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テレワークに続いて行なうべき経営戦略とは~可視化の重要性~

1. データの可視化とは

突然ですが、下記データはある大人気カフェのA店・B店それぞれの売上報告です。
経営層が一言「来月のアルバイト募集で人が欲しい時間帯を知りたいから売上データを送って」と伝達した結果、上がってきた報告となります。
どちらの内容が頭に入ってくるでしょうか?

A店

B店

B店 2月14日 売上報告
焼き菓子/ケーキ/ドリンク
9~10時  5 / 2 / 11
10~11時  13 / 3 / 8
11~12時 21 / 6 /20
12~13時 19 / 12 / 24
13~14時 10 / 9 / 26
14~15時 20 / 16 / 26
15~16時 21 / 19 / 20
16~17時 14 / 11 / 21
17~18時 8 / 11 / 17
18~19時 6 / 6 / 16
19~20時 7 / 5 / 14

1日の売上報告を、A店は折れ線グラフ、B店は文字と数値で送ってきました。
同じデータでも、文字や数値だけで表しているB店より、グラフ等を活用したA店の方がデータから読み取れる情報や伝えたいことが一目でわかりますよね。
相手に何か伝える際には、グラフや図などを使用してデータを”目に見える形”、つまり可視化することが効果的です。

IT技術の発展によって様々な分野でデータ活用の重要度が増しており、経営判断マーケティングにデータを活かす企業が増えています。
例えば、飲食店であれば、顧客満足度アンケートから得られる指標を、他の条件(店舗や季節、客層など)と組み合わせて分析を行うことで、改善点が明確になり、顧客満足度のアップだけでなく売上アップにもつなげることができます。

データによって、より適した可視化の仕方がありますので、グラフや図、表などそれぞれのデータに適した形で加工し、可視化することで、単なるデータだけにとどまらず分析に役立ったり、経営層の意思決定プレゼンテーション資料としてもその効果を発揮するでしょう。

2. 可視化することで有効なポイント

前章では可視化の重要性についてご紹介させていただきましたが、「いざ、可視化してみよう!」と思ったものの、どのデータをどんな風に活用していけば良いのか、戸惑ってしまいますよね。
データの可視化を行う上で、誰もが直感的に理解できる分析結果を得るためにも、有効なポイントを抑えておきましょう。

対象者と目的を明確にする

データを可視化する際には「見る相手」に「目的」をしっかり伝えなければなりません。
そのため「誰に向けて作成するものなのか」、「対象者の知りたい情報は何か」の 2 点を明確にすることで、詳細且つ正確な分析結果を提示することができます。
例えば、ある店の店長に店舗の改善指導を行う際には、その店の売上の推移や他の店舗と比較したデータなどを提示することで、課題が明確になり、改善した結果どのようになってほしいかというところまでデータをもとに伝えることができます。

データの意味を正確に理解する

可視化したいデータを理解していないと適切にデータを活用することはできません。
根本的な考え方が間違えていると、可視化したデータ自体にミスリードが生じてしまう可能性があるので注意が必要です。
特にビックデータを取り扱う場合、膨大なデータ量から必要な情報だけを抽出し、過不足がないか確認してから進めていきましょう。

データの可視化から得た情報より仮説を設ける

データから読み取った情報をそのまま提示するだけでは、情報として不十分な場合もあります。
データの羅列だけでは印象にも残りにくいものです。
そこで、データから仮説を立ててみたり、ストーリーを組み立ててみることで、データにはどのような背景があって、どのような活用法があるのかなど、相手にとっても想像しやすくすることができます。
またデータとともに、仮説やストーリーを相手に伝えることでデータに説得力が増し、効果的にメッセージを届けることができるのです。

3. 実際にデータの可視化をしてみよう

ここまでデータを活用するために行う「可視化」の重要性や、ポイントをご紹介させていただきました。
第3章ではデータの収集から可視化まで一通り行うことができる『Canbus.』をもとに、データ活用の流れをみていきましょう!

★ データの収集・蓄積

データ活用の第一歩、データの収集を行うために必要となるものが、収集したデータを蓄積するための箱です。
Canbus.では「アプリ」が、このデータの箱の役割を担います。
データの箱となるアプリは、簡単に作ることができます!

ドラック&ドロップの直感的で簡単なUI上の操作で、データを入力するフォーマットを作成します。

あとは、データをフォーマットに入力し、アプリ内にレコードを作成していきます。
例えば、社員満足度アンケートアプリがあったとして、社員ひとり一人がアンケートに回答し、レコードを追加していけば、その分データが溜まっていくイメージです。

★ データの可視化・分析

データ収集を終えたら、そのデータを分析します。
Canbus.では、このようにデータを可視化することができます。

「グラフを作成する…」と聞くと、なんだか難しく感じてしまうかもしれませんが、Canbus.なら、以下の3ステップで思い通りにグラフを作成できますよ!

① 可視化するデータを選ぶ
アプリの中にレコードが溜まっていれば、どんなアプリでも可視化の対象となります!

② お好みのグラフを選ぶ
グラフは20種類以上!データにピッタリのグラフを選択できます。

③ グラフに合わせてデータを配置する
必要な場所に必要なカラムを配置するだけ!少しのデータからでも色々なグラフが作れます。

可視化したデータを集めて、ダッシュボードを作成すると、さらにデータ活用の幅が広がります。
こんな風にデータを比較しながらお話できれば、商談や社内ミーティングの場での説得力も高まりますよね。

4. 最後に

データの可視化を行うことで、情報として伝わりやすく優良なものになります。
また、プレゼンテーション資料の作成や日々のデータ分析など、業務を行う上でも役立つのではないでしょうか。

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