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あっちゃんの闘病記⑬ 『2回目の手術、別れと出会い』

通院生活スタート!

がんの手術から退院した後は、再建に向けての通院がスタートしました。
半年間はティッシュエキスパンダーに生理食塩水を注入するため2週間に1度病院に通いました。
ちなみに、手術の時に行ったセンチネルリンパ生検の結果はがんの転移無し。
ということで、抗がん剤や放射線治療をしなくても良い状況になり、ホルモン療法による投薬で経過を見ていくことになりました。
(こちらは現在も継続中。)
なので、再建に向けて準備をしていくことになります。

急なお別れ…

5カ月目にしてほぼ形が出来上がってきた時、形成外科の豊原功補似のT先生(【あっちゃんの闘病記④】参照)が、

「私、今月末でこの病院やめることになりました。次の先生にはしっかり引き継ぎしておきます」

なんですと!?
聞けばご実家の病院を手伝うとのこと。

『T先生は私の胸という作品の完成を待たずして去ってしまうのね…』
(こちらのやり取りも【あっちゃんの闘病記④】参照)
寂しさはありましたが、仕方がない。
お礼を言ってお別れしました。

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次の形成外科の先生はサバサバした体育会系な感じの女医さんO先生です。
はじめての診察。
私の胸を見るなり、
「えらい大きく作ったなぁ。男の先生て大きく作りたがるからなぁ。」と…

「いや、半年前は(健側側の)右胸もこれくらいあったと思います!この半年で右胸がしぼんだと思います!」
と見栄を張るでもなく、T先生をかばうでもないが、必死に言っていた。

でも、O先生はあまり気にもとめず、
「じゃあ、シリコンに入れ替える手術の日を決めましょう。今度は入院は一週間くらいです」
淡々と話を進められ、そうして、1回目の入院から9か月後に再び入院しました。

2回目の入院

1回目の入院の時は70歳代の方が多かったけど、2回目は隣のベッドが同年代!
他の部屋の同年代の方と3人で昼食、夕食を面会室で一緒に食べました。
これが、女子校のノリで楽しかった!
(女子校に通ったことはないけれど…笑)

『私が求めてたものはコレだ!』と思いました!

・がんサバイバー仲間がほしい。
・同じ境遇の方と色々共有したい!
・キャンサー フィットネス(東京)には行き始めてましたが、大阪でも繋がりがほしい!

そこから、大阪での繋がりを求め新聞やネットでがんサバイバーさんの集まりがあれば行ってみることにしました。

リンパカフェ「リンパ浮腫セミナー」
MBS 「キャンサーフォーラム」
Peer Ring「オフ会 などなど

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(キャンサーフォーラムにてらいよんちゃんと...)

そこで出会ったがんサバイバーさんと色んな悩みを話したり聞いたり、
ホットフラッシュがキツイ!
体温調節が上手くいかない。
そんな時どうしてる?っていう話から
抗がん剤で脱毛したけれど、生えてきたベリーショートの髪型を金髪にした!
結婚前だった人ががんになって彼と上手くいかなくなった!

そんな話まで、悩みもそれぞれあるけれど、あーだこーだ言いながら笑ってる。
初めて会う人ともすぐに打ち解けることができる。
がんに罹患したという共通点は大きい。
不安で孤独な時間を過ごした分、それが一人じゃない!みんな闘って、みんな頑張ってるんだ!と仲間意識が芽生える。
そして、安心感とパワーをもらえる。
がんと闘った自分たちを、よく頑張ったって褒め合うのもすごく大事だ。
これでいいんだ!私、いけてるんだ!と思えたから前に進めたのかもしれない。

今でもこうしたつながりの仲間は大事な存在です。


いつも【あっちゃんの闘病記】を読んで頂き、ありがとうございます。

当初全8話程度で...と話していたこのブログですが、予定を大幅に超えて、おおよそ倍近い13話+αまで伝えたいことが広がりました!
これも全て読んでいただいている皆様のおかげです。
また、自分の記憶を呼び起こしながら書いているので、『あんな事もあったな!』『こんな事もあったな!』と思い返しながら楽しく書いています。
この闘病記も次回、遂に最終話を迎えます。
適度に肩の力を抜いて読んで頂ければ幸いです。

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