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【本紹介】郷土活性化への挑戦

おはようございます。
カナリアコミュニケーションズです。

本日は、ワールド・ワン「+郷土」推進委員会編著、『ワールド・ワンの情熱』をご紹介します。

1.感想

本書ではワールド・ワンの郷土活性型ビジネスについて紹介されています。

そのビジネスというのは地方の郷土料理を提供する飲食ビジネスです。

実は中の人は関西在住でして、三宮にある「青森ねぶたワールド」や「土佐清水ワールド」に何度か訪れたことがあります。

青森ねぶたワールドでは多様な種類のりんごの飲み物を提供しているのが印象的でした。

土佐清水ワールドはカツオのたたきなど、美味しい海鮮料理がとても印象的だった覚えがあります。

どちらも良い居酒屋で、困ったらそこに行けば良いと思えるようなところでした。

居酒屋での食事をきっかけに、郷土料理を食べに地方まで行ってみたくなった初めての経験でしたが、その居酒屋について語られている本を読むことになるとは。笑

本書では、関西や関東の都市圏で地方料理を鮮度高く提供するにあたり、その裏側の苦悩と情熱が語られており、個人的にはとても応援したくなってしまいました!!

ワールド・ワンが提供する飲食店は料理が美味しいのはもちろんのこと、店の雰囲気が明るく、とても居心地が良いです。

本書でも、以下のように記載されていました。

ワールド・ワンが掲げるポリシーというのは、ここまで繰り返し取り上げてきた「郷土活性化への貢献」である。
生産地と生産者にもっと元気になってもらう。店はそのために存在しており、あらゆる手立てをこうじて、この実現を目指そうとしている。
コンセプトについては、来店されたお客様と元気を共有できる店にするということ。なぜなら、元気は明るさに通じるからで、元気あふれる明るい店づくりが、お客さまの満足度の高さにつながっていくと考えているからだ。

まさにこの通りです。

元気をもらうことができ、満足度がとても高いです。

コロナ禍という厳しい情勢ですが、ワールド・ワンにはなんとか踏みとどまっていただき、コロナが収まった暁には、ぜひみなさんにも一度訪れていただきた句思います。

2.おすすめポイント

本書のおすすめポイントは、時系列に沿って、飲食店ビジネスを通じて郷土活性化をするというビジネスモデルについて、さまざまな観点からその苦労と努力が余すことなく語られている点です。

全体を通して熱い思いを感じることができ、ビジネスを実現するために乗り越えてきたさまざまなハードルと、それを超えるために実際に行ったことがテーマごとに紹介されます。

コンセプトが定まっているので、1冊を通じて内容に統一感がある。

そして内容がスッと入ってきます。

その中で、1つのビジネスを実現するためにここまで苦労するのかと。それと同時にこだわりを貫くことによってここまで明確な付加価値を生み出すことができるのかと。

圧倒されました。

とにかくワールド・ワンという会社の郷土活性化というコンセプトへの情熱とこだわりを感じ続けられる1冊でした。

3.概要

目次
第1章 道のないところへ自力で道を切り開く
第2章 郷土を活性化するためのビジネスモデル

本書では、全体を通じてワールド・ワンが郷土活性をするためにどのようにビジネスモデルと作って、そのビジネスを発展させていったかが時系列に沿って紹介されています。

2002年に沖縄料理をテーマに郷土料理屋ビジネスを開始したワールド・ワンは、2015年に土佐清水ワールド、2017年に青森ねぶたワールドをオープンさせ、それぞれの郷土をテーマとした飲食店ビジネスを発展させていきました。

その道のりはとても険しく、現地の新鮮な郷土料理をどうやって飲食店を開く都市に流通させるかはとても大きな課題だったそうです。

それを乗り越えて成功させた背景には本の題名通り、ワールド・ワンの情熱がありました。

郷土を活性させるという夢を実現するために、熱い思いを持ち続けてひたすらにアクションを起こす。

全体を通して情熱を感じることができ、モチベーションをあげることができる一冊です。

ぜひご一読ください。

それでは。


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