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キングダムで知る人の業〜憎しみの連鎖と脱出法〜

どうも主に姫路にいるhideです。
毎日好き勝手な事書いて、友達の仕事を手伝って、あんまり働かずにチンタラ頑張って生きてます。漫画とゲームと音楽好きです♬
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それでは本編へGO


キングダマーに俺はなる!

遅ればせながらキングダマーになりました

キングダムですよ。
みんなが面白い面白いと大絶賛。
大絶賛✖️絵が好みじゃない✖️題材にそそられないというフルコンボで拗らせオジさんは敬遠してましたが、昨今の漫画名作死ぬまでに回収モードの僕はガッツリと読み倒しました!!3.4日で65巻まで。
今は67巻まででてるのかな。

いやー、、もうとりあえずすんませんでした、、おもしろすぎです。
ヤベェです。

史実✖️創作という極めてデリケートで難しい作品なのである種語り出すと賛否も出てしまうとは思うのですが、あくまでも漫画であることを前提に色々とキングダマって行きたいなと思います。

今回は中盤の難敵の1人"万極将軍"とそれにまつわる"長平の戦い"について書きたいです。

キングダムでメモとスクショがエグいことになってる!

今日のnoteは信vs万極のネタバレをビショビショでお送りしますので気になる人はお気をつけください。


万極将軍(まんごく)とは?

最新刊あたりまで読み進めればそれはそれは
キワモノイロモノ個性的なキャラクターが溢れてるのですが、万極将軍が初登場したあたりだとまだ山の民ぐらいしかパッと見て変なやつやな!!ってキャラクターはいなくて、、初めてビジュアルからしてアカンやつやんwって思わせられる敵将軍。

初登場は10巻とかなり早い
屍を積み上げそれを椅子にして
安心してくださいと言わんばかりの
履いてますよアングル

(殺戮はするが陵辱するタイプではおそらくないので履いてると思う。)


漫画オリジナルのキャラとのこと

ハイハイただの逆恨みイカレポンチキャラねね、、と
キングダムを面白くは読んでいたけどまだまだ甘く見ていた僕は後々の万極との対決描写に震えることになる。

触りとして簡単に言うと
主人公「信」は「秦しん」軍
「万極」は「趙ちょう」軍
(中華の歴史は漢字が細かくて読みにくいのも苦手の理由でありそうすよね、、)

万極が小さい頃に起きた秦と趙の戦いで酷い目に遭わされたので仕返しじゃゴルァ!!ってなってるわけです。


長平の戦い(史実)


万極先生!!あざす!


キングダムのおおまかな物語は中国の史実ですが、万極がイカレポンチ化した原因となる長平の戦いというのも史実です。

歴史音痴の僕が色々な諸説を混同させるとわけがわからなくなるので"漫画の話をもとに"していると踏まえてください。

ただただ戦いに負けてエライ目にあったからの仕返しじゃー!では収まらない悲劇がそこにはあったんですね。

戦いに勝った当時の秦の将軍は捕虜となった40万人を戦えないもの含めて生き埋めにして殺害したのです。
(これは一説では20万とも言われたり、少年兵は見逃されたと言われたりもしてます)

説明すると2.3行の話なんですが、、、

これが


、、、


こうなわけで、、

その中から脱出して生き延びた幼い万極は必ずや秦人に復讐するという怨念を纏い生き続けたわけです。

ちなみにキングダムには多くの漫画オリジナルのキャラクターがいますが万極もその1人。


憎しみの連鎖


万極将軍が受け持つ兵隊は長平の戦いの被害者、近しい関係者達で構成されており、まさに長平の戦いの怨念部隊であり、そのエネルギーと破壊力たるや秦の部隊にとってはかなり厄介な相手です。

実際27巻という中盤戦にて、万極を打倒出来たことを秦の部隊は単純な戦果以上に大きいと評しています。

目には目を
歯には歯を

やられたらやり返したくなるのは良くも悪くも人の常。

大昔の事ならまだしも、万極にいたっては当の本人です。そして家族が同じ町民が国民が40万人の被害者です。

そして、やり返すにしても「倍返しだ!!」
とかやりてぇじゃないですか。スカッとJAPANかましたいじゃないっすか。

万極からしたら、行くぜ!80万!!
てなもんです。

そこは憎しみにトチ狂った万極先生、捕虜どころか一般人を一万人虐殺したようです。

一般人はあと39万人で
兵士は倍の80万までイキますかぁ!万極先生ぇ!

河了貂(かりょうてん)というこちらの軍師はそんな万極を、虐殺目的の異常者だと反論。

こんなやつに正論はない!!大義はこちらにある!という雰囲気を作ろうとします。

河了貂はイヤらしくそうしてるわけではないのですが、実際のところ戦場でかなり大事なのは士気で、その士気を保つのに必要で有効なのが大義だったりします。


争いのない世界への悩みと一つの答え



悲劇の狂戦士万極の話を聞かされたら、自分達に大義はないのではないか、、?
と心が揺らいでしまうのも無理はありません。

間の悪いことに、信達は、この戦いにいたるまでにまさに"味方の軍が"勝利後にその場で虐殺陵辱する現場に遭遇してしまい味方を切り伏せてしまってます。


キングダムはガチゴリの戦争漫画なので、こうした弱肉強食の絵図はかなりリアルに描かれていて、どれだけ軍規で縛ろうと、人の欲望が抑えられないさまとその悲劇は先々も描かれます。


味方軍です

このクソがやってる事には反吐が出るけれど万極には同情してしまう人は多いのではないでしょうか?

負けたもの、奪われたもの、悲劇を背負うものは共感が得やすく、それが憎しみのエネルギーとなりシーソーのように振り子のように怨念を繰り返す。


どこかでこの怨念を断ち切らねばこの不幸の輪廻は未来永劫と続く。

その答えもとても鮮やかでした。

鬼滅の刃でも一歩間違えれば自分が鬼になってたかもしれないという描写があるが、それと同じ。
自分もそうだったかもという俯瞰的な視点


人との出会いや環境の重要性が叫ばれる

人は弱く愚かだ。
だから善よりも悪の方に何もしなければ引っ張られてしまう。

人と人が手を取り合い、良き道へと引っ張り合わなければならない。
その相手に巡り会わなければ人は誰しもが万極のようなマインドになる。

僕は自分が今、こんな感じで生きられてるのを
"運が良かっただけ"とたまに言う。
上っ面だけでも良い人をやれてるのも、
アッチの施設やソッチの病院や目の前の警察にお世話になってないのも、、
"運が悪くなかったから"だと。

そう、、万極は運が悪かったのだ。

そんなことで?
って思うかもしれないけど実際そんなもんだと思う。

やらなきゃいけないのは運を良くすること。
末端の人間が戦争をなくすためにできるのはそれぐらいしかないのかもしれないし、それが1番大切なのかもしれない。

僕は友達が遠方のイベントで出展する時、僕はいけないから代わりに行って応援してほしい!と発信した。
見返りもわかりやすいメリットもない。

でも僕はこう書いた
「運が良くなります!」と。
そういうことだとおもってる。


それでも、、


おつかれ万極、、

信vs万極の結末はキングダム27巻で描かれています。


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