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【本紹介】買うべき家の条件とは?

おはようございます。
カナリアコミュニケーションズです。

本日は平松建築 代表取締役社長、平松明展さんの著書、『お金が貯まる家3.0』をご紹介いたします。

1.感想

「家を買うって難しい!!」

本書を読む前から、家を買うという人生最大の買い物に対して抵抗を感じていました。

が、本書を読んでさらに家を買う際にはいろんな事を考えないといけないんだなと。

そう簡単に安いからとか、広いからとかといった理由で家を購入すると後々損することになるんだなという事を認識させられました。

今までの家の購入に対する考え方って、家の購入に4000万かかって、それを35年ローンで、月々十何万ずつ支払っていく。

というような、家購入のお金をどう返済していくかしか考えていませんでした。

しかし、家そのものを持つことによって財産となるもの、価値を生むような仕組みを作れるということがわかりました。

本書で特に印象的だったのは、家や車にソーラーパネルをつけることによって電気を生み出すという考え方です。

太陽光発電システムを設置し、日々発電された電気を得ることによって太陽光発電による収入を得られるというのです。本書の例では月々1万7千円の収入を得られる計算となっていました。

それ例外にも、低品質な安い家を購入するより、高品質の高い家を購入する方が、結果的に長い目で見た支出は減ることがあるということが理解できるような考え方がさまざまな目線で紹介されていました。

2.おすすめポイント

低品質な安い家を購入するより、高品質の高い家を購入する方が、メンテナンス費や自然災害時の被害が小さくなり、結果的な支出は少なくなる。

この考え方を持つことはできました。

だからといって、なんでもかんでも高い設備を揃えた家を購入することは現実的に難しいかと思います。

最高設備の1億円の家を買えば良いのか!とはなりませんしね。笑

じゃあどんな条件が最低限必要なの?結局どこまで考えて家づくり、返済プランを考えていけば良いの?

この疑問に対して本書は答えてくれています。

第6章で理想の家づくり13ステップを紹介してくれます。

1.本社がモデルハウスのワケ
2.いい会社はいい返済プランを立てる
3.住宅ローンの事前審査はビルダーに頼む
4.資金計画を立てる
5.譲れない部分を明確にする

このように、家の購入の流れにそって、どのような手順をこなしていくのが理想なのか、考えなければならないといけないのはなんなのか。

ある意味手順書のようになっているので、とても参考になりました。

3.概要

目次
第1章 9割の人は「お金が貯まらない家」に住んでいる
第2章 「お金が貯まる家3.0」とは?
第3章 健康も手に入る「住む得ハウス」
第4章 8割の日本人は「ヤバい木造住宅」に住んでいる
第5章 よい建築会社を見抜く11の質問
第6章 幸せを生むワンストップの家づくり
第7章 幸せは家で決まる
第8章 いい家づくりが地域を、日本を豊かにしていく

本書では、現代の日本の住宅の問題点に触れながら、理想的な家とはどのような家なのかを紹介してくれています。

その後、理想的な家に住むための手順として、第5章で良い建築会社を見抜く方法や、第6章で実際に良い家を購入するまでの具体的な手順を解説してくれます。

最後に、第7章で良い家を購入した実例を10例紹介し、第8章では著者の生い立ちが紹介されます。

個人的には、第7章の具体的な家の事例も面白かったです。家族によってこだわりポイントがかなり違うため、建てられた家も全く違うものになります。

自分もこだわりたいポイントがあると、実際のどのような作りにしてこだわりを満たしているのかがわかるので、将来自分が家を建てるときの参考にもなりますね。

多くの方が人生で1度きりの、最大の買い物として購入する「家」について、さまざまな視点で注意点を解説してくれているので、とても参考になる1冊です。

今すぐ出なくても、将来的に家を購入したいと考えている方はぜひご一読いただければと思います!

それでは。



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