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超える呼吸20km(心拍数) わかるnote ランニング編③ 

10㎞の壁を越えられない

学生時代は、中学、高校、大学と10年間バスケットボール一筋。
練習後に1.5㎞の全力疾走を毎日走る走る、走らされる…。
長距離走を走ることは全力をどこまで我慢できるかだと思っていた。
なので、3㎞、5㎞、7㎞、10㎞と徐々に走れる距離が伸びていくものの、どうしてもその先が続かない。状況を羅列してみた。

止まってしまう理由

  1.  トイレに行きたい

  2. 「ここまで走ったからもういいや」と思う

  3.  寒い、熱い

  4.  ウエアの具合が悪い(靴、バッグ含む)

  5.  鼻水が出て、気持ち悪い

  6.  息が続かない。「もうダメ」と思って嫌になる

羅列して気づいたことは、ほとんどが体力の問題ではないことに気が付く。
そう、走り終わっても歩くことはできたし、しばらくすると通常時に戻った感じがする。これは「脳」が止めさせたい指令を出しているのではないかと仮定し、一つずつ解決していくことにした。

解決方法の模索

1.は事前に済ませておくことで対応。

意識分散

2.は思わないようにする方法が思いつかなかったので、「なにか」を考えてみるようにした。ラジオを聞いたり、距離をカウントしたり、ランニングフォームを常に確かめたり。無意識を止めて、他のことを考えることで気がまぎれると距離が伸びた。そう、何処かへ意識分散した。

ネガティブの解消

3.4.はウエアの選択で解決。

超える呼吸

5.は、どのタイミングで出るか実験し、走り始めて6‐7kmで感じることに気が付いた。鼻をかんだり、吸ってみたりするが改善されないので、根本を考えた。他方、口で呼吸していることに気が付く。
結果、最初から鼻の乾燥を保てば、出てきてもあまり感じないのではという発想に至り、鼻中心に呼吸してみることにした。
出す(吐く)ときは、出し切れない感じがぬぐえないので諦め、吸うことだけに特化した。
鼻で吸うときは、空気量が少し物足りない感じがした。
1回で大きく吸うのは胸が疲れる感じがしたので、短く強く2回吸うと感じが良かった。
2.で上げた意識分散を鼻呼吸のリズム取りに充てることにしてみた。
足は、右、左、右、左。
呼吸は、(鼻で)吸って、吸って、(口で)吐いて、吐いて。
悪くないし、気も紛れる。大きく吸いたいときだけ、2拍子に変更。
リズム感は非常に良かった。
6.はいろいろ悩む…。
過去に長く歩く実験をしたことがある。

時速5‐6kmは結構歩き続けられた。10時間くらい。
最後までたどり着いたが、足は痛くなってしまっていた。
故障個所が出るまで、「やり続けられた」と仮定するなら、体的に「無理なく続けられた」ということ。

無理なく走り続ける

歩く→走るに変えた時、どうすれば無理なく走り続けられるかを再考察した。
ランナーの多くが腕時計をしていることに気がついた。
どうやら脈拍を測っているらしい。心拍数を見ているようだ。
私も腕時計を買って心拍数を取ってみることにした。
調べた結果、私の場合、心拍数は160が最高でそれより上にはいかなかった。
その数値に達すると息が辛くなって走ることを止めていた。
では、どの程度なら辛くならないのか、検証してみることにした。
120では、走っている感覚はほとんどない。
140では、よいスピードで進んでいるものの、あまり長くは続かない。
で、導き出された数値は132だった。
この数値を維持すると私は一番長く進むことができた。
とはいえ、走るという感じではなく、できるかぎり早く歩くといった感じだ。

我慢する対象の変化

止めたくなった時に計測を見直すと、心拍数とスピードの上昇が見られた。
この時間帯を自己分析すると、

  • いい感じだな。もう少しイケそう

  • この先長いなぁ、早く終わらせたい

といった邪念、雑念があったと記憶する。
体力的につらい苦痛に対する我慢から変わらないことを維持し続ける我慢に代わっていることに気が付いた。
これは、体力ではなく、完全なメンタルだけの問題であるため、ランニングはある種の精神修行でもあると思う。

まとめ

結果を分析し、視点を変えると解決策が見える。


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