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あっちゃんの闘病記⑦『入院当日-その夜-』

~私の中でよぎった嫌な予感~

告知の時に感じた嫌な予感。それは、
『本当に乳房全摘出ではなく、乳輪乳首を残した部分切除で済むのか』
という事でした。

ただ、最初に主治医とお話した段階で安心し、すっかり忘れていた記憶でした。
急に手術前夜、夫と一緒に呼ばれたことにより、一瞬にしてその嫌な予感を思い出しました。

そして、夜19時、面会室に呼ばれて入っていくと、主治医のA先生と少し若い先生がいらっしゃり、早速、説明が始まりました。

~嫌な予感の的中~

切除範囲を決める為、この病院で新たに撮ったCTの画像は、以前の病院で撮ったものより、より鮮明に写っていました。それを見ながら、

「乳輪乳頭を残しての全摘の予定でしたが、この画像を見ると乳輪乳頭までがんが広がっているので、乳輪乳頭も全て取るように変更していいですか?」

という話でした。
まさに、最初の嫌な予感が的中した瞬間でした...

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私は、
 
「手術前にわかってよかったです。全部取って下さい。」

と即答。冷静な私に夫の方が動揺してました。

私は、父を肝臓がんで亡くしました。
父は発見が遅く、気がついた時には、手術できないほど進行していました。
だからか、『手術できるなら、全部取れるなら、それにこしたことはない。』という思いがあります。

~新たな再建方法の説明~

手術内容が変わるため、新たに同意書にサインしました。
そして、若い先生から乳輪乳頭の再建の話がありました。

乳頭再建は、
①健側の乳頭を半分移植する
②皮弁を立ち上げて、乳頭の突出を作る

乳輪再建は、
①タトゥー(刺青)
②色素沈着しているところ(健側の乳輪か鼠径部)からの皮膚移植
③シリコンで出来た乳輪乳頭のシール
(遠目で見ると本物そっくりで温泉など必要な時に貼ればいいとのこと。価格は実費で1枚4~5万円ほど。)

色んな再建方法があり、その再建方法も適する人、適さない人がいるとのこと。
シール以外はどれも、痛そう。

先生はシールの見本も見せてくれました。
色も選べるって言うけど…
温泉やスパに行く時だけ貼ったらいいと言うけど...

大浴場のジェットバスで取れて乳首だけ流されていって、慌てて泳いで取りにいく自分を想像してしまい、すぐに返事は出来ませんでした。

乳輪乳頭の再建は、ティッシュエキスパンダーで大胸筋を盛り上げて、半年後、ティッシュエキスパンダーとシリコンを入れ替える手術をして、シリコンが落ち着いてからなので、まだ先の話ということになり、じっくり考えることにしました。

「明日は、全てのがん細胞を取るから任してください!今日はゆっくり寝てください」
と主治医の先生の言葉は緊張する私を安心させてくれました。

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