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「組織を一緒に作っていく」楽しみを。第二新卒で入社した窪田が語るキャンサースキャンの面白さ

自分にとって、幸せな働き方って何だろう。
そう考えた時、「自分にとっては、17時で帰れることが一番の幸せではないと気づいた」と語る、ソーシャルマーケティング事業部の窪田まゆ。
第二新卒として金融業界からキャンサースキャンに転職して2年目の彼女に、第二新卒での挑戦を決めた経緯や、金融業界から転職した今、感じていることについて聞きました。

窪田さんは第二新卒でキャンサースキャンに入社されていますよね。当時、転職を決めた経緯についてお聞きしてもいいですか?

新卒で入った業界は、正直にいうと「一番行きたかった業界」ではありませんでした。新卒の時にはありがちかと思うのですが、やりがいよりも、安定性や福利厚生、定時でしっかり帰れるといった条件面でなんとなく選びました。もちろん仕事は一生懸命やっていましたが、時々ふと「どうして私はこの仕事をしているんだっけ」と思うことがありました。私が担当していたのは投資信託の運用業務だったのですが、比較的暮らしに余裕のあるお客様が多く、扱う金額も大きすぎて自分にとっては漠然とした数字にしか思えないようなものばかり扱っていました。もちろん、定時でしっかり帰れるといった良い部分もありましたが、それは私にとっての優先事項ではなかったんだなと実際に働いてみて気づいたんです。

新卒の頃は特に、実際に働き始めてみないとわからないことが多いと思います。窪田さんはそうした経緯で、自分にとって大事なことは何なのか考え始めたんですね。

そうなんです。それに、業界等にもよるとは思いますが、大きな組織になればなるほど「現場が違和感を持っていることでも、関係者が多くて改善が難しい」ことってありますよね。前職の頃にもそうした難しさやもどかしさを感じることがあって、「絶対こうした方がいいのにな」と思っても改善には至らずもやもやすることがありました。そんな経験を重ねながら、「マイナスをプラスに変える仕事が世の中にいっぱいある中で、私がやっている仕事はプラスをさらにプラスにする要素が強いんじゃないか。私は本当に今の仕事を続けていたいんだろうか」と自問し、転職を検討するようになりました。

キャンサースキャンは、第二新卒の不安を超える期待をくれた

転職活動の際には、初めから医療業界を視野に入れていたんですか?

本当は、学生時代からずっと好きだったドイツ語を活かした仕事がしたい、と考えていました。ただ、そのタイミングで新型コロナウイルスが流行り始めてしまい、海外に携わる仕事を諦めて色々な業界を見始めたんです。
学生時代には「医療」や「健康」なんてあまり気にしていませんでしたが、社会人になって体調を崩しがちになったり、仕事をしながらではなかなか病院に行けなかったりと、健康を保ちながら働くことの大変さを痛感していました。それに身近な人が亡くなった経験もあったりしたので、人の健康に携わる仕事もいいかもしれないと思い、医療業界の企業を見ていくうちにキャンサースキャンにたどり着いた形です。

コロナの流行も一つの理由だったんですね。色々な業界や企業を検討される中で、キャンサースキャンに惹かれた理由はなんでしょうか?

うーん……何というか、キャンサースキャンの面接が一番「私」を見てくれているなと思いました。肩書きや経歴や条件ではなく、本当に私と対話をしてくれている感じです。その上で、社長から会社のビジョンを聞いてソーシャルとプロフィットのバランスが良いなと思ったこともそうですが、一番しっくりきたのは人事の方に「キャンサースキャンではマイナス(個人が健康を大切にできていない状態)をプラスに変えることをやっている」と聞いた時でした。前職で抱いていた「私の仕事が誰のためになるんだろう、社会の何に繋がっていくんだろう」といったもやもやが整理された感覚がありました。

第二新卒での入職が決まった時に不安だったことや、実際に働き始めてみて感じた大変だったことはありましたか?

これまで経験のない業界で社会人経験も浅かったので、もちろん不安な気持ちはありました。でも、それ以上に、「第二新卒なんて何も持っていないんだから失うものもないし、入ったらやるしかない」という気持ちが強かったです(笑)。不安も心配もあるけれど、それ以上にこれまで抱えていた「仕事というものに対するもやもや」を払拭できるかもしれない期待値の方が高かったのかもしれません。
実際に働き始めると、チームの人が本当に気軽に声をかけてくれて、何も言わなくても新人を助けてくれるような環境があることに驚きました。「わからないことはどんどん聞いていいんだ」ということがすぐにわかったので、自分からも積極的に質問したりすることができて、経験の浅い第二新卒であっても対等な仲間として受け入れてもらえる雰囲気にとても助けられたなと思っています。

「私たちは人と仕事をしている」ということを忘れたくない

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入職されて、現在はどのようなお仕事をされているのか簡単に教えてください。

ソーシャルマーケティング事業部で、特定健診の受診率向上事業を年間を通して推進していく仕事をしています。私は東北エリアの担当なので、今は青森、秋田、岩手の自治体さんを中心に30自治体ほどとやり取りを行い、お客様となる自治体の方へのヒアリングやご提案、実施した施策の報告などを網羅的に担っています。

入社2年目とは思わせないくらいの活躍ですね。多様な業務の中でも特に大切だと感じるお仕事ってありますか?

自治体に合わせたスケジュールで動くことが多い部署なんですが、その中でも一番忙しくなるのが年に2回ある「報告」の時期です。自分が携わる業務の中でも、やっぱりこの「報告」はとても重要だし、大切なことだと思っています。

「報告」というのは、受診率向上のために行った施策の結果報告ということですよね。より良い報告をしていくために、何か工夫されていることはあるんでしょうか。

きっと各担当者によって工夫があると思うんですが、私の場合は第二新卒で入社して初めて見るものばかりの中で、「自治体さんにとってもっと知りたい情報って何だろう」「もっとわかりやすく伝えるためにはどうすればいいんだろう」と考えて、社内に元々あった報告書フォーマットを改善したいという話をしたことがありました。600以上の自治体さんに向けて使われるベースとなるフォーマットなので、そう簡単に編集なんてできないだろうなと思っていたんですが、案外あっさりと「やってみたら?」と言っていただいて(笑)。正直かなり驚いたんですが、入社歴等は関係なくこんなにも任せてもらえることが嬉しくて、絶対に大変だろうなと思いつつもやってみることにしました。もちろん丸投げされるわけではなく、周りもたくさん協力して一緒に考えてくれて、最終的には社長と副社長にも見ていただくことになりました。前職では社長や副社長に会って直接何かをプレゼンするなんて絶対にあり得ないことでしたし、こんな大役を任せていただけるなんてと本当に驚いたし、印象深い経験でした。

すごいエピソードですね(笑)。大変だったと思いますが、楽しんで挑戦されたんだろうなということが伝わります。外から入ってきたばかりの窪田さんだからこそ気づけることもあったのかもしれませんね。

確かに、前職での経験が活きているなと感じる瞬間はあります。キャンサースキャンは良くも悪くもまだ未整備な部分もあるベンチャー企業なので、未完成なところを一緒に考えて作っていく楽しみがあるのは私にとってとても嬉しいポイントです。
報告業務は、先方からの期待に対してどうだったかを直接お伝えすることができる貴重な機会だと思っています。わかりやすく結果が出るところもあれば、思うように結果が見えないこともある中で、どのような結果だったにせよ、「それが何によって引き起こされているのか」「その中でも変わったこととしてはどのようなことが挙げられるのか」「より良くするためには何が考えられそうか」ということを丁寧にお伝えするのは、私たちフロントの人間が絶対に手を抜いてはいけないところです。自治体の方が課内でしっかりと共有ができる、語ることができるような報告書を作ることで、キャンサースキャンの名前が少しでも良い形で課内に広まっていけば嬉しいなと思いながら作っています。

先方としても、報告がしっかりと理解できれば課内で話がしやすくなったり、より良い改善に繋がっていくこともありそうですね。他にも気をつけている点や、もっとここは挑戦していきたいといったことはありますか?

キャンサースキャンとして受託している事業の範囲ではなかったとしても、一緒に考えたり、相談相手になれるような関係性を築きたいとは常々思っています。健診会場の変更やデザインについてなど、私たちの直接の業務範囲ではないところだったとしても、自治体の方は色々なことで不安を感じたり、悩んだりしながらお仕事をされています。もちろん全てに対して私たちが答えを持っている訳ではないですが、できる限りそうした不安や悩みにも寄り添って一緒に考えられる関係性でありたいなぁと。今後の挑戦にもつながりますが、そうした関係性を目指す中で、今はどうしても「言われてからやる」ということが多くなってしまっていることが個人的な課題だと思っています。私たちの仕事は、受診率の向上という結果が大事ではありますが、それでもやっぱり「人と仕事をしている」ということは忘れてはいけないなと感じます。自治体の方が話す裏側にはきっと住民の声があるし、市町村の意向などが含まれた発言もあるんだと思います。目の前の方とお話をしながら、「どういった背景でその言葉が出てきているんだろう?」ということを常に考えながらコミュニケーションを取るように心がけています。報告機会は、そういった意味でも「人と仕事をしている」ことを再認識できるとても大切な仕事です。

第二新卒も未経験も関係ない。変化を楽しむことこそが、キャンサースキャンでの成長のカギになる

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「第二新卒で入った新人」から、「新たな仲間を迎え入れる」立場に変わられた窪田さんですが、今後キャンサースキャンで働いてみたいなと思っている方に伝えたいことはありますか?

私は、第二新卒で入社して1ヶ月くらいの頃に、「社内の情報整理にはまだまだ向上の余地がある」と思ったことがありました。受診率向上という目的に対して、どの自治体で、いつ何をやっていて、その自治体に介入した結果どれくらい受診率が上がっているのか、何年くらいやっているところなのか、など、「新しく入ってきた人間だからこそわからない」というところがあったんです。それまでは企業規模的にも基本的には口伝での引き継ぎが行われていたらしいんですが、今後入ってくる人のことを考えると一度きちんとまとめておく方がいいのではないか? と感じていました。それをチームリーダーとの面談の時に伝えたら、「いいね、やってみよう」となって、実際に全社を巻き込んでプロジェクトが動いたんです。結果的に、その時に作成したものが営業資料として役に立ったり、全社的に情報整理をより強化していこうという土台になったりと、たくさんの方から「やって良かった、ありがとう」という反応をいただけました。第二新卒で入社1ヶ月の人間の意見でも、キャンサースキャンではこんな風に対等に扱ってくれます。
「第二新卒だから」「新人だから」「異業種だったから」と遠慮するのではなく、キャンサースキャンという組織を作り上げていく一人のメンバーとして、積極的に関わって楽しんでもらいたいです。

最後に、窪田さんにとってキャンサースキャンの「面白いな」と感じるポイントはどのようなところなんでしょうか。

「変化が大きい」という点は、前職にはなかった部分でもあり、面白いポイントです。もちろん大変な部分もありますが、整いきった余白のない組織より、「みんなで作っていく」組織の方が私は肌に合うと知ることができました。基本的にみんなが前向きで組織をより良くするマインドを持っているので、誰かの提案に対して嫌な顔をする人はいません。声を上げた人間が孤立することもなく、プロジェクト推進時には二人以上の担当者を置いて始動する仕組みもできているので、そういった雰囲気の中でやる気を持って取り組める方には合っている環境なのではないでしょうか。
自分を振り返ってみても、第二新卒は本当に失うものが何もないし、環境さえあればいくらでも挑戦することができる立場だと思うんです。キャンサースキャンでは、待っているだけでは何も訪れないですが、建設的に意見を持って主張すればいろんな機会を与えてもらえるので、ぜひ変化も一緒に楽しみながら「面白いな」と感じてもらえると嬉しいです。

(取材・構成/中西須瑞化、撮影/横田貴仁)

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