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【ラジオ番組紹介】超A&G+ のキラーコンテンツとなった「夕実&梨沙のラフストーリーは突然に(#ゆみりさ)」を改めて語る。☆第7回アニラジアワード 「RADIO OF THE YEAR 最優秀ラジオ大賞」受賞記念☆

 昨年紹介させて頂いた声優の内山夕実さんと種田梨沙さんがパーソナリティーを務める超A&G+で放送中のラジオ番組「夕実&梨沙のラフストーリーは突然に」。このたび3月14日に発表された第7回アニラジアワードにて「RADIO OF THE YEAR 最優秀ラジオ大賞」と「BEST FEMALE RADIO 最優秀女性ラジオ賞」の二冠に輝き、ついにアニラジ界の頂点に立つこととなった

 前番組「夕実&梨沙の東京ラフストーリー」の面白さが話題となり第二の「洲崎西」になると言われてはや7年。種田さんの病気療養により2016年に一旦涙の番組終了がありながら、2020年に旧番組のテイストを「何となく」引き継ぎ、突然奇跡の復活を果たした。4年のブランクのうちに進化した「大人なふたり」が送る抱腹絶倒の笑いと真面目さが絶妙にブレンドされた内容が多くの人の心を掴んだ結果、人気は旧番組時代よりもさらに上昇。今回の受賞に至ったものと考える。今改めて、受賞のお祝いを兼ねて当番組について語りたいと思う。

※なお、前回コラムには番組復活の経緯等も載せていますので是非お読み頂ければ幸いです。

#ラジオ #ゆみりさ #agqr #内山夕実 #種田梨沙 #Rhodanthe * #アニラジアワード 

1.今更ながら番組パーソナリティのお二人と、その原点「Rhodanthe*」の紹介

 改めて言うまでもないが、内山夕実さんと種田梨沙さんはお二人とも美貌と実力を兼ね備え、多数の作品に出演している声優さんである。当然ながら今でもお二人の表立った部分では「おかしな」イメージが定着しているわけではない。
 ここ一年でも内山さんは「無職転生」や「Vivy」などの作品でシリアスな配役を多数こなしており、ツッコミの鬼であったり無茶振りにムキになって抵抗するような姿を普段のインタビューなどで見せることはない。一方の種田さんもアイマスやフランシュシュのライブでバキバキのパフォーマンスを見せつけてきており、たまにインスタでオタクが漏れ出す事はあっても、妙にオタクっぽいパワーワードを生み出したり悪ノリを繰り返すような姿は見せていない。

  • 内山夕実さんTwitter

  • 種田梨沙さんInstagram

一方で「ゆみりさ」ではこの一年ほどでさらに磨きがかかった「面白おかしい」二人の姿を見せ続けてくれているのである。これは別にお二人の性格が変わったとかそう言うことではなく、実は所属するアニメ「きんいろモザイク」の声優ユニット「Rhodanthe*」内ではこれが当たり前なのだ。ファンクラブである「Rhodanthe*ラジオサポーターズクラブ」(有料)内の番組「Rhodanthe*のおしゃべりモザイク(通称『おしゃモザ』下記リンク参照)」では各メンバーと面白いやりとりを繰り広げるお二人の姿を見ることができるため、ただ単に隠しているものが漏れ出てきているだけなのである。本番組から興味を持たれたら是非入会して聴いてみて欲しい。

 少し補足するとRhodanthe*はお二人の他に座長の西明日香さん、田中真奈美さん、諏訪彩花さん、そして二人がひたすら愛を注ぐ東山奈央さんという個性派の面々で構成されており、個人の実力もさることながら集まれば「コント集団」と呼ばれるくらい面白おかしいグループである。
 文化放送と各メンバーの繋がりが深い事もあって、最近お二人はゆみりさを「おしゃモザ出張所」と称しており、Rhodanthe*ときんモザ、そして東山奈央さんの宣伝をする事で勝手にリンクしている。東山さんの@リビングとは公式コラボしているとは言え、一応公式的にはRhodanthe*とゆみりさの繋がりはないので、「フライングドッグの自称アイドルユニット(実質声優コント集団)」の看板は背負っておらず、お二人はこの番組でアイドルを超えた様々な面白い事に挑戦できるのである。
 なお、Rhodanthe*と彼女らをめぐるエピソードは話題に事欠かない上に非常に楽しいので冒頭にある前回のコラムや、下記の「犬フェス2レポート」、「おしゃモザ公録レポート」を参照頂ければ幸いである。

2.放送開始からの人気コーナーを通じた番組振り返り

2020年9月に「突然」帰ってきたこの番組。放送開始からここまでを彩ってきた人気のコーナーと一緒に印象に残った場面を振り返ってみることにする。なおゆみりさのコーナー数は以下のツイートの通り非常に多いのだが、今回は主に人気の高いものを紹介させて頂くことにする。

1)「萌えセリフ&ドSセリフは突然に」

 最初期に番組の進む方向を決めてしまったコーナーである。「ゆみぴょん」と「梨沙さま」により、突然のジングルから萌え台詞とドS台詞を読み上げさせられる「萌えセリフ&ドSセリフは突然に」。結果的にこの番組の顔と言っていいが、少しその歴史から振り返ってみる。

 このコーナーのきっかけは第二回、とあるリスナーさんから「この四年で夕実さんは萌え台詞が得意になったのでまた聴きたいなあ」と言うメールが送られてきた事からである。これはかつて夕実さんと花澤香菜さんがパーソナリティーを務めていた「クロ香菜さんとシロ夕実さん」という番組での出来事である。特に番組後期は毎回夕実さんが陥れられるかの如く花澤さんに萌え台詞を読まされていたのだが、ここで夕実さんがあまりに恥ずかしがりながらか細い声でセリフを読むため実に面白おかしく、悪ノリしたリスナーからメールが殺到し、大喜びした花澤さんがニコニコ顔でメールを選んでいたという逸話を持つ。これに「ニチャア」とした種田さんは、早速半ば強制的にエチュードを始めてしまう。結局夕実さんは旧番組でおなじみ「アクアパッツァ※」を作りつつ「おいしくなあれ萌え萌えキュン❤️」と言わされることになってしまい、久々に面白おかしい萌え台詞が復活した。実は当番組の作家(坂本尚文さん)は「クロシロ」と一緒。もちろん本人の意向は無視してTwitterに萌え台詞の募集をそっと追記してしまった。
※「知ったか料理教室」でアクアパッツァが「アクアリウムを準備して魚を『パッとツァっと』炒める料理である」と珍解説した事が未だに伝説となっている。

そして第4回、番組には早速大量の萌えセリフが届く。夕実さんにはその事実を隠し、同時に届いた「種田さんにはドSセリフを言ってもらいたい」と言う提案メールをフェイントとしてして読んだ後、恒例のジングルが鳴り「萌えセリフは突然に」が始まったのである。ちなみに最初のメールで人気キャラ「ゆみぴょん」が爆誕することとなる。その後この回は種田さんと坂本さん、更にスタッフの悪ノリもあってどんどん夕実さんが酷い目にあって行くのであった。

そして第5回の冒頭で早速ジングルに加工された物が流され、誕生日会であったはずの夕実さんは困惑、大混乱。その後はこのコーナーがあるたびにジングルが増えていっている、というのが今の状況である。

一方でノリノリだった種田さんに反撃すべく夕実さんが「萌えセリフを送ってくるなら同時にドSセリフも送ってくるように!」と強く要望した結果、ドSセリフが萌えセリフに次ぐメール数を集めてしまう。そして第7回より「ドSセリフは突然に」が降りかかって来ることとなった。とは言え最初こそ嫌がっていた種田さんだが、どんどん酷くなっていくオタク(豚)を虐げるセリフを読むのが楽しくなってきたらしく、最近はむしろ嬉々として読んでいる節がある(と感じる)。

現在これらの萌えセリフ&ドSセリフのジングルは、季節の変わり目ごとに新作を録るのが恒例となっており、「春夏秋冬を感じさせるもの」、「バレンタインやクリスマスを感じさせるもの」、「意味はよくわからないけど面白いもの」などなどバラエティに富んだジングルが製作されている。例として、筆者の好きなものを数点以下に記載しておく。いずれも番組で聴けるものなので注意深く聴いてみてほしい。(中身についてはノーコメントとしたい)

 ちなみに記事追記時点(3月26日)で「受賞記念ジングル作成」のための萌え&ドSセリフを募集中。何か思いついたら送ってみるとあなたのセリフでジングルが作られるかも…?

①萌えセリフジングル

  • 「ぴゅーん、ぴゅーん、豆腐でつまづいちゃったよ~。ぴえんぴえん」

  • 「ほらほら~今年もゆみ花粉の季節ですよ~。あ、ゆみ花粉は年中出てるんだった…これであなたも『ゆみん症』だね!」
     →「バカか!」(夕実さんのツッコミ、大量のエコー)

  • 「ゆみぴょん、萌え台詞の欲しがりさんなの~。もっと、もーっとたくさん萌えセリフ読みたいの~。リスナーさんのこともっと萌え萌えさせてあげるからみんなの萌え台詞、たっくさんちょ~だい❤️」
     →「いらねーよ!」(夕実さんのツッコミ)

  • 「ぴょんぴょん、ゆみぴょんだぴょん!この番組はゆみぴょんのかわいいを届ける企業『ゆみぴょんエンターテイメント」の提供でお送りするぴょん!
    →「こんな事やってるからアニメイトタイムスさんに書かれちゃう」
     (夕実さんのツッコミ ※放送内のみ)

②ドSセリフジングル

  • 「チョコレートが欲しい?泥と間違ってんじゃねえのか?」(泥は巻き舌)

  • 「はあ?たまにはりさぴょんの萌えセリフも聞いて見たいって?
     はっはっはっはっ、ぴょ~んぴょ~んぴょ~んぴょ~ん、
     そんなにうさぎが好きならお前がウサギ飛びでもしてろ!

  • 「ブヒブヒ鼻息が荒いんだよ!空気が汚れるから息するんじゃねえ!」

ちなみにゆみぴょんのジングルの後には種田さんが面白い口調の返しで次のコーナー名を読み上げる事がお約束となっている。一方で梨沙さまのジングルの後にはリスナーが「息しません!」とか「泥食べます!」とか実況ツイートに書き込むのがお約束となっており、これもまた聴く上での楽しみである。

2)近況フリートーク

 アニラジでは当たり前のコーナーに見えるが、この番組はコーナーが多すぎる問題がある。その中でかろうじてほぼ毎回あるのがこのコーナーである。但し近況報告は種田さんが「嫌いという設定(?)」になっており、妙に不機嫌に話していることも多かったりして面白い(最近は設定が薄れ気味)。種田さんは常にネタの提供元であり、第50回で寝過ごして収録に遅刻した時は終始土下座状態だったり、雰囲気が常に変化するのも特徴である。
※土下座写真は「Rhodanthe*ラジオサポーターズクラブ」(有料)のブログに掲載されていますので、よろしければ確認いただければ。

 また、先述の「おしゃモザ出張所」の名に違わずRhodanthe*の話題が多い。特に東山奈央さん(なおぼう)を愛でるのは日常行事となっており、ゲストに呼んだり「東山奈央の@リビング」とのコラボグッズの発売( 8)で説明)なども実現している。他にはお二人共通の話題として今見ているYouTubeのネタも多い。方向は美容だったりゲームだったりVtuberやオタク方向だったり実に様々。
また、夕実さんの実家でのお嬢様的生活(バー貸切)や家族の出来事(主にお父様の新幹線での忘れ物などの面白トラブル)、種田さんの自宅猫とのベタベタな触れ合いなどプライベートな話題が語られることもある。同じRhodanthe*の西明日香さんの家族ほどではないにせよなかなか個性的な話が多く、聴いていて飽きない。なお、たまに飽きないからと言ってほぼ30分をフリートークで消費してしまう事もある。

 一方のふつおたコーナーであるが、こちらもクセのあるお便りが多い。例えば2021年のアニメイトタイムズにおける夕実さんの誕生日企画で「ゆみぴょん」が代表キャラクターの1人として採用されてしまった事があった。「これを書いたのは一体誰なんだ?」とリスナーが訝しがる中、しばらくのちにリスナーから「私が書きました」と言う謝罪メールが来て大爆笑となったような事件(第60回)※や社内でソロラジオを始める羽目になったリスナーがMCに楽しみを見出していく話(後述の通り第60回で遠方に異動)などがある。

※なお、ゆみぴょんを投稿した犯人は筆者です…。アニラジアワードを受賞して日本のゆみぴょんになったのでお許し下さい。なお、筆者作成のため著作権等問題ないので以下にその謝罪メールを掲載しておきます。

3)夕実の3( ) 、梨沙の3( )

A~Zの頭文字に合わせてお二人の特徴を表した項目を3つ挙げていくコーナー。夕実さんは毎度毎度過去の「内山夕実の知ったか料理教室」で披露した料理関連、種田さんはオタク&ドS関連が多いのが特徴的で非常に面白い。内容は以下の通りTwitterで公開されているので数が少し多いが是非確認して楽しんでほしい。なお、2022年3月現在は「I」を募集中。これからも引き続きZまで続いていくのでネタがあればぜひチャレンジいただきたい。

4)熱中大陸

 リスナーが熱中していることを某〇〇大陸のようなナレーション原稿で送ってもらい、某H瀬T郎さんの曲に似た音楽を流しながらプロのナレーターである二人が「それらしく」読み上げるコーナーである。このコーナー、内容は千差万別ながら非常にメールのレベルが高く、毎度唸らされるものが多い。

 例を挙げれば「ゆみ花粉に衝撃を受けた常連リスナーの今後の投稿に向けた決意」「常連リスナーの裏の顔(性別転換)」「番組ファンイラストに情熱を燃やすリスナーの日常」「会社でMCをやっていたら遠方に転勤になってしまいラジオができない悲しみを感じている日々」、など真面目なものからふざけたものまで様々である。従って素晴らしいナレーションとそれに見合った内容、時に全く見合っていない面白おかしい内容の落差が激しく、真面目さと笑いをミックスしたまさに「大人の内容」である。採用されるにはある程度の文才が必要であるが、ぜひチャレンジしてみて欲しいコーナーである。

5)そのストーリーは突然に

 リスナーの「突然の出来事」を短くまとめて送る時間埋めコーナー。本当に数分の時間の空きがあった時しか放送されない希少ながら人気のあるコーナーである。一時期何故か「トイレに間に合わない」とか「紙がない」と言った系統のネタばかりになり「洲崎西並みにきたない」コーナーの代表となってしまっていた。しかし内容はともかく切羽詰まったメールの数々とそれを緊迫感を持って読むお二人は流石で、隙間コーナーでありながら印象が非常に強いコーナーであり、放送された時には注意して聞いてみてほしい。

6)お散歩企画

2020、2021年の年末企画としてお二人がスタジオの外に出て散歩をすると言う企画が恒例となっている。普段も自由だが、さらに自由に喋る二人は必聴。

 2020年は浜松町から東京タワー周辺のぶらり散歩のロケ&散歩、2021年は日比谷公園でのクリスマスマーケットでのロケ&散歩が行われた。特筆すべきは2021年ので、リスナープレゼントとしてマトリョーシカをバラバラに分割して配ったり、日比谷ロケ後にちょうど銀座をぶらついていた夕実さんのお母様に無理矢理合流して、番組に出演させてしまうという神がかり的な収録となった。

  • こちらは2020年の散歩。東京タワーにて。

  • 2021年は何と夕実さんのお母様登場

※お母様は夕実さんと同じ上品な雰囲気の方。まるで台本があるかの如く「種田さんのファン」「梨沙さまが好き」とか、娘の萌え台詞の感想を聞かれて「仕事ですから…」と仰ってました。

  • こちらのマトリョーシカは後ほど抽選ですべてリスナーのもとへ。

7)種ちゃんに1000の質問

 一般的にみると結構謎が多い種田さんに1000個の質問をぶつけてみようというものすごく時間がかかりそうなコーナー。始まってしばらく経つが案の定まだ残り800にすら達していない。これ、実はゆみりさの採用が「正直レベルが非常に高くて厳しい」事から一般リスナー救済の意味もあるコーナー(だと推定している)。予想外の面白い回答も返ってくるので気楽に質問を送ってみると意外に採用されるかも…。ちなみに今までの採用作は下記ツイートの通り常連リスナーのやかみさん(@hyt_wolken)が大半をまとめてくださっているので確認した上で応募してみよう。
※ちなみに記念すべき一個目の質問は「シンプルだから」という理由でこのコーナーの対象にはならなかった夕実さん。内容は「劇場版 きんいろモザイク Thank you!!」での綾による「面接での質問シーン」をモノマネしながらの「内山夕実という人をどう思っていますか?」という質問でした。

8)生み出せ!女神の名言!

 何か前世の番組を思い出すような名前のコーナー。名言の一部が虫食いになっているお題を投稿し、二人がそれを埋めて新たな名言を作り出す。このコーナー、単なるおふざけネタに終始することもあれば急に「大人の会話」で過去の振り返りや苦労話などの裏話が出てくることも多い。例えば「夕実さんが一度声優を諦めてOLをやっていた頃の話」「種田さんが清楚を装っていた頃の話」など二人の真面目さや仕事に向かう真摯さが垣間見えるという意味でも非常に興味深いコーナーである。そういう意味で逆に二人の心理テスト感覚のネタを出してみるのもありかもしれない。

9)その他「突然」な企画

番組ではその他にも「突然」の企画を多数行なってきた。

  • 種田PによるVtuberゆみぴょんプロデュース(第24回)

 種田さんが「ゆみぴょん」のプロデューサーとなって好き勝手をする回で、ノリノリの種Pが無茶振りをする姿が非常に印象的だった。

  • 東山奈央さんゲスト回(第32回、第57回)
     お二人のアイドルこと東山奈央さんを呼んで新曲のプロモーション&萌え台詞強制や好き勝手に楽しむ企画で、終始種田さんは気持ち悪いヲタクモードだった。

10)番組グッズ

 本番組は現状スポンサーがない。従ってグッズ販売が大きな収益源となるわけだが、こちらも色々なものが発売されて来た。以下簡単に紹介する。現在はモバイルバッテリーのみがラインナップに残っているので気になった方は番組を応援する意味でぜひ購入して欲しい。なお、かつてこれらのグッズをセットで購入すると番組特別CD がプレゼントされるプロモーションが実施されていた(現在は終了、本コラムのサムネイルに載っているのがそのCD)。過去の振り返りや「ジングル集」など非常に楽しいものばかりであり運よく入手された方はぜひ聴いてみて欲しい。
 そしていずれは化け物番組「としたい」のように有力なスポンサーの獲得に期待したいところである。もしこれをご覧になっている企業担当者の方がいれば是非 lst@joqr.net に連絡をとっていただければ幸い、かつリスナーとしては嬉しい期待となる。 

 また、昨年12月には『東山奈央のラジオ@リビング』×『夕実&梨沙のラフストーリーは突然に』でコラボグッズも発売された。こちらも現在入手困難だが、持っている方はぜひ大切にして欲しい。

3.番組への反応

 元々この番組は前番組が「伝説」と言われていた事もあり、突然始まったにもかかわらず注目度が高かった。放送開始直後は個人のファンや「ペタル(Rhodanthe*サポーター)」を中心に、他のメンバー(西明日香さん、田中真奈美さん、東山奈央さん、諏訪彩花さん)のファンも集まって実況で盛り上がっていた。Twitterでの実況も30分番組にも関わらず他のアニラジを大きく上回る毎回1500ツイート以上と非常に好調で、しばらくして番組の面白さを聞きつけた他のアニメ(ゾンビランドサガ、ドラガリアロストetc)のファンも合流。現状は下記の通り更に実況ツイート数が増加。実際に実況していても段々と裾野が広くなっているように感じる。

1)ファンアート

 ゆみりさは、ラジオ番組には珍しくファンアートも活発である。特にをかなさん(@wokana_k2)と、河瀬かわこさん(@kawasekawaco)によるイラストは可愛らしいだけでなく番組終了後数時間で描きあげられることもあり必見。をかなさんはRhodanthe*メイン、河瀬さんはフランシュシュメインでイラストを描かれているので時間があればぜひ全てをご覧頂きたい。

  • をかなさんの作品
    Rhodanthe*と言えばをかなさん。をかなさんと言えばRhodanthe*。いつも可愛らしいイラストを描いてくださっていますが、たまに見せるブラックな表情も必見です。

  • 河瀬かわこさんの作品
    かわこさんの作品はなんと番組終了後その日の24時までにアップされます。そのスピードは、熱中大陸にも取り上げられたほどの素晴らしさ。番組Twitterに掲載された写真を基にして表情をとらえつつ可愛らしく描かれたイラストが魅力です。

  • 「ゆう」さんの作品(現在ゆみりさ新作は休止中)
    声優さんを題材にした漫画「こえよん」の作者ゆうさん(@yutaltsuto) による毎話のまとめ漫画です。残念ながらご多忙により現在新作は休止中となっていますが、「夕実&梨沙の東京ラフストーリー」は全話が漫画化されており、旧番組を知りたい方には打ってつけです。

2)そしてアニラジアワード受賞へ

再開されたアニラジアワード、ゆみりさのエントリーは当然予想していたが発表された事前エントリーでは【最優秀女性ラジオ賞】【大笑いラジオ賞】【ためになるラジオ賞】【かわいいラジオ賞】の、なんと4つでエントリー。【可愛いラジオ賞】など明らかに「ゆみぴょん」を意識した不思議なエントリーもあるが、4つものエントリーとなると否が応でも、「RADIO OF THE YEAR 最優秀ラジオ大賞」の獲得が期待される状況だった。そしてファンの期待に見事に応え「最優秀女性ラジオ賞」の発表と同時に「RADIO OF THE YEAR 最優秀ラジオ大賞」の受賞が決定。アニラジ界のトップに君臨することとなりファンとしては嬉しい一日となった。
思えば、この番組の推移は「復活希望ラジオ賞のエントリ」→「突然の復活」→「アワード大量のエントリー」→「受賞」と言う漫画のようなストーリーであり、今後ますますこの番組を応援していきたいと強く感じることとなった。以下受賞時の模様を載せているので参照いただきたい。

4.今後の方向性と期待

 さて、今年は彼女らにとって非常に大きなイベントがある。この番組の原点とも言えるRhodanthe*が、いよいよ5月8日に開催される「Rhodanthe* Music Festival 2022 大感謝!!」を持ってその活動に一旦ピリオドを打つのである。

 そうなると現状まだ何も発表されていないが「おしゃモザ」の今後もどうなるかわからない。しかしRhodanthe*テイストを多分に含んだこの番組は「ペタル(Rhodanthe*サポーター)」の数少ない心の拠り所となるであろうし、なってほしいと考える。また今回の受賞時に内山さんから「ゲスト募集中」と言うコメントや、強めの「歌いたい」と言うコメントがあった通り、音楽ユニット「Garbelia」の復活なども期待できるのではないだろうか?これからも楽しい企画を実施していって欲しいと願っている。

今回の受賞を機にさらにリスナーが増え、番組に大スポンサーが見つかること、そしてこれが5月のRhodanthe*ラストイベントに向けて追い風になってくれることを引き続き期待して本コラムの締めとしたい。(了)

【番組データ】

放送局:文化放送 超A&G+
放送時間:水 21:00~21:30 【リピート】木 9:00~9:30、土 13:30~14:00
パーソナリティー:内山夕実、種田梨沙
公式ホームページ:https://www.joqr.co.jp/qr/program/lst/

  • 今回もお読みいただきありがとうございました。感想等あればぜひ頂きたく何卒よろしくお願い致します。是非、ゆみりさとRhodanthe✳︎を応援していきましょう!尚、無断転載は禁止です。記事の一部でも使用する場合は連絡をお願い致します。

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