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(術後の症状)胃をとったらどうなっちゃうの?

こんにちは!むーちゃん先生です!
毎日暑くてエアコンと離れられませんね。

今回は胃を手術した後の症状についてお話していきます。


そもそも胃ってなにをしてるの?

胃は食べ物を一時的に貯めて、消化吸収しやすい形にしてくれたりアルコールの吸収や一部ビタミンの吸収も手伝ってくれている臓器です。

胃がなくても生きていけるの?

胃がなくても生きていけます。

例えば胃全摘の場合、食道が胃の代わりになってくれるなど体が適応していくので大丈夫です。
ただ術後しばらくさまざまな症状が出やすくなったり、今後欠乏しやすい栄養素もあるので以下で術式別にざっくり説明していきます。


① 胃全摘術

胃を全て摘出する方法です。

胃が全てなくなってしまうので、 食事量が以前より減ってしまう (体重減少)、 ダンピング症状が起こりやすくなります。
ビタミンB12や、 鉄、カルシウム、ビタミンDの吸収もしにくくなります。
術後は定期的にビタミンB12の注射が必要になります。

②幽門側胃切除

胃の出口から2/3を切除する方法です。

胃の出口には幽門と言われる逆流を防ぐ筋肉の弁があります。 それがなくなることで、食べ物がそのまま十二指腸に流れダンピング症状が起きたり、 胃が小さくなることで食事量が減り体重減少も起こりやすくなります。
ビタミンB12や、 鉄、カルシウム、ビタミンDの吸収もしにくくな ります。

③幽門保存胃切除

胃の入り口と出口は温存した術式です。

ダンピング症状が起こりにくいですが、 胃の中の食べ物が流れ にくく胃もたれがしたり逆流症状が出ることがあります。
ビタミンB12や、 鉄、カルシウム、ビタミンDの吸収もしにくくな ります。

③噴門側胃切除

胃の入口の部分を1/3~1/2を切除する方法です。

胃の入口を噴門といいますが、 ここには胃に入った食べ物が逆 流しないよう筋肉の弁がついています。 噴門も一緒に切除するので、食べた後に胸焼けや胃に入った食 べ物が逆流しやすくなります。

ビタミンB12や、 鉄、カルシウム、ビタミンDの吸収もしにくくな ります。

以上胃を手術した後の症状についてでした。

お読み頂きありがとうございました!
少しでもご参考になれば幸いです😊

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読んで頂きありがとうございます!少しでも皆さんのお役に立てると幸いです!