えてしまう。しかしながら、骨格標本のような白色から、見ているうちに人形と対峙している際の距離感がバグってしまう。
ステートメントには、思考の際に一人二役で自問自答をするとあった。この人形は、討論の際にでてきたモノを現実に取り出